今回は、つながるネット株式会社代表取締役、森 修氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。ぜひご覧ください!
つながるネット株式会社 会社概要
会社名称 | つながるネット株式会社 |
代表者 | 代表取締役 森 修 |
設立 | 2018年6月1日 |
主な事業 | 流通マーケティング・コンサルティング事業
クリエイティブ事業(ブランディング・動画・ホームページ作成など) ITコンサルティング事業 事業サポート(つなCommu運営) |
会社所在地 | 〒761-8081
香川県高松市成合町1067-7 |
会社HP | https://www.tsunagarunet.info/ |
まずは御社の事業内容について教えてください。
大きく分けて二つの軸があります。一つは起業家や個人事業主を対象としたサポートサービス。もう一つは総合マーケティングです。
弊社にご相談される多くのお客様や企業様は、抱えている問題の原因に気付いていないことが多々あります。そこで私たちがお客様のビジネスをしっかりと研究・分析し、問題を明らかにして効果的な解決策をご提案させていただいております。
また、素晴らしい商品やサービスを持っていても、ブランド化ができないでいらっしゃるお客様をサポートいたします。
ブランディングは「企業」「事業」「商品」の特徴や内容、全てを認知していただくこと。そのために、具体的にはフォトムービーやロゴ・パッケージデザイン、販売、最終的には売上までをトータルでサポートさせていただいております。
さらにITコンサルティング事業として、既存のシステムと事業を連動させたマニュアル作成サービスを提供しております。よくあるのが、企業様は業務を円滑に進めるために様々なシステムを導入されていると思います。
しかし、そのシステムもバージョンアップされて、初期マニュアルが古く参考にならなかったり、他のシステムと連携ができず、二度手間になってしまっている状態があります。また、マニュアルが使い物にならないために業務引き継ぎが口頭であったり、一部の人しか使えない状態になっています。マニュアルの再構築と業務の仕組みを見直すことで、本来のシステム能力を最大限引き出すことができます。
弊社は、起業家や起業したい方・個人事業主を始めたけれどうまくいかない方、それらの方々のサポートをやらせていただいております。売上まで責任を持って、一緒になってやっていこうという想いを持った会社です。何か困ったことがあれば、ぜひ弊社に声をかけていただきたいですね。
学生時代から、社会人を経て起業し、現在に至るまでのお話を聞かせてください。
高校卒業後は三越の子会社である食品会社に就職しました。そこでは高卒の自分とは違って、上司は大卒ばかりという現実に直面。このままここにいても出世がないと感じ、退社を決めました。
その後コンビニ事業の、株式会社ポプラに入社。学歴よりも実力主義のところが自分に合っており、20年近く勤めさせてもらいました。営業(=スーパーバイザー)を経験させていただき、コンビニ専門のコンサルにも携わりました。店長やエリア責任者、商品本部、店舗開発などの経験も経て、最終的には会社全体の運営にも携わりました。
また商品本部でMD(=マーチャンダイザー)をやっていた時に、全国に素晴らしい商品があることに気付かされました。コンビニでは取り扱いが難しい、それらの商品が埋もれてしまうのは残念だな…という想いから、ポプラを退職して2018年に今の会社を立ち上げました。
コンビニの枠を飛び出して、魅力的な商品の作り手さんたちのお手伝いをしたいと思ったんです。これが起業することになった一番のきっかけですね。昔から会社を立ち上げたいと思っていたというわけではなく、流れとして起業した感じです。
またその事業を始めようと考えていた時、各中小企業の方々から「手伝って欲しい」と、お声を掛けていただいたことにも背中を押されました。さらに当時、家族を残して転勤族として全国を回っていたので、地元である香川で起業して落ち着こうと考えたことも理由ではあります。
これまでに苦労したことなどを教えてください。
友人に声を掛けて仕事を始めた関係で、会社としての事業コンセプトが確立できていなかったことに苦労しました。
また対象が食品に限らなかったことが一つの壁でした。流通に関する部分のマーケティング事業としてやり始めたのですが、今まで食品しか扱った経験がなかったので、食品以外に手をつけようとしても何からやってよいか分からなかったのです。
そんな中コロナ禍になり、事業立ち上げ時のお客様の案件が終わった後の先の未来が全く見えなくなりました。
その結果、半年間無収入になった時期もありましたね。顧客の獲得ができなかったことには苦労しました。
その後、どのように乗り越えたのでしょうか?
次のステップをどうしようかと同じように悩まれている周囲の方々との繋がりにより、苦労を乗り越えました。
セミナーや商工会の集まり、異業種交流会などに参加して、いろんな人たちと話す機会を持ちました。そこで様々な個人事業主の方と知り合い、意見交換をしました。
個人事業主は“個人”なので、割の良い仕事を受けられることが少ないですが、それぞれが力を合わせることによって営業力をパワーアップさせることができると思うのです。
個人同士の繋がりが大きくなっていったタイミングで、ある個人事業主に「事業パートナーになって欲しい」と声を掛けられたことは大きなターニングポイントでした。
声を掛けていただいたおかげでクリエイターたちを抱えて仕事ができるようになったので、仕事の幅が大きく広がりました。このことは後に、総合マーケティング事業に携わる経緯となりました。
現在の会社としての課題を教えてください。
営業は私一人しかいないので、営業力不足を感じています。通常のコンサル業務も行なっていて仕事は多いので、人手が足りないことは会社としての大きな課題です。それを解消するために、弊社の事業内容に共感していただける人材や事業パートナーを探しています。
弊社は香川にありますが、お客様の半分程度は関東です。コロナが流行り出してオンライン化が進んでも、想いを伝えるためには対面でのやり取りは重要だと考えているので、私も月の半分くらいは関東で仕事をしています。
ですが関東のパートナーも増えてきているので、私がご依頼いただいた仕事を彼らにお任せすることも多くなりました。パートナーに仕事をお任せし、報酬を払う形を取らさせてもらっていますが、仕事の量に対して人員がまだ足りていないというのが正直なところであり、現在の課題ですね。
今後の展望や夢を教えてください。
『総合マーケティング』と言っていますが、まだまだ改良できる部分は多いと思っています。その部分で、もっとクリエイティブな人や前向きな人に集まってもらい、いろんな人が集まった事業組織のようなコミュニティーができたらいいなと思っています。
そうやって集まったパートナーたちの得意分野や、やりたいことを手助けすることによって、自社も会社として大きくなっていきたいですね。
実は最近、東京から香川に移住してきたパートナーがいるのですが、それがきっかけで『移住者応援』を始めました。彼が移住に関する問題をクリアできるような仕組みを手伝うことで、会社として新しいイノベーションを作ることができると思っています。
森さんが経営者におすすめする本を教えていただきました!
『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』 アダム グラント(著)、楠木 建(監訳)
「ギブ&テイク」とは、この世の中を形成する当たりまえの原理原則に思える。 しかし、これからの時代、その“常識”が果たして通用するのかどうか―著者の問題提起が、アメリカで大論議を巻き起こしている。 人間の3つのタイプである、ギバー(人に惜しみなく与える人)、テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)、マッチャー(損得のバランスを考える人)。 このそれぞれの特徴と可能性を分析したするどい視点。世界No.1ビジネス・スクール「ペンシルベニア大学ウォートン校」史上最年少終身教授、待望のデビュー作!! Amazon URL:https://amzn.to/37EQdfr |
投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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