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Laniakea株式会社代表 冨田開平氏

今回はLaniakea株式会社代表、冨田 開平氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

Laniakea株式会社 会社概要

会社名称 Laniakea株式会社
代表者 冨田 開平
設立 2018年9月13日
主な事業 顧客の要望に沿ったハイスキルのDX人材を提供

テクノロジーによる社会変革を推進するラニアケア

通常の開発業務から、先端技術の実証実験まで、最適な技術者をご紹介

社員数 15名(取材時)
会社所在地 東京都中央区日本橋兜町17番1号 日本橋ロイヤルプラザ706
会社HP https://laniakea-tech.net/

 

事業紹介をお願いします。

Laniakea株式会社は2018年9月に創業して、今年で4期目の会社です。

テクノロジーを中核として、多角的に事業を展開することをコンセプトにしています。元々私がデータ分析を生業としていた関係でデータ分析や機械学習を中心に先端技術にフォーカスしたシステム開発会社として営業活動を行っており、データ関連の業務委託人材やシステム開発の依頼に応じて機械学習システムやアルゴリズムの研究開発支援をしています。

その他の事業内容としては、お客様に自社の技術を提供するビジネスだけではなく、お客様と一緒に合弁事業を企画したり、自社でのプロダクト開発を行っています。

 

学生時代に熱中したことを教えてください。

学生時代は貧乏だったのでバイトばかりしており、塾講師やベンチャー企業で営業のアルバイトを経験しました。

営業職の最初の仕事はテレアポからスタートしました。あとは本を沢山読んでいましたね。特に岩波文庫から出ている日本・中国の古典を読んでいました。中国の古典で特に好きな本は孫子や韓非子です。

 

就職活動を経験し、どのような会社に勤務されたのでしょうか?

大学時代は政治経済学部に所属していました。就職活動は日系の大企業や外資系企業を受けましたが、なかなか就職先が決まりませんでした。面接を受ける中で、大企業が性格的に向いていないことに気がつき方向転換することにしました。

大企業に就職するという当たり前の道が閉ざされている人は新しい道を見つけるしかないと考え、今後独立できる力がつくのではないかと思い新卒募集をやっていない商社を見つけ、履歴書を送り内定をいただきました。商社では、子会社のメーカーがあり、その法人営業を担当していました。

その後商社から転職し、父の経営している会社の手伝いをしていました。その会社がIT事業を行なっていたので、エンジニアに興味を持ちました。しかし父の会社の手伝いだけでは生活ができないので、ベンチャー企業でも日雇いのバイトを始めました。

バイト先がベルフェイス株式会社といってチームで売上を最大化する国内No.1のオンライン営業システムの会社で、私はベルフェイス株式会社の創業期に勤務しており、カスタマーサクセスを担当していました。お客様に満足いただけるようにという観点でデータを見るようになり、エンジニアリングやデータ分析についてもっと追求していきたいという気持ちが芽生えました。

 

そこからどのような会社でエンジニアリングやデータについて学ばれるのでしょうか?

アルバイトや父の会社を経て、当時伸び盛りだったデータ分析の会社に転職しました。しばらくの間は頑張って働いていましたが、勤め人で働くことが嫌になっていました。そのためデータ分析の会社が大手企業に買収されるタイミングでフリーランスに転身することにしました。

フリーランスになってから基本的には機械学習エンジニアとして、データ分析や機械学習システムの開発をしていました。フリーランスとして軌道に乗り始めたので、独立から1年後に法人を設立しました。クライアントワークはお客様に技術力を提供してお金をいただく、非常に地味ですが確実な商売です。これからは確実な商売を基盤にしつつ、テクノロジーと掛け算をして様々な事業に挑戦していきたいと考えています。具体的に言うとデータ、人工知能×something(何か)を掛け合わせた事業ですね。

現在自社で日本語の発音矯正アプリの開発をしていたり、ブロックチェーンによるフリーランスの与信管理アプリ作っていたりしています。日本語発音アプリは日本語学習をしている外国人に一つひとつの単語に対して、正しい発音に直るまでアプリで話させるサービスです。

日本人が身近にいない人たちでも、正しい日本語の発音を身につけることができます。また、九州で地方創生を支援する会社を作ろうしています。これからもコングロマリットの形態で事業を進めていきます。

 

起業して大変だったことはありますか?

私たちの会社はコロナ禍で打撃を受けました。コロナ渦の直前にはフリーランスの方に仕事を紹介する事業が主力事業だったのですが、しかしコロナショックの不景気によりフリーランスに仕事がなくなってしまいました。サービスをリリースし、営業マンを2人雇ったタイミングでコロナに突入したので、ビジネスが丸ごと駄目になってしまいました。

打開策としてフリーランス中心の業態から正社員中心の事業体制にシフトしました。結果としては正社員中心の体制に変換してよかったですね。自社員の成長はそのまま自社の技術力の成長にもなるからです。

またコロナウイルスの影響を打破するために新規の営業活動を停止して、経験者のエンジニアの採用を頑張ってました。人を雇う際に正直スキル面は多く求めておらず、技術はこれから社内で育てれば良いので、人柄を重視しています。

 

今後の展望はありますか?

今後の展望としては、技術力を提供するビジネスを中核にしつつ多角化を進めていきたいです。機械学習やブロックチェーンの活用に関する相談やシステム開発の相談がありましたらいつでもご連絡をいただきたいです。

また当社はこれから新規事業をたくさん立ち上げていくので、新規事業開発に携わるチャンスがたくさんあります。現在、積極的に採用を行っていますのでもし興味ありましたら、ぜひご応募ください。

 

経営者の方におすすめする本はありますか

岩波出版の「韓非子」です。何千年も読み継がれてきたものは自己啓発本と比較すると厚みが違います。最新情報も大事ですが、古来よりずっと大事に受け継がれてきた考えを融合していくことで新しい発見につながります。中国の古典だけでなく西洋やインドでも良いので歴史を通じて読み継がれてきたものをぜひ読んでみてください。

韓非子 第1冊 (岩波文庫 青 210-1)   www.amazon.co.jp/dp/4003321014

韓非子 (一)中国古代の法家思想の大成者とされる戦国末期の思想家韓非とその継承者の論著の集成.人間とは自分の利益を追求する存在であるという非情な人間観から,歯切れのよい文章で,法律・刑罰を政治の基礎だと説いてゆく.秦の始皇帝の法律万能の思想こそ,この法家思想であった.また,伝説・寓話に満ちた書としても有名である.付・索引.

 

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!