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株式会社IT経営ワークス代表 本間卓哉氏

 

今回は株式会社IT経営ワークス代表、本間卓哉氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

会社名称 株式会社IT経営ワークス
代表者 本間卓哉
設立 2010年12月
主な事業 DX推進支援(IT活用支援)事業

IT顧問サービス

プロジェクト型支援サービス

ITツール導入・活用支援サービス

ホームページ制作・保守・運用サービス

デジタルマーケティング支援サービス

IT専門家ネットワーク事業

社員数 10名(アルバイト・委託含む)
会社所在地 東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山942
会社HP https://www.itkomon.com/

 

 

 

現在の事業内容について教えてください

中小企業に ITツールの選定から導入・サポート・ウェブマーケティング支援までを担う、ITの総合専門機関として、DX化をサポートしています。

私はDXというキーワードが広がる13年前から、将来はクラウドを活用した企業経営が普及すると考えていました。創業から時代が移りクラウド化が進みましたが、未だにどのようにすれば効率よく業務がこなせるのか、何のクラウドを使うべきか分からないというお声を多く頂戴します。弊社はそのような企業様を支援するために設立しました。

また、社内のDX化を進める中で製品サービスを売るだけでは単なる販売店になってしまうので、利用方法も含めてサポートするIT顧問サービスを提供しています。

 

学生時代に熱中していたことはありますか?

高校生~大学生の計7年間マクドナルドで働いていたことですね。できるだけ朝の時間帯で働きたかったので、働いてから学校に行っていました。

マクドナルドで勤務する魅力は、しっかりとマニュアル化されていることです。「アルバイトなのにここまで任せてもらえるんだ!」と思えるほど業務の範囲が広く、時給は安かったですが、頑張ったら評価されたり、やりがいを持っている働けたりする仕組みづくりが素晴らしかったです。また1つの業務ができるようになると名札にシールをもらえたりと、自分の成長を可視化できるのは良かったですね。バイトメンバー同士は仲が良くて、当時の交友関係は今でも続いています!

 

大学を卒業された後はどのようなキャリアを歩まれましたか?

大学時代は工学部に在籍していたのでプログラマーなどの開発者の進路を考えてましたが、アルバイトを通してサービスを提供している方が楽しくて自分には合っていると感じ、お客様に接することができる仕事を探し始めました。

新卒は営業の会社に入社してカスタマーサポートを経験しました。営業は「ネットショップをつくり、商品をネットで販売すれば沢山売れますよ」とお客様に夢を持たせて販売する仕事ですが、実際はなかなかネットショップを作っただけでは商品が売れないので、クレームが出てきます。私はクレームを頂戴した企業様に対し、どのようなことを行えば売れるようになるか、サポートができるかを考えて実行していました。入社当時は社員が300人規模の会社でしたが、2004年ぐらいから1500人に増えてきましたね。4年ほど勤務してそろそろ次のステップにチャレンジしたいと思い縁あってChatwork(旧:EC studio)に転職しました。

 

社会人時代で経験された中で、今も役に立っている仕事はありますか?

新卒からホームページやネットショップのソリューションを提供していたので、ITの「仕組み」を理解することができました。ショッピングカートや在庫管理、顧客管理、Webプロモーション、マーケティングなどを幅広く学ぶことができたのは有難かったです。その頃はちょうどインターネットの過渡期で、GoogleとYahoo!以外にも検索エンジンがあったり、便利な機能がどんどんリリースされたりする時代でした。しかしお客様を見ていると使いこなせていない方が大半で、次第にテクノロジーを利用できている企業とのギャップを埋めていきたいと考えるようになりました。

 

起業したいと思ったタイミングはありましたか?

学生の頃から、いつか起業したいと思っていましたが、何をしたいかが決まっていませんでした。ですが事業内容についてはずっと考えており、Google Workspaceなどのクラウドサービスの導入や利活用支援、DX推進のニーズを知り、「これだ!」と思い起業しました。

 

起業されてから一番つらかった出来事はありますか?

当社の事業内容である「顧問契約をする価値観」についてお客様に理解されにくかったですね。中小企業にとってIT顧問契約を提案しても分かっていただけないこともありました。起業当時はIT顧問と謳っている事業者が日本で誰もおらず、第一人者だったからこその苦労はありましたね。また、創業当時はお客様にとってDXやITの活用は注力する問題ではなく、費用をかけてまで進めていく課題ではないという認識だったことも大変だったことの1つです。

 

どうやって乗り越えたのでしょうか?

ITには投資したくないという会社には、今までの実績を話しました。当社の強みのウェブマーケティングで、まず新しいお客様をホームページから引っ張って売り上げをつくり、その売り上げでIT投資をして業務効率化・生産性を上げていきましょう、と提案しました。最初から「ITツール入れましょう」と言ってもお客様は納得できないので、当社の取り組みやIT顧問の存在がどうして必要なのかを伝えていきました。

 

最近はIT業界の人材不足が問題となっていますが、どのように人材を見つけられているのでしょうか?

2015年にIT顧問化協会(eCIO®)を発足し、主に専門家向けに「業務DX推進士」という認定制度を開始しました。ITを駆使して企業の支援をするコミュニティを作りたいという想いで立ち上げた協会です。今後も中小企業の支援だけでなく、IT業界で働く人たちの支援もしっかり行いたいと考えています。

https://ecio.jp/

 

今後の展望を教えてください

顧問業務は限られているので、同じ志を持っているようなメンバーを増やし、企業全体を底上げしていきたいです。そして、時代の流れでトレンドも変わっていくので、当社も進化していきたいですね。最近ではAIが主流になりChatGPTが登場し、AI活用の課題が出てきました。ずっとトレンドを追い続けられる企業でありたいと考えています。

 

他の経営者におすすめの書籍はありますか?

私の著書2冊『売上が上がるフロントオフィスの設計図――営業DX・CRM/SFA・MA活用・マーケティング戦略を一気に実現させる方法 』・『売上が上がるバックオフィス最適化マップ ――テレワーク・コスト減・利益増・DXを一気に実現する経営戦略』がおすすめです。バックオフィスの仕事では様々な業務システムのクラウドツールが販売されていますが、勤怠管理や経費精算、会計ソフトなど各部門で導入すると部分最適化となってしまい、非効率となってしまう場合もあります。

そのため、社内でいかにデータが繋がり合えるかが重要になります。またITを導入する前に全体像を描くためのアプローチや、クラウドでのおすすめ製品も紹介していますので、ぜひフロントオフィス、バックオフィス両方お読みいただけると嬉しいです。

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!