今回はアウンコンサルティング株式会社代表、信太 明氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | アウンコンサルティング株式会社 |
代表者 | 信太 明 |
設立 | 1998年6月8日 |
主な事業 | グローバルマーケティング事業
▶海外向けSEO ▶海外向けWeb広告 ▶海外向けSNS広告 |
社員数 | 66名(正社員のみ55名、2023年11月末現在) |
会社所在地 | 東京都千代田区丸の内二丁目2番1号 岸本ビルヂング6F |
会社HP | https://www.auncon.co.jp/ |
事業内容を教えてください
当社は検索エンジンマーケティング事業を中心にサービスを展開しています。その中でも特に力を入れているのが、SEOというGoogleなどの検索エンジンで上位表示される技術の提供です。日本語のみならず英語や中国語などの多言語サービスを強みにしております。
実は海外のマーケティングに強い会社はまだそう多くありません。当社のグローバルマーケティング事業では、アウトバウンド(日本から海外に進出する企業様のサポート)と、インバウンド(海外から日本に旅行に来る方向けのPR)どちらにも対応しており、ホテル・旅館・飲食店・鉄道・航空会社・レンタカー会社など幅広い業種のサポートをしています。
何かPRしたいことはありますか?
ちょうどこの2月は中国の旧正月があり、中国・香港・台湾・東南アジアで中華系の方が長期休暇を取得します。大体、10億人単位が旅行で移動する季節になります。今後もこういった日本へのインバウンド客の増加が見込まれていますので、そのようなターゲット層に向けPRされたいことや、お困りの案件などがございましたら、是非当社のホームページよりお問合せください。
https://www.auncon.co.jp/#contact
学生時代に頑張ったことはありますか?
大学2年生から卒業まで株式会社リクルートに営業のアルバイトで勤務したことです。1日100件の営業電話をこなしながら、目標予算を持って営業活動をしていました。
学生時代から起業を考えていましたか?
私は福島県福島市の出身で、父親は材木屋を経営していました。私自身、いつかは父の会社を継ぐのかと思っていましたが、父から「お前は自分の道を行け!」と言われたこともあり、将来は県庁やテレビ局、新聞社で勤めるのかな?と漠然と考えていました。
しかし、高校生の頃から30歳までに経験を積んで、独立したいと思うようになりましたね。
ご卒業後はどのようなキャリアを歩むのでしょうか?
新卒では株式会社リクルートに入社しました。部署は違いましたがアルバイトの時とやることはほぼ同じで、毎日200件の電話と、100件の飛び込み訪問を繰り返していました。これ以上大変な仕事はないと思うので、仕事への心構えを学べた良い機会になりました。
4年間同じ仕事をしており、そろそろ営業ではなく経営的な頭を使う仕事がしたいと上司に相談しました。すると上司のお客様である経営戦略コンサルティング会社の、株式会社日本ネットワーク研究所を紹介してくださいました。面白そうな仕事だったので転職し、そこで経営の基礎を勉強しました。また実際にお客さまを担当し、勉強した戦略立案のスキルを磨くことができました。別の企業ではそれまで培った経営の知識を実践し、29歳で現在の会社を起業しました。
最初はどのような事業からスタートするのでしょうか?
私は学生時代から東京へ行きましたが、10年近く故郷を離れていた間に地元はシャッター商店街が増えました。そのため、東京で学んだノウハウを地元に提供できる、まち作りや村おこしに興味がありました。しかし出来たばかりの会社に仕事を発注する都道府県や市町村はなく、売り上げが立たずに夢破れます。ですが生きるために仕事が必要で、「何でもやります!」というスタンスで仕事をしていたら、たまたまウェブ構築の仕事が入ってきました。お客さまから「HPを作ったけれど誰も見てくれないんだよね」という内容の相談でした。当時、SEOという概念は有名ではなかったのですが、検索エンジンの表示順位を上げれば良いんだと思いつき、仮説を2,000個程考えて1個1個実験していきました。これが当社の事業のはじまりで、今も続いている事業です。
起業してから1番苦労した時期はいつでしょうか?
やはり創業当時ですね。自分で会社を作ったものの方向性が分からず、自分自身に自信が持てなかったんです。それなりのビジネスパーソンとして実績を積んできたつもりでしたが、取引や実績がなく常に不安でした。方向性を決めて自分の会社の事業を明確にしたかったですね。
また、SEOを事業化した1999年当時は検索キーワードを上位にする概念やシステム自体がお客さまに理解されない状態だったので、商談はとても厳しかったです。「検索エンジン側のアルゴリズムにより順位が決まるので上位表示の約束はできません。ただ半年間SEO対策をしていただければ少なくとも表示順位が今よりは上がる可能性はあります。」と伝えるしかないのですが、それを聞いたお客さまは不安になってしまいますよね。ただ日本にはないサービスなことと、お客さまから「君は嘘つかなそうだし、一生懸命だし、とりあえずやってみるか!」とご契約いただき、一生懸命やっていると結果が出て、実績が売り上げに付いてくるようになりました。本当に誠実に嘘をつかずに何回も何回も信頼を勝ち取っていく中で事業が成長していきました。
創業当時は不安だったと伺いましたが、どのように自信を付けたのでしょうか?
自信はまだありません。36歳で上場しましたが知恵はなかったですし、売上利益を伸ばしてきましたが新型コロナウイルスの打撃を受けました。M&Aや海外法人を作った時も失敗はしています。
経営をしていると、どうしてもイレギュラーは起こります。私は心が安定している方ですが内心は結構ハラハラドキドキです。そんな時はドイツのビスマルク首相が残した「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉を思い出すようにしています。昔の武将は失敗すると命を落とすことがありましたが、企業経営で死んでしまうことはありません。それぐらいの気持ちでいると平静を保つことができます。また、「言葉」には強い力があり、口に出して発することで実現すると思うのであまり悪いことを口から出さないようにしています。
今後の展望を教えてください
SEOとグローバルの切り口が当社の一番強みだと思っています。そして今戻りつつあるインバウンド領域や日本企業が海外進出するグローバルアウトバウンド領域にも力を入れて、日本の発展のために貢献したいです。実は当社では社会貢献として日本盲導犬協会の寄付を毎年行っています。会社を創業する際に、社会貢献できる世の中に役に立つ会社にしたいという願望があり、ロゴマークにも盲導犬のデザインを入れ、困ってる人がいたら声をかけれる気持ちを忘れないようにしています。
他の経営者におすすめする本はありますか?
『マッキンゼー CEOエクセレンス: 一流経営者の要件』です。アメリカを中心とした世界中のCEOを200人紹介して事例でまとめてあります。顧客や社員、株主、イレギュラーが起きた時の対応なども書かれており、迷った時に読もうと常に手元においてあります。良かったら読んでみてください!
【Aamzon URL】 |
信太 明氏著書
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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