今回はAuB株式会社代表、鈴木啓太氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
AuB株式会社 会社概要
会社名称 | AuB(オーブ)株式会社 |
代表者 | 鈴木 啓太(すずき けいた) |
設立 | 2015年10月15日 |
主な事業 | ・コンディショニングサポート事業
・バイオマーカー開発事業 ・腸内細菌関連製品開発事業 |
社員数 | 12人(取締役3人、従業員9人) (2022年3月時点) |
会社所在地 | 東京都中央区銀座7-13-6 |
会社HP | https://aub.co.jp/ https://aubstore.com (オンラインストア) |
事業のご説明をお願いします
私たちはアスリートの腸内細菌の研究成果をベースに、一般の方々向けのフードテック事業、サプリメントなどの栄養補助食品の販売をしています。
また現在ヘルスケア事業でプロダクトやサービスを開発中です。
学生時代熱中していたことはなんですか?
私はサッカーに打ち込んでいました。学生時代は寮に住んでおり様々な部活動の生徒たちと一緒に生活していました。
サッカー中心の生活でしたが寮での暮らしが非常に楽しかったですね。自分で洗濯や掃除をすることで親のありがたみを感じました。
サッカー選手時代の思い出について教えてください
サッカー選手から引退する時が思い出に残っていました。サッカー選手として本当に良いこともありましたし、悔しいこともたくさんありました。どちらかと言うと悔しかった回数の方が多くて、オリンピックに出場することができなかったことや自分のパスミスで優勝を逃したこと、J1からJ2に落ちるかもしれないというところで残留できたことなど様々なことがありました。
しかし最後の引退の時には全部ひっくるめて幸せな舞台に立てていたんだと実感しました。ファンサポーターの方が支えてくれたからサッカー選手として活躍できたことを再認識できました。ファンサポーターと一緒に苦しいことや楽しいこと、幸せなこと共有したからこそ感じた思いでしたね。
引退されてから起業するきっかけを教えてください
2004から2008年頃までの浦和レッズの観客動員が1試合平均4万5000人でした。この動員数はJリーグの中で過去最多の記録でした。またこのサッカー文化が根強いヨーロッパと比較しても素晴らしいサポーターの中で試合ができていると言われていました。
しかし、2013年頃になると3万5000人に観客動員数が減っていきました。自分たちが試合で結果を出せなかったのが理由だと考えていましたが、ある時サポーターの方と話す機会があり観客動員数について話してみました。その方は「私はJリーグ始まったとき40歳でした。今は60歳になって歳をとってきた。 スタジアムにいって応援をすることが体力的に難しくなってきた」と話していました。私の親を見ていても、歳をとるにつれて私の試合を見に来るのに疲れている様子でした。
いつまでも好きなことをし続けるには、元気である必要があるんだ、ということに非常に驚いたことを今でも鮮明に覚えています。私が何かヘルスケアの部分で貢献できないかと考える様になるきっかけです。
そこからヘルスケアについて考える様になった頃に、便を記録するアプリを開発した方を知っているよ、と知り合いのトレーナーから紹介されました。私は小さい頃から母の教えで腸内環境を整えるようにしていたので、アプリの話を聞いて自分でもヘルスケアのサービスを作りたいと考えるようになりました。起業当時は自分が社長になると思っていませんでしたが、ちょうど引退の時期も重なって私が社長として会社を立ち上げることになりました。
起業して大変だったことは何ですか?
ベンチャー企業の皆さんが経験すると言われるお金と組織の問題に私も直面しました。ヘルスケア事業は研究開発が元になるので、お金と時間が非常にかかります。資金調達や資金面のやりくりは非常に大変でした。またヘルスケア業界はビジネスの種を作るところまでに時間がかかるので、準備段階で4年もかかりました。
トレーナーや大学教授、ベンチャーを支援してくれる投資家、ヘルスケアベンチャーの立ち上げに携わったスタッフを巻き込んでいましたが、1度か2度組織が空中分解しそうになったときもありました。私が社長としてうまくコントロールできず、組織を上手く作れていなかったことが原因でした。
マルチ栄養プロテインAuB MAKEについて教えてください!
AuB MAKEは一食にほぼ置き換えられるくらいの栄養素が含まれているので、朝中々お時間のない方に重宝していただいています。
グリーンアップルスムージー味なので、すっきりさっぱりとした味でとても飲みやすいです。
牛乳やお水でプロテインを割って飲まれる方も多いですが、おすすめはパイナップルジュースです!疲労回復もできるので、ぜひ試してみてください!
その他にもアーモンドミルクやオーツミルクで割るのもおすすめです。牛乳をいれると甘みが際立ちますが、これらだとミルク感がありつつもすっきり飲むことが出来ます!
組織づくりは難しいと思いますが、どのように対応していったのでしょうか?
サッカーとビジネスは違うと言われたことがありましたが、私はサッカーとビジネスのマネジメントは同じだと思います。そのため、今まで優秀だった指導者や監督を真似してマネジメントに努めました。具体的に話をすると、サッカー選手は一人ひとり夢や目標があり、チームにも目標があります。
監督は1人ひとりの選手を見て自立して考えられる選手に育てていくことでチームを強くします。会社組織であっても個を強くすることで組織として成長していくと感じました。マネジメントコントロールが必要な点や信頼関係が必要な点に関しては監督と選手、社長と社員も似ているところがありますね。
メンタルを強くするためのコツを教えてほしいです
選手時代から脳のトレーニングをしていました。
何か嫌なことがあっても、それを苦しいと捉えるか、成長のチャンスだと捉えるのかで今後が変わっていきます。思考が現実になるという言葉はまさにその通りで、思考通りに体が動いていきます。そのためには苦しいことがあってもその先の明るい未来をイメージできる力が必要になってきます。だから私は大変な状況の時は「これは良い試練だ、これ乗り越えたらまた成長できる」というポジティブな考えで生活していきました。
人生を歩むには、どこに行きたいかをしっかり定めることが大切です。なぜなら目的がないと迷子になってしまうからです。私の場合は人生を楽しく生きること、人と協調・共有することで生まれるパワーを大切にしています。
経営者のポリシーなどありますか?
先輩の経営者から教わった「経営はアートだ」という言葉を私もとても気に入っています。
経営もアートも自分のやりたいようにやるべきだと思っています。自分の夢を実現させたいのか、新しい世界を作りたいのか、社員を幸せにしたいのかは経営者の自由だと思っています。組織である以上社長である私がどんな会社にしたいのかを伝えていきたいです。
今後の展望について教えてください
会社として「すべての人を、ベストコンディションに。」というミッションを掲げています。人間は年をとったり、疲れていたり体調がわるかったりと不調の時はありますが、体調が良いときは何かにチャレンジもできるし自分の好きな場所に行けますよね。
コンディションが良い時は、人は活動的になれるし、精神的にも安定できるんじゃないかなと思っているので、みんながベストコンディションでいることができる世の中を作りたいです。
個人的な夢はサッカークラブを持ちたいです。私はサッカーに育てられたと思っていますし、サッカーのコミュニティを作ることでベストコンディションにする人を増やしていけるとも思っています。
経営者におすすめの本はありますか?
野球監督の落合博満さん著書の『決断=実行』です。実は私は野球のことは分かりませんがこの本を読むと野球もサッカーも経営も根本的には同じであることが分かります。
この本は決断して実行する大切さが書かれていますが、もし読んだ時に自分のスタイルと違うと思えば自分の別のスタイルがあると思います。自分の生き方のスタイルを見つけていける一冊だと思います。
『決断=実行』 落合博満(著)
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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