今回は、アルファサーチ株式会社の代表取締役 狩野鉄也(かのう てつや)氏にお話を伺ってきました。
医療業界に対する人材紹介においての長年のキャリアを活かし、数々の求職者を就職に導いてきた伝道師である狩野氏。
医療という専門性に特化した分野で、今後も実力を発揮し続け、企業からもますますの信頼を寄せられる存在になること間違いなしです。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください。
アルファサーチ株式会社 会社概要
会社名称 | アルファサーチ株式会社 |
代表者 | 代表取締役社長 狩野鉄也 |
設立 | 2015年5月15日 |
主な事業 | ・主に国内の医療機器、製薬、病院、介護サービス事業等の有料職業紹介事業 ・指名スカウト・ヘッドハンティング代行 ・採用コンサルティング ・人材紹介業の開業支援 ・人材紹介会社向け業務管理システムの販売 ・動画コンテンツ配信事業 |
社員数 | 3名(取材時) |
会社所在地 | 〒143-0016
東京都大田区大森北1-29-11 大森エリメントビル8F |
会社HP | https://www.alpha-search.jp/ |
聞き手:まずは、起業までの経緯を教えてください。
狩野さん:1998年に獨協大学法学部を卒業後、出版社や旅行会社勤務を経て、人材派遣会社の営業をしておりました。
それから医療業界専門の人材紹介会社に転職し、2005年創業者が立ち上げてほどなくして自分も加わり、人材紹介を行っていました。
2013年にその会社を退職し、2年間別の会社の人材紹介事業の立ち上げをやりながら、福岡の人材紹介会社の嘱託コンサルタントとして携わり、開業の準備資金を貯めていました。
2015年5月15日に、今の会社であるアルファサーチ株式会社を立ち上げました。
今年で7期目を迎え、企業を対象とした医療業界の中途採用の職業紹介に従事しています。
聞き手:独立したきっかけは何ですか?
狩野さん:人によっては学生時代からベンチャー企業を立ち上げたいという思いを持った方もいらっしゃいますが、元々、私には学生時代から起業したいという思いはありませんでした。
20代から何度も転職を繰り返し、自分自身も人材ビジネスに携わっているうちに、社会の中での自身の身の置き方が見えてきたんです。
それに加えて、親族の会社に7年間勤め、ナンバー2として経営者としての視点を学ぶ機会がありました。
人材紹介の仕事としての10数年の経験値も持っており、売り上げや利益を上げていく自信もあったので、新たなる挑戦をしてみようと思い、起業しました。
聞き手:アルファサーチ株式会社の事業内容について教えてください。
狩野さん:弊社は日本の医療機器や製薬メーカーをメインとした、中途採用をサポートする人材紹介会社になります。
基本的には自分自身が営業し、契約を結んで、紹介する流れになります。
聞き手:「アルファサーチ株式会社」ならではの特徴やサービスはありますか?
狩野さん:弊社の特徴はいくつかあります。
まずは、医療という領域ごとの専門性が大変高い人材紹介に特化している点です。医療の専門用語やキーワードなどを一定レベルで詳しく知らないと、医療現場にいる方への職業紹介はできません。そういった部分もある程度の知識を持っているので、親身になって専門的なコミュニケーションがとれる強みがあります。
次に、弊社は法人顧客を担当している者と、転職者をサポートする者とを分ける分業体制を取っていません。ですから、一気通貫型のサポートであるため、対応スピードが非常に速いです。
そして次に、適材適所を考えて、企業と転職者が求めているような的を得た人材紹介を実現する点です。大手の人材紹介会社によくありがちなのが、大量に人を募集し、一気に企業の人事に履歴書やレジメを送る行為です。弊社は細かい部分まで、しっかりとしたマッチングを考え、人材紹介を行っています。
その次は、求職者をお客様扱いしない点でしょうか。そうすると、顧客の企業に対して迷惑をかけることが生じてしまいやすくなるからです。私たちは求職者に対して、しっかりコミュニケーションを取り、潜在的ニーズや能力を引き出すことも大切ですし、就職が決まった後のサポートも大切だと考えています。つまり、最低限のビジネスパーソンとしてのルールは守っていただき、手厚くサポートさせていただいているということになります。
最後にヘッドハンティングを通常契約以下の料率でやらせていただいている点です。一般的にヘッドハンティングは通常のオペレーションと違った動きが必要なので、何かと労力がかかりがちになりますが、弊社では独自の手法により安価でヘッドハンティングサービスを提案させていただいております。
聞き手:起業後、どのような苦労がありましたか?
狩野さん:7年間お世話になった親族の会社を辞め、いきなり起業することに決めたので、知らないことを一から全て自分で調べていったことです。司法書士や税理士の手配など、はじめは知らないことだらけでした。
さらに、事業が軌道に乗るまでの道のりは険しく、自分1人がプレイヤーとして動いていたので、苦労や悩みを打ち明けられる人間がいなかったことです。
多くの本を読んだり、インターネットで調べたり、自分なりの突破口をいつも見つけてきました。
聞き手:事業が好転したターニングポイントは何ですか?
狩野さん:長年、医療業界に特化した人材紹介に従事していると、マンネリ化が起こります。
私は、いつも企業や求職者の方からいただいた仕事は、「新しい仕事だ」という思いを持ってやらせていただいています。
そうすることで、企業や求職者からの評価も上がり、信頼度も増した感じを受けます。
今後もこのスタンスは決して崩さずに、仕事に取り組んでいきたいと考えています。そうすることで、自分自身の成長も望めると深く実感しています。
聞き手:現在の課題は何ですか?
狩野さん:少数ゆえのマンパワー不足をいかに解消するか、という問題があります。この点においては極力無駄なコストを省き、いかに顧客満足度を高められる仕組みを作るか? という課題があり、人が介在しなくても良い部分を任せられる技術者とのリレーションシップが重要だと考えています。
聞き手:今後の事業の展望や夢を教えてください。
狩野さん:今後も継続的に長年培ってきた顧客や、求職者の方との人的ネットワークを活かしていきたいと考えています。
それをうまく活用することで、求職者の方のキャリアの構築、それにあたっての気付きなどをサポートさせていただければと思います。
医療業界の業態の変遷、制度の変更、採用マーケットの動向を客観的に見ていきながら、無機質で機械的なマッチングではなく、人としての温かみがあるしっかりと血の通ったマッチングを実現していきたいと思います。
また、それに対する適切なサポートを行っていきたいとも考えております。
聞き手:最後に御社のPRをお願いします。
狩野さん:弊社は長年医療業界に特化した人材紹介を行っているので、企業担当者や求職者の方とのコミュニケーションを密に行えることが強みです。
企業、求職者の両面の立場から求人を客観的に見ることと、長年培ってきた「人材ネットワーク」と「情報収集力」により、互いのニーズに合ったマッチングを実現させることができます。
ご依頼をいただいた企業様に、長期的にご活躍いただける求職者様の機会を一つでも多く作り出せるよう、今後も頑張ってまいります!
狩野さんが経営者におすすめする本を教えていただきました!
『運を支配する』 桜井章一(著)、藤田 晋(著) https://amzn.to/3Mc6mJ8
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投稿者プロフィール

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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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