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株式会社廣起 KOHKI Co.,Ltd代表取締役 廣木 雄一郎氏

  • 02/17/2022
  • 08/08/2024
  • 仕事
  • 5999回

今回は株式会社廣起 KOHKI Co.,Ltd代表、廣木 雄一郎氏にお話を聞いてきました!

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。ぜひご覧ください!

 

株式会社廣起 KOHKI Co.,Ltd 会社概要

会社名称 株式会社廣起 KOHKI Co.,Ltd
代表者 廣木 雄一郎(ひろき ゆういちろう)
設立 2019年5月20日
主な事業 ・人材育成のためのコンサルティング事業
・ビジネススクール、講演会等の企画及び運営
・有料職業紹介事業
・各種スポーツイベントの企画及び運営
・コワーキングスペース及びレンタルオフィス事業
・飲食店の経営及び運営
・化粧品販売
・医薬品流通コンサルティング事業
社員数 18名(アルバイト含む、取材時)
会社所在地 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目19-23 NAGASAKIビル206
会社HP https://www.kohki-official-site.com

 

貴社が行ってる事業についてご説明をお願いいたします

8つの事業を展開していますが、今回はメイン業務の人材育成、人材紹介事業・飲食店事業・コワーキング事業の3つについてお話しします。

1つ目の人材育成事業は、私自身が講師として目標達成や仕事に対する姿勢についての研修や講演会を企画しています。また、研修に参加する方々は20代の若手が多いので、キャリア相談や転職支援のサービスも行っております。

2つ目の飲食店事業では、イタリア焼きタルト菓子「クロスタータ」販売しています。クロスタータは、元々イタリアの家庭で作られるお菓子です。現在は大阪を中心に、工場と4つの店舗を展開しています。

アマレーナは、2003年にイタリアの文化を広めていきたいという想いでスタートした、イタリア洋菓子屋で、昨年からアマレーナを経営する企業と提携し、一緒に事業展開をすることになりました。
アマレーナのビジョンは「歓びの輪をつくる」ことです。私たちが販売するクロスタータは、手土産やギフトで喜ばれる一押しの商品なので、大切な恋人や家族へのプレゼントや、取引先の方への手土産などでご活用いただき、渡した側も受け取った側も、笑顔になって、歓びの輪が広がる機会を創っていけるように努力しております。

3つ目に、今年はコワーキングスペース事業も拡大していきたいです。今は大阪の肥後橋に店舗がありますが、2022年2月に神戸の北野エリアの異人館にもオープンしました。異人館でのコワーキングスペースは初めての試みで、神戸の若い人たちが集まって、コミュニティを作ったり、これから起業したい人が繋がったりする場を創っていきます。

 

学生時代打ち込んでいたことはありますか?

小学校3年生から15年間サッカーに夢中になった経験がきっかけで、スポーツの可能性や面白さをもっと多くの人に届けたい想いから、今の事業の1つであるスポーツイベントの企画・運営の事業をしています。

小学校3年生になるタイミングで親の転勤の関係で千葉から東京に引っ越しました。その後4年生になって初めて、出場したサッカーの地区大会で決勝まで勝ち上がりました。
私が試合終了間近でゴールを決め、自分の得点によって勝利した試合がありました。
ゴールを決めた瞬間、自分が後ろ振り返ったら、みんなが駆け寄ってきて、応援席では保護者や監督、コーチ、メンバーが喜んでる姿を見て、感動したことを今でも鮮明に覚えています。

サッカーを通して、自分たちのプレーや頑張る姿で、周り人たちに勇気を与えられたり、その場にいる人たちと感動する瞬間を共有できたりする中で、スポーツのやりがいや面白さを感じるようになりました。

 

大学時代はどのように過ごされたのでしょうか?

大学時代も一生懸命サッカーに打ち込んでいました。その後、大学3年生の秋頃に就職説明会が始まりました。当時は今ほどインターンシップ制度はなくて、皆が一斉に企業の説明会に参加して就職活動をする時代でした。自分の将来やキャリアのことを考えるために、先輩にアドバイスをもらう中で「廣木くんは何がやりたい?何がしたいの?」「どういう職種につきたいの?」とよく聞かれました。その質問に対して、これから社会人になる中で、「絶対やりたい」と言えるものがないと感じていました。

就活する中でやりたいことを探しましたが、当時はなかなか見つけられず、私が文系の学部だったこともあり、文系出身でもできる職種は何だろうと考え始めました。そこで、自分には営業職が合っていると思い、様々な業界の営業を受けて、塩野義製薬のMRに就職先を決めました。

 

社会人になって大変だったことはありますか?

今までコミュニケーションに対して真剣に向き合ってこなかったことで、人間関係では苦労しました。コミュニケーションとは、様々な要素がありますが、私は元々自分の意見を伝えなかったり、相手の顔色を気にして、空気を読み過ぎてしまうタイプの人間でした。

MRは、ドクターに対して、自社製品や疾病の情報提供を行う仕事で、競合他社メーカーも多い中でドクターと関係を構築していくことが重要でした。患者さんの命を預かる現場で働くドクターなので、限られた時間の中で、どれだけ価値がある情報提供ができるか、が鍵でした。

私にとっての最初の大きな課題は、自分の思っていることを簡潔にわかりやすく伝えられなかったり、相手の思っていることを感じ取れないことでした。コミュニケーションは双方向のやりとりなので、自分の事と相手の事をよく知った上で、信頼関係が初めて生まれます。そして、相手に興味を持って質問をしたり話を聞く中で、相手が求めていることが掴めて、喜ばれる提案ができるようになるのですが、これができるようになるまで、うまくいかない経験を数多くしました。

 

会社員から起業するきっかけはありましたか?

MRとして2年目になるとき、仕事がうまくいかないことで悩んでいました。
また、自分は当時の会社でずっと働いていく人生でいいのか、悩んでいたこともあって、社外の先輩や会社員以外の働き方をしている人に出会って、人生相談をする機会が増えました。

その中で、ある経営者から「1度きりの人生で自分が3~5年後もしくは30歳とかになったときに、どういう人生を送ってたら、ワクワクするか、心から幸せと言えるのかを描いて、創りたい人生から逆算して、今日1日を過ごした方が充実した毎日なるよ」と教えてもらいました。

自分の創りたい人生を描いてみると、会社員ではなく経営者になって商売をする必要があるということが明確になりました。
そして、会社員をしながら、そのきっかけを頂いた経営者の方から経営に必要なエッセンスを学び、独立のための準備をして28歳のときに独立しました。

 

初めは会社経営ではなく、自営業やフリーランスからと考える方が多いですがどうして経営をしてみたいと思ったのでしょうか?

独立を目指そうとしたときに、経営者と自営業は大事にしていることが違うと教わってきました。

自営業は、手に職をつけて、その道のプロとして、専門性を磨き、自分がサービスを提供することで、対価をいただいて働きます。
例えば、医者や保険の営業マン、スポーツ選手のような、その道のプロフェッショナルな人たちです。反対に、経営や商売をしていく強いチームを創りながら、あらゆる事業で成果を創っていくのが経営者だと思っています。

 

つまり、仕事や商売をする上で、根本的に大事にしている考え方や優先順位が違います。

先輩経営者の方からも「経営者は自分がその仕事をやりたいかは関係なく、世の中に必要とされたり、周りの人たちが喜ぶサービスをすると良いよ」と教わってきました。

 

たとえば、もしあなたがフィルムカメラで写真を撮るのが好きで、それを仕事にしたいと思ったとします。
ただ、フィルムカメラが好きでやりたいからと言って、それを仕事にすると、今の時代に合っていないサービスで、マーケットがありません。よっぽどフィルムカメラが好きなマニアの方は喜ぶかもしれませんが、事業で見ると売上がそもそも見込めないですよね。

世の中が必要としているかという観点で事業や商売をやらないと、価値提供できません。
チームがないと1馬力しかないので、この事業は大きくなりません。経営者として、成果を創るには、どんな事業でも良いので、一緒に立ち上げていけるチームがあるかが土台になります。

 

最初はどういった事業から始めたのでしょうか?

きっかけになったのは、スポーツイベントでした。結局、商売は集客力が大切で、集客力があるから売上があがり、売上があがるから利益が出ます。
何かイベントを企画した時にどれぐらいの人が応援してくれるか、もしくは一緒にチームとして動いてくれるか、をイベントを通じて実践してきました。
最初のスポーツイベントで5人から10人集客でき、参加した人に喜ばれて、廣木が企画するのだったら、参加するよって言ってもらえる人が徐々に増えていきました。

その中で、一緒にイベントを創ってくれるメンバーも増えていき、それが今の会社の土台になり、イベントを通して、良い人間関係が築けるようになっていきました。今後コロナウイルスが落ち着いたら、関西で一番大きなスポーツフェスを開催していきたいです。

 

 

起業した中での苦労したことはありましたか?

起業すると課題があったり、しんどいことがあったりしますが、人生は解釈次第で変わると考えています。「事実は1つで解釈は無数」という言葉があって、今と未来は変えられますが、同じように過去も変えられると思っています。

例えば、私の場合だと志望していた志望高校の受験に全て落ちてしまいました。当時の私は「失敗した」と思っていました。受験に対して、良いイメージがなく一生懸命頑張ったけれど、思うような結果が得られず、実力がないと決めつけていました。
今から振り返ると、高校受験に落ちたから、大学でもサッカーをすることになったし、うまくいかない人の気持ちが理解できるきっかけにもなりました。

今は、出来事をどう捉えているかというと、どんな出来事であっても、良い経験であったと捉えるように変わってきましたので、苦労をしたというよりは、全て自分の成長にとって必要な経験であったなと思えるようになりました。

 

今後の展望について何かありますか?

自分の人生でチャレンジし続けることは大切にしていきたいです。漠然とチャレンジするのではなく、目的や目標を持って、できるだけ高みを目指してチャレンジしていきたいです。
周りの人が無理だと思ったとしても関係なく、自分が心から実現したい結果に対して、どれだけ毎日努力できるかを意識しています。

私にとって、一生懸命チャレンジしてる人たちは、かっこいい生き方をしていて、プラスの影響力があります。
人は過去を見て自分の人生を決めるのではなく、未来から逆算して自分を変えていけば人生がうまくいくと信じています。
ただ、昔はサッカーや仕事にチャレンジする中で、人生でうまくいく人たちは、生まれ持った才能や能力であって、それ次第で決まってしまっているのではないかと思い込んでいました。しかし、自分で自分の可能性に蓋をして、自分で自分の可能性を過小評価していることだと気付かさせていただきました。

私は、24歳の途中から、自分の創りたい人生に向かってチャレンジしてきて、これからももっと表現してカタチにしていき、一緒に仕事をしている仲間やこれから出会う人に対して、人生はもっと面白くできるし、もっと楽しくできるし、自分の描いた人生を努力次第で創っていけることを伝えていきたいです。
人生は、努力次第で自分が描いたように創っていけるんだという人たちが増えたら、すごく良い世の中になるのではないかと思っています。

 

 

経営者の方におすすめする本はありますか?

永松茂久さん著書の「斎藤一人の人を動かす 」という本がおすすめです。斉藤一人さんは経営者として活躍されている方で、そのお弟子さんが書かれた本です。

『斎藤一人の人を動かす』  永松 茂久(著)

「人間関係、仕事、人生が全てうまくいく魔法がある。それは『人を動かす力』なんだよ。」――斎藤一人。本書は、日本一の大成功者・斎藤一人さんが、すべての人に贈る「究極の人間関係のバイブル」です。「21世紀を生きる人たちに、一番必要な力とは」「人は誰だって認められたいんだよ」「オーラを大きくする方法」「魂の次元を上げることは誰にだってできる」「自分より10倍うまくいっている人たちは、なにをやっているか」「成功者に選ばれる人間の条件」……など、人の心をつかみ、成功と幸せを手にするための一人さん渾身の講義です。◎斎藤一人さんのマンツーマンレクチャーを受けたい人、◎今のところよりさらに上に行きたい人、◎仕事、家庭、組織の人間関係で苦しんでいる人、◎パートナーとうまくやっていきたい人、◎人に誤解されやすい人、◎上司に認められたい人……などに特にお薦めです。あなたの人生を必ず豊かにしてくれる本。

Amazon URL:
https://www.amazon.co.jp/dp/4569790917/

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!