今回は株式会社マザーグース代表、柴崎方恵氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社マザーグース |
代表者 | 柴崎方恵 |
設立 | 1994年 |
主な事業 | ベビーシッター請負業小規模保育園の運営
人材派遣・院内保育室 |
社員数 | 128名(取材時) |
会社所在地 | 〒253-0023 神奈川県茅ヶ崎市美住町2丁目10番 |
会社HP | https://mothergoose.jp/ |
株式会社マザーズの事業内容について説明をお願いいたします
当社ではベビーシッターの請負業、認可の小規模保育園の運営、病院内の保育園運営、企業内保育を行なっています。また他に人材派遣と人材紹介を運営しています。
学生時代に熱中していたことを教えてください
学生時代は体を動かすことが好きでテニスや水泳に打ち込んでいました。テニスは中学生で軟式テニスを始めて、高校生で硬式テニスに変更して大学時代も続けていました。水泳は小さい頃から好きで、友人と楽しんでいました。
最初に就職したときの経緯を教えてください
大学は法学部に進み、就職活動中は外資系の航空会社を受けて内定をいただきました。しかし卒業旅行で飛行機に乗って遊びに行ったときに航空性中耳炎にかかってしまいました。航空性中耳炎は飛行機に乗ると耳が詰まったように感じて耳鳴りがする病気です。航空会社には就職できないと判断し、友人がソニー株式会社の試験を受けると言っていたので、私も便乗して入社試験を受けました。友人はソニー株式会社に落ちてしまい東芝に勤めることになりましたが、私は内定を頂いたので入社を決めました。
ソニー株式会社入社後はどのようなお仕事だったのでしょうか?
情報機器事業部・半導体海外営業に配属され、営業に対してのサポートをしていました。また課長や部長の秘書のような仕事もしていました。7年勤務して結婚を機に退社しました。
起業される経緯を教えてください
元々の主人がソニーのソフトウェアの機器の商材を扱っていたので、その仕事で独立しました。テロップの文字を綺麗にするソフトウェアの機材で、ドイツの会社の日本の総代理店を請け負ったのが始まりですね。仕事をする中で、出産をして仕事をしながら子育てすることの難しさを感じていました。都内であればベビーシッターの会社は充実していますが、神奈川県茅ヶ崎にはベビーシッターのサービスがなかったので「ないのであれば私が作ろう」と思ったのがきっかけで今の会社を設立しました。
子育てしながらの起業はとても大変だと思いますが、どこからそのエネルギーが湧いてきたのでしょうか?
2人目の子供が1歳の時に会社を設立しましたのでバタバタでした。私は元々働くことや動くことが好きな性格だったので頑張れました。2人目が生まれた後1ヶ月間、仕事を休んで家にいましたが「育児だけでは気が狂いそう」と思ってすぐに復職しました。
起業して大変だったことはなんでしょうか?
最初の3年はそんなに儲かるわけではないので、赤字で綱渡り状態の経営が続きました。どうしようか考えるよりは、進むしかないので毎日一生懸命仕事をしていました。
少しずつ口コミで会社の評判が広がって言って病院の請負や役所からの依頼が増えていきました。また湘南に大磯プリンスホテルがあるのでパンフレットを置いてもらってサービスをすごくよく使っていただきました。そこからヒルトンホテル、ハイアットホテルを支配人に紹介していただき、サービスを導入してくださいました。
今後の展望を教えてください
最終的には老人ホームと保育園との融合をリゾートに作るのが最終的な目標です。
また2022年3月26日に女性起業家の団体を立ち上げました。「一般財団法人女性起業家倶楽部」という名前で、女性の起業した人が集まることで慈善事業をしたり、企業間でWin-Winになる活動ができればと考えています。慈善活動はシングルマザーの応援、障害者の雇用促進、恵まれない子供たちの食事の提供および学校の学費のサポートをしています。皆さん賛同してくれくださっているので、ご興味ある方がいらしたらぜひお声がけしていただきたいです。
経営者におすすめの本はありますか?
2022年4月に「出産・育児による離職ゼロを実現! 企業がつくる保育園」という本を出版しました。この本では企業主導型保育がどのようなものかを紹介し、実際に導入するときの流れも説明していき、導入により企業や女性社員にどんなメリットがあるかを解き明かしていきます。
女性の活躍が推進されている時代でありながら、多くの女性が出産や育児をきっかけに働くことを諦めている今の日本の状況です。その理由として保育園の問題があると思います。保育園が自宅や職場から遠いせいで、想定していた以上に労力がかかることもあり、働きながら育児をする母親の重い負担になり続けています。そんな状況は、社員にとっても、会社にとっても不幸なことです。その打開策の一つとなるのが企業主導型保育」です。職場内や職場の近くに保育園をつくり、職場の実情に合った形で運営することで、働く母親の負担を最小限にし、離職率を下げることができます。企業が保育園を作ることで女性がもっと雇用される社会になると思います。
働き方にフィットした保育園をともにつくり上げる 会社も社員も、子どもたちも、地域の人々までも幸せにする企業主導型保育とは 女性の活躍が推進されている時代でありながら、多くの女性が出産や育児をきっかけに働くことを諦めている今の日本。 その理由として、保育園を巡る問題が挙げられます。保育園が自宅や職場から遠いせいで、想定していた以上に労力がかかることもあり、働きながら育児をする母親の重い負担になり続けています。そんな状況は、社員にとっても、会社にとっても不幸なことです。その打開策の一つとなるのが、本書で紹介する「企業主導型保育」です。職場内や職場の近くに保育園をつくり、職場の実情に合った形で運営することで、働く母親の負担を最小限にし、離職率を下げることができます。また、助成金を活用することで会社側の負担も少なく済み、新しい事業として収益を上げられる可能性も秘めています。本書では、企業主導型保育がどのようなものかを紹介し、実際に導入するときの流れも説明していき、導入により企業や女性社員にどんなメリットがあるかまで解き明かしていきます。 Amazon URL |
投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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