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アローサル・テクノロジー株式会社代表 佐藤拓哉氏

今回はアローサル・テクノロジー株式会社代表、佐藤 拓哉氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

会社名称 アローサル・テクノロジー株式会社
代表者 佐藤 拓哉
設立 2013年9月26日
主な事業 Web3クリエイティブ事業

ITソリューション事業

社員数 35名(バングラデシュ含む)(取材時)
会社所在地 東京都港区北青山2-7-20 第2猪瀬ビル2F
会社HP https://www.arousal-tech.com/

 

現在の事業内容を教えてください

2013年9月に設立し、現在は日本とバングラデシュでWeb3に関するソリューションやメタバース、一般的なアプリケーション開発を行なっているシステム開発会社です。

 

どうしてバングラデシュにも拠点があるのでしょうか?

バングラデシュでの開発は色々なご縁があり実現しました。バングラデシュについて調査をしていくと人口が2億人近くいて市場規模が大きく、国際通貨基金(IMF)では、2020年代最も経済成長する国をバングラデシュと評価していることが分かりました。実際に現地に行くと、インドの隣の国ということで頭脳明晰で勉強熱心な人が多い印象を受けました。社会貢献性も高い国だったので、日本との相性も良いと思いました。

 

学生時代に熱中したことはありますか?

中学生時代は合唱コンクールで指揮者を担当していました。学校の中で指揮者賞をとったり、学級委員長をしたりしていたのでリーダーシップはその頃からありましたね。

高校時代はラーメン屋のバイトを始め、大学生の頃に車の免許を取って車を購入しました。ひたすらバイトに熱中して貯金するのが趣味でした。

 

いつからITやパソコンに興味があったのでしょうか?

親が携帯電話を持たせない方針だったので、その代わりにパソコンを使って友達とメールをしていたので、中学時代からパソコンによく触れていました。パソコンに加え、物作りも好きだったので、進学先を商業高校の情報処理科にしました。そこから短大も情報処理系に行っているのでずっとIT関係を学んでいましたね。

 

短大をご卒業されてからのキャリアを教えてください

一部上場企業のSIerの会社に新卒で入り、5年ほど働きました。最初は地元の熊本で就職活動をしていましたが、当時から起業を意識していて東京に興味があったので東京と九州の両方に拠点のある会社を選ぶことにしました。 私は就職時にすでに起業することを決めていたので「3年後ぐらいに起業しようと思っています。この会社にずっと居ませんが精一杯頑張ります!」と面接で話しました。入社後は半年間福岡で研修し、東京に配属されエンジニアとして勤務しました。

 

思い出に残っているお仕事を教えてください

失敗と成功体験の2つが思い出として心に残っています。

私は新卒の頃にとあるリリース作業をサポートを受けながら進行していた際に、間違ってデータベースを削除してしまったことがありました。血の気が引いて「やってしまった」と思ったことを今でも覚えています。先輩がバックアップ対応をしてくれて元に戻りましたがとても怖い思いをしました。それと同時に確認が必要だということを再認識して丁寧に仕事をする様になりました。

成功体験は、私はお客様の前で話すこと、話をまとめることが得意で、それを会社に認めてもらい、エンジニアとしては異例の大型案件を受注したことです。

 

起業のきっかけを教えてください

会社員時代、エンジニアの傍ら交流会や異業種交流会などのイベントの主催者をしていました。起業するには人脈が必要だと思っていたので、交流を広げる活動をしていました。私は自分のスキルを使って、ITプロジェクトで起業したいと考えており、そんな矢先、交流会でベトナムにシステムの拠点を持っている人と出会いました。その後、ベトナムで開発したものを私がチェックしてお客様に納品する事業をはじめました。

 

起業されてから大変だった時期はありますか?

起業から最初の3年はとても大変でした。最初の1年は何でもやるぞという意気込みで色々な案件に手を出していました。そのうちの1つでトラブルに巻き込まれて1000万円の負債を負ってしまいました。しかも、当時付き合ってた彼女との間に子どもができて結婚するという状況だったので、幸せと不幸のバランスが無茶苦茶でしたね。両親・義両親から「1年目で負債を出すくらいなら会社経営は向いていない。」と言われ、サラリーマンに戻るために就職活動を始めました。すると、どの会社でも内定をもらうことができて、逆に自分には市場価値があるんだという自信になっていきました。だったらもっと自分で社長をやってみたいと思い、社長業を続けることにしました。昼は社長業、夜は交通の警備バイトを掛け持ちして5年で負債を返済しました。働きすぎが原因で、お風呂に入っている時に口から血が出たこともありましたが、根がポジティブなので「あ、これ本に書ける!」と思ってましたね。笑

 

大変な時期をどのように乗り越えたのでしょうか?

1人で抱え込んでしまうタイプでしたが、だんだんと仲間や助けてくれる人が増えてきて、喜びも痛みもみんなで共有したことで、様々なことを分散できるようになって乗り越えることができました。何かトラブルが起きた場合は、誰に相談してどうしたら光が見えるのかを考えるようにしています。

 

今後の展望を教えてください

Web3やメタバースの仕事を積極的にしています。まだ、あまり表に出していないですが、自治体の仕事も受けています。意外かもしれませんが自治体とWeb3はとても相性が良いです。また、今取り組んでいるプロジェクトの1つにお寺をメタバース化するものもあり、日本のシンボルを世界中に届けていける仕事だと思っています。

今後はGAFAのように一極独裁になっている社会を変えて、小さな経済圏をいかに自立して回せるかを考えています。個人が強みを生かしながら経済が回せるようにWeb3やメタバースを開発していきたいです。長期的な発展を見据えて、ハードウェア開発事業にも着手しています。例えば長時間飛び続けるドローンの開発や太陽光セルとLEDライトにより充電できる電源ポータルです。太陽光が不要でLEDライトで充電ができれば電力不足の国で停電が起こっても難を逃れることができます。貧困の人たちにも届くようなプロダクトを作っていくのがビジョンの1つです。

個人的な展望としてはパーマメントトラベラーという生き方をしたいです。世界中から情報を取ってきて、ビジネスに活かすことで新しい観点が生まれ、社内に持ち込めば会社の発展になっていくと思っています。

 

メタバースの可能性として面白みを感じることは何でしょうか?

リアルでできないことがバーチャルで可能になることが1番の魅力です。また国境を超えて人が集まれる場所があるというのは良いですね。今でもSNSがありますが、もっとその場にいるようなリアルに感じることができるのがメタバースです。メタバースが発展すれば世界中どこでも仕事をすることができます。実際に東京で仕事をしていてもバングラデシュの社員が隣にいるかのように仕事ができます。そんな世の中にしていきたいですね。

 

他の経営者におすすめの本はありますか?

はい、2冊の本をおすすめしたいです。

1冊目は亀井聡彦さん、鈴木雄大さん、赤澤直樹さん著書の「Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」」です。この本は分かりやすく図や表でWeb3とDAOについて書かれているので、おすすめです。

2冊目は樺沢紫苑さん著書の「精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法」です。お金を稼いでビジネスを成功させるのは人生の一部です。自分の幸せ、家族の幸せ、会社のみんなの幸せ、世界の幸せを考えることで本当の幸福が追求できると思います。

本書は、単なる経済書でも、技術書でもない。
自己啓発書やSFのような未来予知本でもない。
今後世界を覆い、社会的な大変化を引き起こす「Web3」というインターネットの転換点と、その背景にある「DAO」というブロックチェーンによって可能になった新しいコミュニティについての概要と本質を、インターネットの歴史を紐解きながら1冊にまとめたものである。

なぜこれほどまでに世界が、起業家が、アーティストが、今に生きる人たちが、Web3に熱狂しているのだろうか。その背後にあるDAOになぜ注目が集まっているのか。
本書を読めば、その理由がわかるはずだ。
さぁ、Web3の世界へと飛び込んでみよう。

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!