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株式会社スコッチ代表 築地宏樹氏

 

今回は株式会社スコッチ代表、築地宏樹氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

 

会社名称 株式会社スコッチ
代表者 築地宏樹
設立 平成30年4月18日
主な事業 ファイナンシャルプランナー業、経営コンサルティング、生命保険代理店業、損害保険代理店業、人材紹介事業
社員数 11名(取材時)
会社所在地 大阪府大阪市淀川区西中島3丁目9番13号

NLC新大阪8号館1001号室

会社HP https://skotti.jp/

 

 

 

事業内容についてご紹介お願いします

弊社の事業内容はファイナンシャルプランナー事業と有料職業紹介事業の2つです。

主な柱がファイナンシャルプランナー事業では、主に生命保険・損害保険の見直しや住宅購入を中心とした家計コンサルティングを行っております。

有料職業紹介事業はindeedなどの求人募集で求職者を集客して提携している企業に面接の斡旋をしています。求職者にはキャリアプランシートやエントリーシートの添削のサポートを行っています。

 

学生時代で一番打ち込んだことはありますか?

高校時代、部活でバスケットボールをしていました。

しかし、進学校に通っていたので平日の5時から6時50分までしか部活ができませんでした。それでも高校1年生から高校3年生までに絶対にインターハイに出場するという目標を立てて監督の指示のもと頑張っていました。結果、最後の大会で優勝することが出来ました。

時間をかけて頑張って目標達成したこの経験が、私の人生にとって大きく影響しています。

この時、3年頑張れば人生が変わるんだと身をもって知ることが出来ました。

 

そこから大学時代はどのようにお過ごしでしたか?

佐賀大学に入学したのですが、高校時代が充実しすぎていたこともあり、「大学生活ってこんなもんなんだな」と思っていました。それでひたすらダイニングレストランでバイトを始めたんですが、バイトが部活のように楽しくて多くの時間を費やしていました。

私は小学校から大学までずっと佐賀で過ごしていましたが、長期休暇で県外から友人が帰ってくると「関西っていいよ」「東京はすごいぜ」など県外での生活のことを語るようになっていました。

当時、私は将来は社会科の先生になりたいと思っていたのですが、「先生になるんだったら世界遺産を見てきた先生になりたい」と考えていました。

そして、外の世界を見てきた友人をびっくりさせようと思って一念発起し、お金を貯めて1年間ドイツに滞在しました。

 

ドイツではどのように過ごされていたのでしょうか?

最初はドイツに拠点を持って各地を巡ろうとしていたので、語学は意識していませんでしたが住んでいるうちに現地の方とドイツ語でコミュニケーションを取れるようになってました。滞在前までドイツ人の印象は勤勉なイメージがあったのですが、僕の周りのドイツ人は意外とそうではありませんでしたね。

ヨーロッパの中では働いてるけど日本人よりは働いてはいませんでした。ドイツ人は休暇で数ヶ月休みを取れるスタイルで働くことが出来ます。その時、「私はこれから先生になったら、時間に制限されてドイツに気軽にくることが出来ないんだな」と残念に思いました。もっと時間をコントロールできる仕事に就きたいと願うようになり、そこから時間をコントロールできる「独立」という働き方を意識し始めました。

 

ドイツがきっかけでファイナンシャルプランナーを目指し始めたのでしょうか?

最初からファイナンシャルプランナーを目指していたわけではなく、先生の免許を持って独立するとなったら何ができるか考え、家庭教師になろうと思いつきました。卒業前の3月31日に拠点を佐賀から京都に移し、家庭教師募集のビラを撒いて集客していました。3000枚ほど広告を作って、自転車で各ご家庭に配布しましたが全くうまくいきませんでした。

うまくいかない反省を踏まえ、「好きなことをやっていても仕事にならないので、求められていることを仕事にしたらうまくいくんではないか?」と考え始めました。

そこで友人に何か困っていることはないかヒアリングしていくとお金について困っている人が多くいたので、そこからファイナンシャルプランナーを目指すようになりました。

 

ファイナンシャルプランナーで起業しようと思われたんでしょうか?

最初はファイナンシャルプランナーとして家計相談をしていました。お金にはなりませんでしたが多くの人と会って頑張っていく過程の中で、人にGIVE(ギブ)することが大切だと身に染みて感じるようになりました。最初は携帯電話の見直しから始まり、専門家に紹介したり、保険を売り始めたりしてファイナンシャルプランナーとして少しずつですが食べていけるようになりました。自分1人でやっていこうと思っていましたが、だんだんとお客様が増えていき対応することが難しくなってきました。

そこで、自分と同じ考えを持ったファイナンシャルプランナーを増やしていかなければお客様を守ることが出来ないと思い、会社を設立することになりました。

 

経営者になってから一番苦労したことはありますか?

会社を設立してから数人雇用をしましたが、個人事業の集まりのような体制で経営をしていました。しばらくはそれで売上的にはうまくいっていたのですが、何か心のどこかで体制に対して「このままでいいのか」という気持ちがありました。

実際に育成をして人を育てていったとしても、組織としてのまとまりがないため、すぐに退職してしまい、人材の入れ替わりがよく起きていました。

そんな中、ある2名の求職者に内定を出しました。

1人は新卒でもう1人は地方の銀行を退職して入社予定の方で、その2人は人生を変えるために私の会社に入ることを決断していました。

2人の入社への覚悟を考えた時に「個人自業主の集まりではなくきちんと会社にしなければならない」と心から思い、会社の根本からテコ入れをしました。

自分以外の人の人生が変わると感じた時に、背筋が伸び経営者としての覚悟が生まれましたね。

個人事業は自分のタイミングである程度好きなことができましたが、経営者意識が生まれると社員みんなにご飯をちゃんと食べさせなければいけないと考えるようになりました。

個人事業から経営者に転職したような感覚でした。

 

直近の目標などはありますか?

2025年までには、売上規模が10億で社員数を40名を目指しています。方向性としては母親業をしている女性にも徹底的に優しい会社を作りたいと思っています。私には今11ヶ月になる息子がいて、妻が母親になっていく様を横でずっと見ていました。ある程度お金がかかることを事前に把握していても、お金の不安が大きくなって怖くなっていきます。まだ構想段階ですが、今後はそういった女性のお金やキャリア、子育ての不安を無くせる会社というコンセプトを考えています。これからは子育てしながら働きたい女性を積極採用していきたいです!

 

女性の雇用を増やしたいのは、なぜでしょうか?

私は女性のキャリアをすごく大切に考えています。女性が輝いていれば、その場はもっと輝くと思っています。お母さんが楽しく明るくいる家庭は円満だと思いますし、会社や社会も然りです。女性は優秀な方が多く時間に融通が利きやすいので、スコッチの思い描くファイナンシャルプランナーにすごく向いていると考えてます。

核家族世帯が多いと孤独なママさんも多くいらっしゃいます。世の中に働くママの雇用を増やすことで孤独でなくなる方もいらっしゃいますし、今後子育てをしたいと考えている方の希望にもなるので、全力でサポートしていきたいです。

 

スタッフの方にはどのような姿勢でお客様にお会いすることを指導されているのでしょうか?

スタッフには、出会ったお客様にホスピタリティやクオリティを大切にしてほしいと伝えています。そしてお客様よりお客さま自身のことを理解してほしいですね。歯医者であれば虫歯になってから治療するのではなく、歯磨きの仕方や歯について教えることでお客様が痛みを感じないようになります。ファイナンシャルプランナーとしてお客様に生きていくために必要な情報を伝えてほしいですね。

 

今後の展望を教えてください

2027年には社員を100人にして5人の経営者がいる状態にしたいです。5人の経営者がいれば意思決定が早くなります。支出の中で大きな割合を占める不動産、保険関係、車関係の資産価値下げないような購入の方法や、副業・起業支援、投資の運用支援をスピード感を持ってやっていきたいです。

そのためには、経営者が育つ土台を今から作っていかなくてはならないため、日々どうすればいいか模索していますが、すごく充実しています。自分のイメージを形にできる唯一の職業が経営者だと思うので、もっと経営者になりたい人材を育てる場を作っていけたらと思っています。

 

経営者におすすめの本を教えてください

宮本祖豊さん著書の『覚悟の力』です。お坊さんのお話で命がけで平和を祈る方がこの世にいるんだとこの本を読んで知りました。煩悩を取り払って道を極める人の本当の覚悟・生き様をこの本から学んだ気がします。是非ご覧になっていただけたらと思います。

月刊誌『致知』2014年11月号にも登場した宮本祖豊氏の初の著作だ。インタビューでも語られた静の荒行と呼ばれる「十二年籠山行」の様子などもさらに細かく触れられている。しかし、本書の眼目は単に厳しい行の表面的なことを紹介するだけではない。「自分を知り、精神レベルをさらに高めたい」という思いで行に入った著者は、時には死も覚悟しながらの修行の間も、そこで見えてくるものはなんなのか、なんのために修行をするのか、そこに意識を向けることも忘れない。 修行を終えて至った現在の境地を、氏はさまざまな言葉で語る。「生きていくための原動力は『無常』にある」「自分の心を見るものは、宇宙すべてを見るものと同じ」そして「一隅を照らす」……それらは決して派手でも勇ましくもない。十二年間山に籠るという「覚悟」を決め、満行した人の言葉は静かで爽やかでさえあるが、万言を費やしても届かない説得力に満ちている。

【Amazon] URL】

https://www.amazon.co.jp/dp/4800910544

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!