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りべる株式会社代表取締役 渋井裕也氏

今回はりべる株式会社代表取締役、渋井裕也氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

りべる株式会社 会社概要

会社名称 りべる株式会社
代表者 代表取締役社長 渋井裕也
設立 2012年2月
主な事業 ・広報/PR(国内外)
 SNS×PR
 MR/メディアキャラバン
 Z世代PR「ZtoZ」
 取材ライティング/動画撮影
 PRイベント/キャスティング

・新規事業開発支援
 アウトドア事業
 ワカモノ事業
 アパレル事業「TOY.s」
 自社メディア「ワカシル」

社員数 20名(業務委託含む)
会社所在地 〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町29-31 清桜ハイツ301号
会社HP https://www.liber.pr-chest.com/

 

 

まずは、御社の事業内容についてお聞かせください。

 

りべる株式会社は、「広報PR支援」と「新規事業開発支援」、この二つを主軸にした事業となっております。PR支援では、戦略から戦術までワンストップでオールジャンルの支援をさせていただいています。新聞、雑誌、WEB、TVへアプローチをかけ露出を図ったり、記者発表会やPRイベントの企画運営、コーポレートPRから商品PRまで幅広い実績を持っています。弊社では常にチームで動いているため絶対に複数人の確認が入り、メンバーそれぞれに得意分野があるため、企業様のニーズに合わせて適切なチームを編成して対応しております。

新規事業開発では、その時の世の中の動きに合わせて柔軟に対応しています。例えば、コロナがきっかけでハンコ撤廃の動きがあったことから個々のサインの需要が高まることが予想できたので、プロのデザイナーが完全オーダーメイドでオリジナルのサインをデザインするサービス「SIGN HACK」を他社様と共同でローンチいたしました。

また、僕自身が食への関心が高いため、渋谷の肉横丁の一角で「酒大学ごめん」という学生による学生のための居酒屋を運営させていただいたり、「自分たちが着たいものを作る」をコンセプトにオリジナルのアパレルブランド「TOY.s」を展開するなど。

さらに、若者のリアルを若者目線で発信していく、若者を知れるメディア「ワカシル」も運用しております。

 

僕自身がやりたいことは必ずやりたい人間なので、同じようにやりたいことがある人は一人では難しいなら弊社で一緒にやりませんか? というスタンスです。特に若い人ほどやりたいことができない壁はたくさんあります。資金がなかったり経験知識がなかったり。それなら資金は会社が、経験知識はメンバー同士で補い合う。どんなことにもPRは必要なため、事業開発から事業展開まで自社内で一貫できる体制にしています。

 

若者のやりたいことをサポートすることで、若者は夢を実現でき、弊社は会社の売上や情報の蓄積になります。お互いにとってメリットのある関係性ですよね。

なので、僕自身が学生の時にこんなこと経験してたら今もっと楽だっただろうな、と思うことを提供できる場をこれからも作り続けようと思っています。

 

どのような方へサービスを提供しているのでしょうか?

 

広報PR支援では企業様や団体様向けに広報担当の教育や広報PR業務の代理をおこなっております。

 

新規事業開発の分野では、若者をターゲットにした新しい顧客層を得意としています。弊社には、若い人材がたくさん存在していることもその理由です。若者を相手としてリーチしたい企業様は年々増えていて、若者個人向けに販売する企業様や、若年層の利益を高めたい企業様はたくさんあります。そのような企業様に対して顧客側の目線で事業設計を考えられるのが一つの強みです。

若者特有の新しく奇抜な発想だけでなく、多彩なジャンルのフリーの事業者様との繋がりがあるので、幅広い視野でリスクや可能性を絞り込むことが可能で、実現性の高いものを提供することができます。

 

学生時代から、社会人を経て起業し、現在に至るまでのお話を聞かせてください。

 

僕は幼少期から大学まで体育会系で、がっつり水泳をやっていました。学生時代の話で水泳以外に語れるものは特にないです(笑)。
19歳の時に家庭の事情など色々重なり大学を中退して社会に出ました。最初の職はパーソナルトレーナーです。お客様と対峙するうえで知識技術を身に着けているのは当たり前。そこからどんなパーソナリティを発揮できるか。個々がそれぞれ自分を磨いている環境だったので自然と僕も頑張れました。ここでの下積みは大変でしたが、今の僕にとって必要不可欠な経験でした。
ただ、僕はかなり好奇心旺盛でやりたいことが沢山ありました。おいしいごはんを食べるのが好きで、お酒も好きだったので、いつか自分でお店を持ちたいなと考えた時に、今の僕ではそもそも知識も経験もなくてできないと思い、トレーナーを辞め、飲食の業界に短期間ですがお世話になりました。
そのあとにやりたいことを一つずつやっていたら、いくら時間があっても足りないなと考えている時に出会ったのがPRです。PRを通して様々な業界に携わることができる。そこに胸を躍らせて今の会社の母体となるPR代理店に入社しました。

社員として働きつつ、PRの学びと支援を提供する社団法人でコミュニティマネージャー兼理事としてPRを求める様々な法人、個人の方と接していきました。その傍らで、自身で若者に焦点を当てた会社を立ち上げました。

これが最初の『りべる』です。この時は今とは違って、新規事業や若者支援をメインとした『0から1を作り上げる』ような事業内容でした。

会社を同時進行させていくうちに、「0から1を作り上げることとPRを一緒にできたら、全部を自社で完結できてすごく強いのではないか」と気付きました。そこで、PR会社と社団法人と、『りべる』の前身を合わせた会社が現在の『りべる』になります。

 

「起業したい!」という気持ちはそんなに強くはなかったのですが、やりたいことは絶対にやりたいし、やりたくないことはしたくないというハッキリした性格なので、組織に所属するのに向いていないと感じていました。

やりたいことには一番のモチベーションを乗せられるので、責任も含め、自分がトップになって全部請け負おうと思った結果、起業という形になったと言えますね。

 

これまで苦労したことと、それをどのように乗り越えたかを教えてください。

 

若者のやりたいことを支援したいと思ったとしても、相手が表現してくれないと、こちらに伝わらないんですよね。若者がやりたいことを表現してくれるようにすることに、苦労しました。

人間、色々と抱えていると思うのですが、どれだけ外に表現しているか、表現してくれるか…という点に苦労しました。活動できる『箱』を用意することよりも、心の中を打ち明けられるような環境を整えることが大事なんだと思いました。

そのため仕事を前提とする前に、人としてどれだけ寄り添えるかというところを勉強しました。「いかに察してあげられるか」など、コミュニケーションの解決を課題に考えていましたね。

 

自分は上下関係が好きではないんです。上司や部下などの立場、年齢も関係なく、やりたいことを表現していこうよ、という環境を作りたかった。なので『上司』ではなくお兄ちゃん、として距離を縮める工夫をして、若者の声を聞く努力をしました。その結果、若者とか年上とか、年齢関係なく話しやすい人になれたかもしれません(笑)。

 

りべる株式会社としての課題を教えてください。

 

人の数だけアイディアがあるので、関わる人数を増やしていきたいとは思っています。人数が増えるほど難しいので、みんなの進む方向性や認識を共通にしていくことは課題です。

特にここ最近は、自分が発する言葉に気を付けていますね。自分の言葉は、自分にしか責任が取れないので。

発した言葉と受け取った言葉にズレが起こった時に、気付ける人でありたいと思っています。自分が思うような言葉の内容のまま、スムーズに相手に認識して欲しいです。そうしてもらえるよう、努力もしています。置かれた役職や環境など、その相手によって言葉に対する認識は変わってしまう。だからそこは、会社全体で気を付けていきたいところでもありますね。

 

社員に共有していることがあれば教えてください。

 

『りべる』という社名に由来しているのですが、『自由』を尊重したいと思っています。現在は社員や業務委託など、それぞれに合わせた形でかかわっていただいています。なぜこのような形なのかというと、数ある選択肢の中に 『りべる』が存在してくれたらいいなという感覚からです。

『りべる』に社員として入社してしまうと、『りべる』のことしかできなくなってしまいます。そうではなくて、いろんなことをいろんな場所で経験して欲しい。その結果、逆に経験や成果を 『りべる』に還元できる人になってくれるとも思いますし。

それぞれのライフスタイルに合わせた、良い関係性で進めていければと願っています。

 

今後の展望や夢を教えてください。

 

会社の展望と、自分の描く夢はリンクしていますね。サッカーの応援歌だった、菅田将暉さんの『見たこともない景色』という曲のメッセージ性にすごく共感しています。

それぞれみんな進むべき道があるけれど、進んだ先で来た道を振り返った時には、みんなでそこから見えた景色を共有しようよ、という曲。それぞれに道があるんです。『りべる』にどれくらいの濃さで関わるかは、その人次第。

後々同窓会があった時などに「昔の『りべる』ではこんなことがあったね」と、『りべる』に少しでも関わったみんなが言えるように、存在し続ける会社でありたいと思っています。

 

 

渋井さんが経営者におすすめする本を教えていただきました!

 

『夢をかなえるゾウ1』 水野敬也(著)

ダメダメな僕のもとに突然現れたゾウの神様“ガネーシャ”。

なぜか関西弁で話し、甘いものが大好きな大食漢。

そのくせ、ニュートン、孔子、ナポレオン、最近ではビル・ゲイツくん(、、)まで、歴史上の偉人は自分が育ててきたという……。

しかも、その教えは「靴をみがく」とか「募金する」とか地味なものばかり。

こんなので僕の夢は本当にかなうの!?

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!