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合同会社Good Communication Japan代表 島田 紀子氏

今回は合同会社Good Communication Japanの代表、島田 紀子(しまだ のりこ)氏にインタビューをおこないました。

島田さんは「表現する人を応援したい」という思いで寄り添い方のカリキュラムを個別におこなう音楽スクールや、日常やビジネスに役立つ話し方のボイススクール、音楽の映像や制作事業など、幅広く展開しています。

4歳の時からピアノを習い始めて以来、音楽の世界に夢中になったという島田さんに、好きなことを仕事にするまでの過程とこれから先の展望について詳しく伺いました。

 

合同会社Good Communication Japan 会社概要

会社名称 合同会社Good Communication Japan
代表者 島田 紀子
設立 2018年5月11日
会社所在地 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-34-8大輝ビル301
会社HP https://gc-japan.com/

 

はじめに、事業内容について教えてください。

「表現する人を応援したい」という思いで2018年に起業しました。

2015年に音楽スクールを個人で立ち上げて、そちらは今年で8年目になります。

後、話し方の教室「グッドボイスアカデミー」も始め、元々楽曲を制作していた経験を活かして音楽や映像の制作の事業も展開しています。

音楽映像制作は、ミュージックビデオはもちろん、企業様のWeb CMとか、社内マニュアルの映像化、コロナ期間で一番増えたのは生配信ですね。

こちらはコロナの影響で時代が大きく変わった事で需要も増えましたし、窓口を大きく開いてあらゆるジャンルの仕事を受けられるよう体制を整えています。

 

音楽スクールでは、子どもたちに歌やピアノのレッスンをされているんですよね?

そうですね。15年くらいやらせていただいております。

小さい時に様々なきっかけで歌やピアノが嫌いになっちゃう子って結構多いんですね。

なので、子どもたちが自分から「練習したい」と思えるような環境を作りたいと思って始めました。純粋に音楽が楽しくてピアノに触れてもらうとか、歌うのが楽しくてつい歌が出るとか、そういうところを目指しています。

 

それと、弊社では出張コンサートもおこなっています。

私自身も子どもがいて共働きなのですが、仕事をしているとなかなか一緒にコンサートに連れて行ってあげられなかったり、芸術的な世界に触れる機会を与えたいけど難しいなと感じることが多かったんですけど、ある時「もしかしたら同じ気持ちの共働きの方もいるかもしれない」と思ったんですね。

それなら、子どもたちがいる場に私たちが行って、大人が本気で表現している姿を見てもらいたい、感動体験できる機会を増やしたいという思いで出張を始めました。

現在はコロナということもあって出張はなかなか難しいんですが、みんなで対策をして、児童館や施設に伺わせていただいております。

 

幅広く活動されているんですね。

スクール事業や映像の制作事業、色々やっているように見えると思うんですけど、方向性自体は最初に申し上げた「表現する人を応援したい」というところからすべて始まっています。

1人の人が思いのままに表現できるようになれば、その人自身ももちろん輝くし、その人の周りの人たちにも大きな影響があると思うんです。なのでどこまでも一人ひとりを励ましながら各事業をおこなっていきたいという、根っこはひとつです。

 

企業に至るまでの経緯を教えてください。

4歳の時からピアノを習い始めました。とにかく音楽が好きで、耳に入ってきた音楽全部をピアノで弾こうとするような子どもでしたね。小学校の時から音楽雑誌を集めてスクラップするとか、どのアーティストがどの会社から発売しているかを調べるのが好きだったんです。ちょっと変わってますよね(笑)

中学くらいからはバンドブームもあってバンドを組んで歌ったりギターを弾くようになりました。その後18歳の時に大学で東京に来て、卒業してからはシンガーソングライターとして10年活動していました。

シンガーソングライターとして活動している間は起業や別の仕事は考えていなかったんですが、30歳の時に体を壊してしまいました。ライブ直前にものすごくお腹がいたくなってしまって、でもライブを中止するなんて考えられなくて。その時に「私、もしかしたら辞めなきゃいけないかもな」って初めて思うようになりました。

当時、副業で音楽の先生をやらせていただいていたので「講師業を本職にしていった方がいいかもしれないな」と思い始めて、その辺りから少しずつ自分で起業する方向にスイッチしていきました。

最初は、知り合いの経営者さんが自分の会社の中の一業務としてスタジオの責任者を任せてくださって、まずはそちらの会社で3年間お世話になりました。そこで経験を積んで独立したという形です。

その時、周りの経営者さんがたくさんアドバイスしてくださって、背中を押していただきました。はじめての起業でしたので、凄くありがたかったです。いろいろな事を教えていただきました

 

起業されて感じた壁のようなものはありましたか?

今でもずっと壁にぶち当たっている感じがするんですけど・・・(笑)

最初は何が分からないのかも分からなくて、プライベートではそんなタイミングで子どもが産まれたというのもあり、毎日パニックでした。(笑)

事業をどう軌道に乗せていくか、ホームページをどうするか、生徒や先生たちへどう対応するか。事務や経理もありますし、一体何からやればいいんだというところで、毎日ちっちゃい山を登り続けているような感じでした。

子どもも産まれたばかりでしたので、抱っこしながら書類を作ったり、母乳を飲ませながら電話を受けたこともあります。担ぎ上げながら仕事をしていたなと今でも思い出します。

 

そのような状況をどう乗り越えたのでしょうか?

所属している先生方が子育てしながら働くことに凄く理解してくださったのが大きかったですね。子どものおむつを替えてくれたり、お散歩に行ったり、抱っこしてあやしてくれたこと、先生方に本当に助けられました。「もうダメかな?」と思う状況は起業してから何度もあったんですけど、人の温かさを感じるたびに「私辞めちゃいけないんだな」と思い返すことができます。

今でもその時のことが話題に出たりするんですけど、凄く感謝しています。それがなかったら続けていられなかっただろうなって思います。

 

御社の温かさが伝わります。今後の展望などがあればお聞かせください

今のスクール事業と制作事業を一つひとつクライアント様に向けてしっかりお応えしていくこと、そして社会に必要とされるような成果を出していくこと。この2点が今も今後も一番大切だと思っています。

あとは、ありがたいことに関わってくださる人も増えてきて、現在のスタジオがだんだん狭くなってきたので、みんなの居場所になれるような大きなスタジオを近年中に作りたいなと思っています。

 

最後に、おすすめの一冊を教えていただきました!

夢をかなえるゾウ1  水野敬也 (著)  https://www.amazon.co.jp/dp/4866513519/

ある平凡な会社員が、社長や芸能人たちが集まるパーティーに参加し、みじめな思いをしてしまいます。そのような時、彼のところにインドの神様であるガネーシャが姿を現し、人生の秘訣を伝えてくれます。シリーズ累計420万部を突破した、日本で一番読まれているユーモアたっぷりで温かい気持ちになれる自己啓発小説です。

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!