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JOBs Japan株式会社代表 村元 康太郎氏

 

今回はJOBs Japan株式会社代表、村元 康太郎氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

 

会社名称 JOBs Japan株式会社
代表者 村元 康太郎
設立 2019年9月3日
主な事業 1. 外国人社員向け日本語教育「日本語オンラインスクール」の運営

2. 外国籍ITエンジニア特化の採用支援サービス「IT JOBs in Japan」の運営

社員数 35名
会社所在地 東京都新宿区新宿2-11-7 第33宮庭ビル5階  Room3
会社HP https://nihongo-jobs.com/

 

 

 

事業内容を教えてください

当社の事業内容は日本語教育とグローバル人材紹介です。具体的には、外国人向けに日本語教えるオンラインスクールと外国人ITエンジニアの採用・転職支援をしています。

ご興味のある方は下記リンクから詳細をご覧ください。

 

個人・法人向け日本語オンライン教育サービス「日本語オンラインスクール」

https://nihongo-jinzai.com/

 

外国籍ITエンジニア特化の採用支援サービス「IT JOBs in Japan」

https://it-jobs-in-japan.co.jp/

 

学生時代の思い出はありますか?

学生時代はよく海外に行っていましたね。フィリピン留学やアメリカ留学、東南アジアのバックパッカーを経験しました。そこから日本人の学生はもっと海外を見た方が面白いのではないかと、海外に興味を持つきっかけになるフリーペーパーを制作していました。外国の都市に関する情報や恋愛事情などを盛り込んだ内容で、私は静岡に住む学生でしたが、東京や名古屋方面でも要望があり、1万部を印刷して配布していました。

ですが、フリーペーパーを1万部発行するためには20万円ほどの印刷コストがかかるので、全国の留学エージェントや英会話教室にDMやテレアポをして、企業に広告の営業活動をしていました。しかし、利益がでないと教育関係者、パートナー、ライターなどに支払いができないし、活動が継続できない現実を知りました。やっぱりちゃんとビジネスを0から作れないといけないと思っていましたね。

 

どうして外国に興味を持たれたのでしょうか?

大学の授業で、ゼミ生として10日間オーストラリア(シドニー、キャンベル)に滞在し、アボリジニの方と話す機会がありました。対談ではアボリジニの民族が虐げられてきた歴史や政治について話してくれたのですが、当時の私は英語が全然分かりませんでした。このことがきっかけで英語を学ばないと世界の人と話せないし、英語が分かれば自分の知見も広がると思い、英語の勉強を始めました。価格も安かったので初めにフィリピンのセブ島に英語留学し、そこから海外への興味が広がっていきましたね。

 

大学卒業後はどちらに就職されるのでしょうか?

新卒ではIT通信のインフラ企業に入社しました。自分で事業を作れる環境があるベンチャー企業を探して内定をいただきました。新卒から入社したので、先輩からビジネスマンとしての基本や人間性などを教えていただきましたね。そして3年勤めたのち、独立しました。

 

退職後はどのように過ごしていたのでしょうか?

会社を辞めてとりあえずインドに向かいました。「インドに行けば何かひらめく」という迷信があり、インドに行ったら新しい出会いや刺激があるかな? と思っていました。迷信を真に受けて行ったら、本当に人生が変わる出会いがありました。

丁度インド人の女性が日本語教師を探しており、その女性からインドでは将来日本で働きたい人が多いという話を聞いて、日本語スクールを外国人に提供できたらとアイデアが浮かび、実現に向けて動き始めようと決意しました。

そして、日本に帰国したときに日本語オンラインスクール合同会社という会社を設立しました。教室型スクールでは多くの外国人に日本語を教えるのが難しいと思い、オンラインスクールを思いつきました。当時、主流であったテレビ電話のスカイプを活用し、外国人に日本語を教える体制を整えました。

 

起業されてから大変だったことを教えてください

人材育成には苦労しました。スタッフは採用すれば良いのではなく、きちんと教育しなければ会社で活躍することができません。日本人社員に加え、外国籍社員も在籍しているので、社員が活躍するかどうかで会社への成長に直結する部分があるので、マネジメントやモチベーション管理などの組織作り面では大変なことが多いですね。

また、スタッフが増えると固定費が増えるので売り上げを伸ばさなければなりません。資金や融資などの財務的な問題も今まではありましたね。

 

貴社では外国人の就職や転職支援をされていますが、外国人をマネジメントする工夫などはありますか?

やはり外国人のバックボーンや性格を知ることが大切ですね。東南アジアの方は日本人とすごい相性は良いですが、メンタル面の強さやお金への意欲は欧州やアメリカの方と比べて弱いと感じています。だからこそ業務を細かく分解しKPIを設定してスプレッドシートで行動管理をしました。反対に欧米出身の人は管理されるのを嫌がりますので、東南アジアの方とは逆に、提示したゴールに対しての達成方法についてはある程度任せる、というスタンスの方が、彼らのポテンシャルを活かし切れるかと思っています。人や国柄を見ることは大切ですね。

また当社では外国人も日本人も給与面で平等にする姿勢を伝えています。売り上げ目標や期待値目標を設定して、昇給やインセンティブを可視化しています。

その他にも四半期毎に、会社の財務状況(P/LやB/S)をスタッフに共有しています。何も包み隠さずに自分たちが頑張れば頑張るほど、スタッフにも利益が返ってきて、会社が大きくなるのを見てもらいたいと思っています。

 

今後の展望はありますか?

会社を作る目的のベンチマークの1つとして、上場企業になることを掲げております。

また現在は外国籍ITエンジニアの就職・転職支援を行なっていますが、製造業やハードウェアエンジニアの人材も不足しているので、他の業界でも人材の支援をしていきたいです。

IT能力のある外国人が日本で働くことにより日本の技術革新が進み、日本が豊かになっていきます。今後も引き続き外国人への語学・就職のサポートをしていきます。

 

他の経営者におすすめの本はありますか?

ダイアナ・キャンダーさん著書『STARTUP(スタートアップ):アイデアから利益を生みだす組織マネジメント』です。私は何十回も読み返しています。会社を作る時に意外と生産性を考えずに起業してしまう人が多いです。自分のイメージ通りのウェブサイトや商品を作っただけでは誰も商品を購入してくれません。まず売りたいと思っているコンテンツがいくらで売れるのか先に検証してから自社の商品を作り始めてほしいというプロセスが書かれています。ストーリーとして読むことができるのでとても読みやすいですし、起業したい人であれば参考になると思います。

【Amazon URL】

https://www.amazon.co.jp/dp/410507041X/

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!