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株式会社ワンクエスト代表取締役 井章弥氏

今回は、株式会社ワンクエスト代表取締役の、井 章弥氏にお話を伺ってきました。

『日本にお金を学ぶ文化を創る』を目標に掲げて活動されている井氏の、これまでの経歴や事業への思いをお届けします。

ぜひご覧ください!

株式会社ワンクエスト 会社概要

会社名称 株式会社ワンクエスト
代表者 井 章弥
設立 2018年3月
主な事業 金融教育スクールの運営

企業研修プログラムの構築・講師派遣

独立支援事業

転職支援事業

社員数 23名(取材時)※業務委託を含む
会社所在地 〒135-0061

東京都江東区豊洲3-4-2

会社HP https://one-quest.jp/

 

まず、井さんのこれまでのご経歴を教えてください

大学まで熊本にいたのですが、社会人になるタイミングで上京しました。

株式会社メドレーという医療系IT企業で週5日働きながら、平日の夜や土日を使って、個人事業主として金融教育の副業をしていました。2年間ほど掛け持ちで働いていたのですが、副業が軌道に乗ったタイミングで会社を退職し、株式会社ワンクエストを立ち上げました。

 

株式会社ワンクエストの事業内容の紹介をお願いします

主な事業内容は2つです。

1つ目は、お金の勉強をしたい人向けの金融教育のスクール事業です。

現在、日本では老後2000万円問題が取りざたされ、NISAやiDeCoで投資をしましょうという時代の流れがありますよね。その一方で、お金について学ぶ機会は、学校にも家庭にも一切ないような状況です。

当スクールでは、投資はもちろん、保険・税金・不動産等、お金のことを総合的に学べるようなマネースクール事業を行なっています。

 

2つ目が、独立系ファイナンシャルプランナーの育成スクールです。

一般的な日本のファイナンシャルプランナーは、保険や不動産など、特定の分野だけ詳しい方が多い印象を受けますが、本当にお客様の力になろうとすると、幅広い知識をもとに課題解決をすることが必要です。

私たちが育成している独立系のファイナンシャルプランナーは、特定の金融機関に属さず、売り上げノルマや商材の縛りを持たずに活動することを目標としています。だからこそ、お客様が本当に必要としているサービスを提供できます。

 

井さんが医療系IT企業で働いていながら、金融系に興味を持ったきっかけはなんですか?

実は上京してすぐ、詐欺のようなものに遭ってしまったんです。

当時は金融知識もなく、他人に依存して物事を判断してしまう部分がありました。被害をきっかけにそんな自分について振り返り、しっかりお金の勉強をしないといけないなと思いました。

また保険に加入していたのですが、その内容は死亡保障が1億円と、当時22歳で独身だった自分にはそぐわないものでした。その保険の見直しをしただけで、なんと生涯年収が1000万円ぐらい変わったんです。1000万円あったら、人生の可能性ってすごく広がりますよね。

この経験から、人生の選択肢を増やすためにも、日本にお金を学ぶ文化があってもいいんじゃないかなと考えて、金融教育の事業を始めました。

 

お客様はどのような方が多いですか?

お客様は幅広いですね。
これまではWEBの広告を打たずにやって来ていたので、同年代の20代、30代の方が多かったんですけど、最近は40代、50代の方からの相談も増えて年齢も幅広くなってきています。

 

若い方のほうがお金に対して意識が高くなってきているのでしょうか?

はい、若い方のほうが情報を取るのが上手い印象はありますね。
お金に対してのマインドブロックも最近は国としても投資の推奨をしているので、若い方々は先入観なく受け入れられているのかなという感覚はあります。

 

御社ならではのサービスや特徴などはありますか?

第一に、知識よりも結果にこだわっています。

他のマネースクールやFPスクールは専門用語を覚えることを重要視していて、知識は覚えたけど、結局どう活用すればいいのかまでは学べない印象です。僕らは知識だけではなく、目に見える結果にコミットをしています。学んだことによって得をした実感を持つことがゴールですね。

 

もう1つ、いかに楽しく学べるかを大切にしています。

当スクールに来てくださった方は「すごく面白かった」と言ってくれる方が多い印象です。実は楽しく学んでもらうために、たくさん小ネタ等を用意しているんです(笑)。

そこは、他のスクールと差別化できているポイントだと思います。

 

立ち上げから軌道に乗るまでに苦労されたことはありましたか?

まず、騙されたことで貧乏生活を強いられて苦労しました。

起業してからも、最初のうちは怪しまれることが多かったです。最近は、積み立てNISAなどは一般的になりましたが、当時は投資は危ない物、怪しい物という風潮がありました。なので、周りから信用を得ることは大変でした。

最近は、怪しまれながらも継続して発信したり、事業を継続していたことによって、信用してもらえるようになったと思います。この間、身近な友達からも「教えてくれ」という相談をもらいました。

ふるさと納税のやり方や、格安SIMへの変更など、より生活に身近な所から興味を持ってもらうきっかけを作っていますね。

 

現在の課題や困っていることはありますか?

最近では、公立高校で金融教育の授業をすることもあるくらい、信頼を積み重ねていますが、資金調達とかはしていないので、大手の芸能人を使った広告を打つ企業さんなどにはまだまだ勝てない部分はありますね。

時代は変わったとはいえ、まだ金融には抵抗がある人も多いので、その中で中小企業が信用を得る難しさも感じます。

 

今後やりたい事業や企画はありますか?

今1番伸ばしたい事業は、ファイナンシャルプランナーの育成事業です。個人でお金の勉強をすることは大前提ですが、最終的にプロを味方につけることはすごく大事です。お金のプロを日本にたくさん配置することが金融リテラシーの底上げにも繋がると考えています。

また、高校や企業様から金融教育のお声がけをいただけるようになってきているので、活動をどんどん増やしていきたいと思っています。

 

社員に対しての教育などはどうされていますか?

目先の利益よりも信用の積み重ねを大切にすることがまず1つあります。お金という人生に大きな影響を与える仕事をしているため、その責任と覚悟を持ち、信用されるに値する言動を社員みんなで心がけています。あとは、発信ですね。自分たちがどういうことをやっているのかをわかりやすく、TwitterやInstagramを使って発信しようと、みんなで話し合っています。

また、金融業界の営業マンは売る練習に時間を割きますが、僕らはお金の勉強に時間を割いています。もちろん売り方も大事ですが、それよりも本質的に内容をロジカルに説明できるかが大切だと思います。

 

信用を得るために行っていることはありますか?

思いを語ることを大切にしています。なぜ金融教育を日本に広めようとしているのか、なぜ投資をしないといけないのか、なぜFPになったのかを言語化して、いつ聞かれても答えられるようにしています。背景となっている思いを伝えたうえで、人と接するようにしています。

 

井さんに、経営者におすすめの本を教えていただきました!

『非常識な成功法則』 神田昌典 (著)

赤裸々で粗削り、ビジネス書界の超重要人物が自らの成功の秘訣を明かした、25万部を超えるベスト&ロングセラー。

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!