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イルミス株式会社代表取締役 矢嶋巧氏

今回は、イルミス株式会社で代表取締役を務める矢嶋 巧氏にお話をうかがいました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。ぜひご覧ください!

 

イルミス株式会社 会社概要

会社名称 イルミス株式会社
代表者 矢嶋 巧(やじま たくみ)
設立 2019年10月28日
主な事業内容 ・集客と採用のSNSマーケティング

・Twitter運用代行、プランニング、顧問サービス

・Instagram運用代行、プランニング、顧問サービス

・ITリテラシー研修

会社所在地 神奈川県川崎市中原区上丸子山王町 2-1206
会社HP https://irumis.com/

 

 

まずは、起業までのご経歴をお聞かせいただけますか?

神奈川県川崎市で生まれ育ち、大学卒業後は9年間勤め人をしていました。

最初の3年は、中央卸売市場で野菜のせり人として働いていました。産地や農協から送られてくる野菜を仕分けして、仲卸さんやスーパーさんに販売するのが主な仕事なんですが、フォークリフトを使ってトラックから野菜を積み降ろしたり、その野菜を場内のお客さんの元に運んだりもしてましたね。面白くてやりがいもあったんですけど、かなりの激務で肉体労働だった上に、朝3時から昼の3時までの仕事だったので、一生続けていくのは難しいと思って転職しました。

その後に入った営業代行の会社では、6年間で30社ほど担当させてもらいました。特定の業界を一定期間サポートするんですが、ウレタンや音楽、決済システムなど、業界業種問わず本当に幅広く販売させてもらっていました。複数の業界を掛け持ちすることもありましたし、製品の営業代行だけじゃなく、営業のチームがない企業にチームを作ったり、集客に繋げるために展示会で名刺を獲得したり、テレアポから成約までの一連の業務を請け負ったりもしていました。

その後、2018年12月に退職して2019年1月から個人事業主となりました。

 

市場のせり人から営業代行へと業種を変えられていますが、営業にご興味があったんですか?

せり人っていうと独特な仕事のように聞こえますけど、要は商売人なので営業みたいなものなんです。

1日に4tぐらい野菜をさばく必要がある中で、2~3tは振り分けられるんですが、残り1~2tは自力で売るしかないんですよ。
だから八百屋さんに「ほうれん草残ってるんだけど安くするから買ってよ」とか、「小松菜トラックに積んどいたから請求書切っておきますね」とか言ってました(笑)。

営業でそんなことしたら怒られますけど、ある意味、共通するところもあるんですよね。

 

イルミス株式会社の事業内容やサービスについて教えてください

弊社では、企業のSNS運用担当者の育成をメインの事業としております。SNSを運用したいけどノウハウがない。始めてみたけど、いまいち活用し切れていない、担当者が育っていないという企業様へのコンサルを行う事業です。SNSの活用目的は企業様によって様々ですが、大きく分類すると、集客、ブランディング、販売の3つに分けられますね。

0から1への立ち上げはもちろん、SNSに関わることであれば、どの段階からでもスポットで支援させていただいています。最近は減りましたが、以前は炎上したから助けてほしいというご要望なんかもありました。一番の強みは、業界業種問わず幅広く携わっているところです。人材業界やパチンコ業界の企業様、医療法人や美容室など、多岐にわたっています。
最近は飲食店が多く、15社からご依頼をいただきました。

それから、昨年から力を入れ始めたのがSNSの運用代行です。コンサルだけではなく、日々の投稿文を作成したり、キャンペーンを考案したりするサービスを提供しています。弊社が運用代行を担うことで、SNS担当者を一人雇うよりも安くサポートできる点を売りにしています。

 

起業しようと思われたきっかけはございましたか?

元々SNSが好きで、趣味として食べ物ばかり投稿していた会社員の頃も「この飲食店で食事をして、レビューを書いてくれたら飲食代+1,000円差し上げます」などのDMをもらって、お小遣い稼ぎの副業をしていました。
そのときに、SNSが仕事になるかもしれないと思ったんです。

31歳の頃、会社員として出世の見込みを感じられなくなったときに、好きなことを仕事にするために挑戦するなら今しかないと思って、個人事業主の道を選びました。
仮に1年間仕事がなかったらまた再就職するつもりで、期間を定めて、まずは思い切ってやってみることにしたのが始まりです。

 

どのようなお客様が多いですか?

9割方B to Bなので、企業様からのご依頼がほとんどです。最近はホームページ経由でのお問い合わせも増えてきましたが、既存のお客様からのご紹介が圧倒的に多いですね。

あとは、毎月開催しているSNSの使い方に関するオンラインセミナーの参加者の方からご相談いただくこともあります。一部、飲食店の個人事業主の方からのお問い合わせもありますが、やっぱり企業様からのご相談が多いので、今年から始める比較的安価な作業代行のプランで、個人事業主の方からのご依頼も増やしていけたらと思っています。

 

これまでに苦労されたことは何かございましたか?

強いて言えば、人生において好きなことや楽しいこと、やりたいことだけやってきた自分が、会社を作ったことでやりたくないことに向き合う必要があったことですかね。
「好きを仕事に」とは言いますが、好きなことだけやってたら仕事にならないので、やりたくなくても必要なことをやっていく部分は苦労しました。

会社員の頃は新規の営業の立ち上げばかりしていたので、恥ずかしながらマネジメントをあまりやってこなかったんです。数字や会計も苦手で、ざる勘定なところもあるので、学生時代には30万円ぐらいでヨーロッパ10か国を回ったこともありました。

会社を立ち上げてからも、少し凝ったホームページ作ろうと思って発注したら数百万円も必要だと知って驚きましたが、起業したからには苦手だとか言っていられないので、やるべきことに向き合って、それを継続する、極めていくという面では結構苦労しましたね。

 

現在抱えている課題や、困っていることはございますか?

人材と集客の面で悪戦苦闘しています。

僕の他には、社外取締役が一人と学生インターンが一人いるんですが、雇用はしてないので会社としては一人で運営しているんです。
ゆくゆくは従業員を増やしたいんですけど、現状は元々営業職だった私自身が営業に出ています。
でも、社長としてやるべきことが増えてきて、営業だけに注力するわけにもいかなくなってきているので、営業サイクルを上手く回す方法を模索中です。業務提携先の企業と共同でセミナーを開催して、リード獲得に繋げたりもしていますが、一緒に集客をしてくれる方を常々探していますね。

それから、今は僕がマネジメントとマーケター、そしてディレクターも兼任しているので、その間に入ってくれる方も募集中です。

 

今後の展望や夢がございましたら教えてください

3期目で、まだまだ小さい会社の社長ですが、今後は社員を雇っていきたいと思っています。特に、未経験の方を積極的に採用していきたいんです。

今も、業務委託でライターが13人、デザイナーが2人いる内、ライターの方は未経験の方も多くいらっしゃいます。去年から、私が作った未経験者向けのマニュアルを元に、法人SNSの投稿文を作ってもらう流れを試験的に導入しているんですが、今のところ上手くいってるんです。未経験者を育てる流れを確立できれば、経験者を探す手間が省けますし、すごく面白いなと思っています。

それに、日本では企業が職業訓練の権利を持っていて、勉強しても実務経験がないと採用してもらうのが難しいと思うので、その突破口を作っていきたいんです。弊社なら、SNSに関する作業代行や文章作成、そのためのマーケティングを企業側で確立してしまえば、未経験の人でも根気さえあれば調べてできるので、Web業界にキャリアチェンジしたいけど実務経験がなくて就職に悩んでいるという人が、最初にイルミスに関わることで実績を作れる状況にしていきたいです。

弊社の業務委託のライターさんは、北は青森から南は岡山まで幅広くおります。お会いしたことのない方がほとんどですが、新しい業界にチャレンジするためのきっかけを作れることって、個人的にすごく良い仕事だと信じているので、これを繋げていきたいですね。特に、ママさんの雇用機会を作る一助となれたら良いなと思っています。

 

もう一つ、これは仕事ではなく個人的な活動なんですが、地域社会を密着ではなく愛着にまで上げていきたいと考えています。その一環として、武蔵小杉にある非営利団体と協力しながら、地域住民の皆さんに防災を目的としたfacebookの使い方を対面で教える活動をしています。

2年前に、武蔵小杉が床上1mぐらいまで浸水したことがきっかけでした。当時私も武蔵小杉に住んでいて、家が3階建てだったので3階まで逃げたんですけど、市役所の方がボートで住民を助けに来る様子を目の当たりにしました。その後、半年ほどかけて街の復旧が行われたんですが、個人情報保護の観点から連絡網がなくなってしまい、電話もできないし住所も分からないという状態だったんです。

そこで、個人情報も守られつつ自己責任で利用できるSNSを、被災時に活用してほしいと思ったんです。LINEだと知人としか繋がれないので、ソーシャルで自治体ごとにグループを作れるfacebookを選んだんですが、今では武蔵小杉や中原区、川崎市でのfacebook導入率は90~100%になりました。これを川崎モデルとして確立させて、それを日本全国に広げていきたいと思っています。

それに、僕は生まれ育った川崎市が好きなので、地元に貢献していきたいんです。好きならお金を落としてこそだと思っているので、地元にお金を落としたい。僕は、その地域で会社を作って税金を払うことが一番の地域貢献だと思うんですよ。だから、法人登記をする際に品川区と川崎市で悩んだときにも、川崎を選びました。地元に住んで法人登記をする、そして行政や地域と一緒に仕事をすることが僕にとっての地域貢献なので、そのためにも、イルミスを大きく成長させて、良い仕事に繋げていきたいと思っています。

 

最後に、経営者の方や起業を目指している方々に向けてメッセージをお願いします

個人的には、会社を辞めてリスクを取りながら起業するよりも、勤めながら起業の準備をしたほうが良いと思っています。売り上げがある状態で法人登記したほうが、社会的信用が得られて銀行口座も作りやすいですし、安定性も高いですからね。

それから、起業前に様々な人の話を聞いてみるのが良いと思います。投資してくれる投資家の話や、起業したい業界の人の話だけを聞くのではなく、業界業種問わず色々な人の話を聞いてから起業することをおすすめします。横の繋がりを作ったほうが楽しいですし、面白いと思います。

あとは、SNSに興味があったら是非ご連絡ください。協業も求めていますし、業務委託も探しています。

 

矢嶋さんが経営者におすすめする本を教えていただきました!

『1/11 じゅういちぶんのいち』 中村尚儁(著)

自分の才能に限界を感じ、中学卒業と共にサッカーを辞めた安藤ソラ。しかし、女子日本代表・若宮四季との出会いが、心の奥底に眠っていた何かを衝き動かした――。
清新な筆致で描かれる、ソラを巡る様々な人間模様――

Amazon URL:
https://www.amazon.co.jp/dp/4088701615/

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!