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株式会社フーバーブレイン代表  輿水 英行氏

 

今回は株式会社フーバーブレイン代表、輿水 英行氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

 

会社名称 株式会社フーバーブレイン
代表者 輿水 英行
設立 2001年5月8日
主な事業 サイバーセキュリティソリューションの提供

テレワーク環境の構築

生産性およびクオリティオブライフの向上支援

社員数 54名(取材時)
会社所在地 東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート22F
会社HP https://www.fuva-brain.co.jp/

 

事業内容を教えてください

当社は自社開発エンドポイントセキュリティを含めたサイバーセキュリティソリューションを提供しており、外部攻撃だけでなく、内部不正対策にも精通しています。そして、サイバーセキュリティ技術の提供だけでなく、これを応用したことで実現した、働き方改革や生産性を向上するサービスEye“247” Work Smart Cloudも提供しています。

 

また、子会社のGHインテグレーション株式会社では韓国からのIT人材採用や国内企業への人材派遣事業を始めとしたITサービス事業やサイバーセキュリティツール、サービス双方を手掛けるユニークなセキュリティ企業を運営しています。会社全体のセキュリティリテラシーを向上し、内面からセキュリティ強化に動くサービスを提供することで「ヒト・セキュリティ」の強化を目指し、社員教育の一環で標的型攻撃メール訓練サービスや、社員教育コンテンツ、企業のセキュリティ診断などの提供を進めています。

 

何かPRすることはありますか?

弊社は「働き方をもっと自由にするためにセキュリティを活用できないか」という視点を持って事業展開を行っています。

なぜなら、ヒューマンエラーで情報漏えいが発生することが多いからです。例えば、会社でしか使用できないUSBを自宅のPCに差し込んでしまったり、電車にPCを置き忘れてしまったりなど、人為的なミスはどうしても起こってしまいます。特に様々な働き方がある昨今では、いつどこにいても安心して働くことのできる環境づくりが必要です。そのため、会社内部からの情報漏えいだけでなく、リモートワーク中でもどこでもセキュリティが守れる製品を作っています。

Eye“247” Work Smart Cloudでは情報漏えい対策だけでなく、業務分析、働き方分析など多方面から経営課題の解決ができます。また、セキュリティツールだけでなく、当社が提供しているFB SATシリーズでは社員のセキュリティリテラシーの向上を促すための標的型攻撃メール訓練サービスや教育プログラム、企業全体のセキュリティ診断なども提供しております。興味がありましたらぜひフーバーブレインまでご連絡ください!

https://www.fuva-brain.co.jp/inquiry/

 

学生時代に打ち込んだことはありますか?

学生時代は高校生・大学生らしい生活を楽しく送っていたので、特に打ち込んだことはなかったですね。就職活動では、経済学部だったこともあり周りの友人達は金融系に進んでいましたが、私は自分の仕事の成果が実感しやすい会社に就職したいと思い、成果が形に残せる不動産開発の仕事を選びました。

 

新卒はどちらの会社に就職されたのでしょうか?

株式会社西洋環境開発でディベロッパーとして就職しました。数年勤務していましたが、ふと「これからの人生は自分に武器がないと乗り切れない」と考えるようになりました。なぜこのように考えたかというと、今までの人生を振り返った時、自分はただその時の流れに乗ってきただけだったのではないかと思ったからです。そして、普段通り朝起きたときにモヤモヤが大きくなって、「このままじゃいけない」と強く感じて行動を起こすことにしました。

改めて自己分析をしたところ、数学・数字が得意だったことに気がつき、得意分野で資格取得を目指そうと公認会計士の資格を取得しました。その後、アーサーアンダーセン会計事務所(現あずさ監査法人)に転職しました。

 

そこからどのようにキャリアを積まれるのでしょうか?

仕事を通してお客さまの情報に接したり経営者の方に直接話を伺ったりと、現場で多くのことを学びました。ですが、私は会計士の仕事が自分にとって一生涯続けていくものだとは思っていませんでした。そのため、それらを吸収した後、新しいステップに進みたいと思っていたことから、株式会社カーギルジャパンに転職しました。

 

カーギルジャパンではどのようなお仕事をされたのでしょうか?

代替投資部門(現:Car Val Investors)という不良債権に投資をする事業部に配属されました。

市場では企業が持つ本当の価値ではなく、時価で値段が日々変動します。マーケットプライスで下がっている企業を見極めてそれを買っていく仕事をしていましたが、この仕事を通して事業再生ビジネスの面白さを知ることができました。

 

また、この会社では働くことが大好きなスタッフに囲まれて仕事ができていました。スタッフ一人ひとりが心から仕事を楽しみ切磋琢磨できる環境だったので、私はここで初めて「仕事って楽しいんだ!」という考えを持つことができました。

 

どうして独立をされたのでしょうか?

リーマン・ショックがあり、私が所属している投資部門が撤退することになりました。今後は事業再生のビジネスを個人でやっていったら面白いのではと考えるようになり、独立を決意しました。その後、株式会社フーバーブレインの創業者の1人と出会い「フーバーブレインは時価総額として結構下がっているが、経営を立ち直させれば面白い会社なんじゃないか」というお話を受けました。企業が成長するための土台作りを手伝うという仕事に興味が湧いて、経営陣の1人として参加することになりました。フーバーブレインでは取締役副社長を経て、2018年10月 代表取締役社長に就任しました。

 

社長就任後、どのようなことが大変でしたか?

社長就任後に最も苦労したのは企業文化を変えることでした。

私が経営に携わった直後、早急に赤字を立て直そうと注力していましたが、当時のスタッフの中には変化を望まない方もいました。そのため、まずは仕事に対して積極性を持ってもらうための工夫をしました。

 

例えば、人員編成を行ってチームを作り、チームが成功するためにどうしたら個人のパフォーマンスをあげることができるのかを考えられる組織作りをしました。

今の状況ではどうしてもリソースが限られていて、なかなかダイナミックに人を動かしたり適材適所で人を配置することは難しいです。なので、もっと会社を大きくすることで、よりスタッフのやる気やエネルギーが保たれていくと考え、私が一歩先の目標をスタッフに発信して、会社の規模や利益ベースを大きくするために仕事をしています。とにかく積極的にスタッフに対して自分の気持ちを伝え続けることが大事だと考えています。

 

今後の展望を教えてください

今後は当社が販売した製品の運用支援を行えるセキュリティエンジニアやネットワークエンジニアをグループで拡大し、さらに私たちのサービスを拡充していきたいです。サイバーセキュリティのエンジニアの教育や人材サービスを中心に事業展開している会社と提携しながら、自分たちのグループを大きくしていきたいですね!

 

他の経営者におすすめの本はありますか?

ジェームス・C・コリンズさん著書の『ビジョナリー・カンパニー 2 – 飛躍の法則』です。

「Good to Great」という、良い企業が偉大な企業になるための特徴が書かれています。様々な登場人物がいて一人ひとりのメンバーの仕事に対する意欲がとても重要だと考えさせられる1冊です。メンバーがたくさんいるからこそ目的が変わって違う目標に向かっていく、という話は現実世界にもよくあることで、どんどん変化していって良いんだと本を読んで学びました。これからもトライアンドエラーで進んで、辿り着きたい先の目標を目指していきます!

 

【Amazon URL】

https://www.amazon.co.jp/dp/4822242633

 

 

 

 

 

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!