注目キーワード
  1. 創業
  2. 二代目
  3. 社員
  4. 病気
  5. お金

バイオ・テリーン株式会社代表取締役 上田 雅之氏

今回は、バイオ・テリーン株式会社の代表取締役、上田 雅之(うえだ まさゆき)氏にお話をうかがいました。

 

上田氏は化粧品や健康食品事業へ新規参入する企業へのサポートや、販売支援や広告、宣伝、ブランディングの支援などをおこなっています。

起業するまでの経緯や今後の展望など、くわしくお話いただきました!

 

バイオ・テリーン株式会社 会社概要

会社名称 バイオ・テリーン株式会社
代表者 代表取締役 上田雅之
事業内容 美と健康に関するマーケティング、ブランディングおよび各種コンサルティング事業
美と健康に関する新規事業開発支援及び事業再生支援事業
美と健康に関する新市場を開拓するような新商品開発事業
化粧品類及びその関連製品、並びにその原料の企画、製造、加工、輸出入及び販売
医薬部外品の企画、製造、加工、輸出入及び販売
会社所在地 〒157-0066
東京都世田谷区成城 2丁目17番17号
会社HP www.bio-terrene.jp

 

最初に、事業内容を教えてください。

ひと言でいうと美と健康に関する新規事業開発、コンサルティング事業、販売支援、製造支援の事業です。

事業の立ち上げから導入支援、ブランディング、販売の支援もおこなっています。

「美と健康」は具体的に製品で言うと化粧品と、サプリメントを含む健康食品のことを指しています。

 

既に化粧品や健康食品を取り扱っている企業については、お客様のニーズに応じて、商品企画や開発の部分だけを支援する、あるいは広告宣伝、ブランディングのみを支援するといったパートごとに支援していくといった形が多いですが、全体を見て包括的なサポートをおこなう場合もあります。

また、最近、全く異なる業界から化粧品や健康食品の業界に参入するケースが増えているので、そういった企業に対してはフルサポートで支援をさせていただいています。

 

 

化粧品や健康食品の業界に参入する企業が増えているということですが、その背景は何なのでしょうか?

理由はいくつかあると思いますが、コロナ禍により飲食などの業界で売上が維持できず新たな業界で起死回生を図ろうというケースと、元々の事業とは別に、今後成長していく方向を模索していきたい、そのために新規事業として参入したい、という2つのケースがあるかと思います。

 

また、化粧品や健康食品というのは市場が大きいんです。例えば国内の化粧品であれば約3兆円という非常に大きなマーケットです。さらに海外事業展開を含めると、かなり魅力的な市場に映っているのではないかと思います。

 

社会人としてのスタートを教えてください。

大学時代に化学を専攻していたので、それを活かせる仕事に就きたいと思い、国内の大手化粧品のメーカーの商品開発部門で社会人のスタートを切りました。その後、外資系グローバル企業などで商品企画・開発やマーケティング、ブランディング業務、事業責任者を経験しました。

 

もともと化粧品に興味があって化粧品業界を選んだというわけではないのですが、化粧品といっても幅が広くて、例えば、毛髪をケアする、肌をケアする、体全体をケアするなど本当にさまざまな商品があります。その中でも最終的にスキンケアやメイクアップ分野に興味が湧いて、そこを突き詰めていきたいと思うようになりましたね。

 

そして、社会人として30年ほど経験を積んだ後、それらの経験や人脈、自身の化学という専門分野を活かして、化粧品や健康食品の業界に新規参入したい方のサポートができたらと思い、今の事業の立ち上げに至りました。

 

独立しようと思ったきっかけはなんですか?

元々、自分で事業をやって行きたいという思いはありました。

そんな中で、偶然、「本業だけでは今後が不安だ」と考えた異業種の企業様から「化粧品業界への参入を支援していただけませんか?」という相談頂いたのが最初のきっかけですね。

 

そこから約1年半かけて、新規スキンケアブランドをゼロから企画・開発し、そのシリーズを発売したのが始まりです。

 

それがきっかけで、意外と異業種から参入したい企業様が多いということ、ニーズが相当高いという事がわかり、本格的に参入支援をしていこうと思いました。

 

起業して大変だったことは何ですか?

すべて自分でやらないといけない事ですかね(笑)

まずは銀行や政府からお金を借りたり、行政による資格審査を受けたりといったところから始まりますし、顧客や取引先との関係性を良好に保っていく、期待以上の成果を出せるかなどすべてが自分にかかっていますから。上手く行くようで、スムーズにいかないというパターンも多くありますので。

 

あとは顧客である企業様を化粧品業界への参入をいかに成功させられるか? というところですね。今、化粧品がよく売れると言われていても、これからもずっと右肩上がりになっていく保証はないので、それぞれの企業の参入背景であったり、商品の独自性であったり、そのあたりを顧客とやり取りしながら事業の成功へ導く実践をしています。

 

ただ、これまでの知識や経験、人脈でなんとかなったなと思うことも多かったですね。例えば、化粧品をつくるとしてもデザイナーさんや原料メーカー、製造メーカーさんとの良い関係が必要になりますが、化粧品メーカーなどで30年培ってきたものが十分活かされました。

 

経営のポリシーをお聞かせください。

「首尾一貫していること」が非常に重要だと思っています。

なんらかの結果が出るということは、必ずそこに原因があると思うんですね。ゴールを設定して、そこに行くためにはどうしたら良いかを逆算してスタートさせるのが非常に重要だと思っています。

 

そのための考え方が「首尾一貫」でブランディングにも通じます。ブランディングで一番重要なのはコミュニケーションが一貫している、軸がブレない事です。これは経営に関しても全く一緒で、ブレない軸を持ちつつ、色んな周りのニーズに柔軟に対応していくことが非常に重要だと思っています。

 

 

今後の展望について教えてください。

今、あらためて「地方再生」と言われ、地方が脚光を浴びているかと思います。現在関わらせて頂いている九州の企業様と地元の食品素材を化粧品や健康食品などの原料として商品化するという試みを1年ほど前から始めています。

 

都道府県ごとに特産品がありますし、都道府県ごとに隠れたユニークな素材があると思っています。地方の素材を活かしたものを提供したい、地方から世界へ向けた発信をしていきたいと思っています。

 

コロナ禍で、自宅でのスキンケアに気を遣う人が増えていると思います。そんな中だからこそ独自性のある商品を開発することで、他の商品との差別化を図ることも大切だと思います。恐らくコロナが明けても完全に元の消費マインド、消費行動には戻らないと思うんですね。であればこそ、地元の素材を活かした商品に、非常にポテンシャル、チャンスがあると思っています。

 

あとは、欧米に本社を置くグローバル企業にも勤めていたので分かるのですが、世界的に見れば非常に有効な素材というのもまだまだ沢山あります。コロナ禍では海外へ行くこと自体が難しい現状ですが、まだ日本に紹介されていない世界のユニークな素材も紹介、導入していきたいと思っています。

 

 

上田さんが経営者におすすめする本はこちらです!

『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ アレン(著)

デール・カーネギーやオグ・マンディーノなど、成功哲学者たちが影響を受けたバイブルが詰め込まれた一冊。一世紀以上も読まれている名著で、上田さん自身も何度も読み返しているそう。ぜひ一度手に取ってみてください!

Amazon URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4763195093/

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!