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株式会社キュラーズ代表　スティーブ・スポーン氏

仕事の苦労

今回は株式会社キュラーズ代表、スティーブ・スポーン氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください！

 

 

 

会社名称 株式会社キュラーズ
代表者 スティーブ・スポーン
設立 2001年8月2日
主な事業 レンタル収納の所有と運営
社員数 219名（2023年1月現在）（取材時）
会社所在地 〒141-0032 東京都品川区大崎3-5-2
会社HP https://www.quraz.com/

 

 

事業内容を教えてください

2002年に創業し、セルフストレージの事業を行なっています。セルフストレージとは、トランクルームサービスとも言われています。セルフストレージの事業は大きなビルを1棟すべてトランクルームにするビジネスなので、日本で上手くいくか少し不安もある中でのスタートでした。「お客様のニーズに合わせた様々な機能を備えたトランクルーム」というコンセプトで、東京を中心に67店舗を展開し、国内最大のセルフストレージ事業会社となりました。来年の夏以降には2店舗をオープンする予定です。

 

学生時代に取り組んでいたことはありますか？

私は真面目な学生で、宿題をきちんと提出する学生時代でしたね。また、初めてのアルバイトは11歳の時で、アルバイトを通して勤勉に働くという仕事観を身につけることができました。

他にも、学生時代はモトクロスにも打ち込んでいて、準備の大切さと競争心を学びました。

 

いつから起業を考え始めたのでしょうか？

起業しようと考え始めたのは大学生の頃からです。当時、ボストンにある小さなビジネススクールに通っており、私を含めてこの大学に通う生徒は「いつか経営したい」と起業を志していました。大学では起業家精神について勉強し、将来起業していくイメージが出来ていきましたね。

 

大学卒業後はすぐに経営をされるのでしょうか？

大学時代の専攻が会計だったこともあり、卒業後は、会計事務所で監査の仕事をしていました。なぜなら、将来的に会計の知識というのは、経営をする上で非常に役に立つと思ったからです。

また、監査の仕事を通して様々な業界や規模の会社の会計に触れたことで、数字を切り口にビジネスを学ぶことができました。

 

その後、転職はされるのでしょうか？

会計事務所で5年働き、何か新しいことにチャレンジしたいと考え、投資会社に転職しました。転職先でも会計の知識を活かして働いていましたね。

その後は、投資会社の出資先である企業にCFOとして移籍しました。

CFOとして6年勤務したのち、協力会社の方の紹介で、キュラーズのコンサルティングに携わる事になりました。会計やマーケティングに関してアドバイスする立場として派遣され、その後自然な流れでキュラーズの社長に就任することになりました。

 

社長になる前に経験した仕事で、今でも役に立っていることはありますか？

過去の経験が全て積み重なり、今になっていると考えています。キュラーズは不動産ビジネスなので、他の業界と比べてファイナンスに関する知識や経験がより重要になる業種です。私の積み重ねた20年のキャリアの全てが役に立っていますね。

 

経営をする中で1番大変だったことを教えてください

最初の5年間は、CEOという役職が初めてだったこともあり、学ぶことが多く大変でした。また、これまでを振り返ってみると、メンバーや運営、物件の取得方法のやり方などが進化し、そして様々な変化がありました。

「変化する」ということはスタッフからしたら追加の仕事があったり、新しく覚えることがあったりとストレスも多くなります。変化はとても面白いものですが、摩擦も生んでしまいますね。

 

変化に対応するために行動したことを教えてください

可能な限りスタッフとコミュニケーションを取りました。「なぜこの仕事をするのか」「なぜ変えていくのか」をしっかりと説明しました。またビジネスの透明性を理解してもらうために、会社の財務状況や戦略をスタッフに共有していました。

 

貴社の仕事のやりがいやおもしろさを教えてください

セルフストレージの事業は、今後どのように結果を出していくかが比較的予測しやすいので、チームと一緒に予算やプランを立てることが面白いです。自分達が考えた戦略が展開され、成功していくのを実感できる所にやりがいを感じます。当社には20年以上勤務してくれているスタッフもいて、チームで企業の成長をみていけるのはとても良いことだと思っています。

 

今後の展望を教えてください

セルフストレージ事業は今後も成長していく事業です。ただ、この事業で1番難しいのが物件の確保です。お客様の需要がある物件を探していく必要がありますが、最近の不動産の競争はとても激しく、物件の確保が厳しい状況です。適切な価格で物件を獲得して良いサービスを今後も展開していきたいです。

 

経営をする上で一番大切にしている考えはありますか？

ビジネスはお客様、株主、スタッフなど重要な要素が沢山あります。その中できちんとバランスをとった決断を下すことを大切にしています。誰かが得をするのではなく、皆が良くなる方向へ進めていくようにしています。

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております！

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります！