今回は 築地ビジネスホテル バン代表、潘俊宏氏にお話を聞いてきました!
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。ぜひご覧ください!
築地ビジネスホテル バン 会社概要
会社名称 | 築地ビジネスホテル バン |
代表者 | 潘 俊宏(ばん としひろ) |
主な事業 | ホテル運営 |
会社所在地 | 〒104-0045 東京都中央区築地 3-17-10 |
会社HP | http://www.hotelban.co.jp/index.html |
事業内容について教えてください
東京・築地で築46年、36室のミニマムなビジネスホテルを経営しています。
ホテルの特徴は大きく3つあり、1つ目は犬や猫、小動物などのペットと一緒に泊まれる部屋を用意しています。2つ目は「住まう暮らす」をテーマに長期で滞在できるサービスを展開しています。
3つ目は朝食です。お客様から築地の食材で手作りした和朝食サービスの評判が良かったのですが、現在は提供休止中ですがコロナウイルス感染終息後、再開予定です。
その代わり現在は当ホテルが発行している朝食券を使って築地市場内で提携した4つの老舗名店で朝ごはんを楽しむことができます。
学生時代はどのようなことを学ばれたのでしょうか?
大学では、日本の経済の仕組みや成り立ち、経済の構造を経済学部で勉強しました。他の教科では、人材や経理・財務も学びました。
大学を卒業してからは、国際ホテル専門学校に通いました。家業がホテル経営をしていましたので、専門知識を身につければ何か力添えできるのではないかと考えていましたし、いつ自分が家業を継いでも大丈夫な準備はしておこうと思い、ホテルのノウハウを身につけました。
その他には帝王学も勉強しており、人の上に立つときにどういったマインドや姿勢でいるべきかを知ることができました。
卒業後、帝国ホテルに勤務されたそうですが、何か決め手などありましたか?
世界最高峰と言われる環境でホテルについて勉強したかったので、帝国ホテルを就職先に選びました。帝国ホテルで「最高のサービス」を吸収したいと思っていましたね。
数年勤務し、ホテルについて学んだ後に不動産仲介会社に転職しました。ホテル勤務は給料が低かったので「稼ぐこと」、そして「今まで学んだコミュニケーション能力を発揮できること」を軸に再就職しました。
また、私は将来的に家業の不動産を所有することになるので、不動産業界は将来につながるだろうと考えていました。
不動産会社の収入はフルコミッションのインセンティブで、営業力で稼ぐという場所に身を置いて修行させてもらいました。
その後ホテルの道に行かれたきっかけは何だったのでしょうか?
きっかけは、父親が後継者を決めたいということで私が選ばれました。
今までの経験やホテル・不動産のノウハウは分かっていたので良い時期だと思って家業を継ぐことに決めました。
仕事をする中で大変だったことはありますか?
父との関係性です。
今まで家族だったのに急に社長と社員という関係性に変わります。やはり気を使うようになりますし、仲良すぎても経営がダメになってしまうので良いコミュニケーションを取ることに尽力しました。
その時は大変でしたが、今となっては人間関係のバランス感覚や耐久能力が鍛えられたと思います。
今後の展望はありますか?
ここ5年以内に築地ビジネスホテル バンを他が真似できない唯一無二のホテルにしていきたいです。さらに、当社のノウハウや蓄積してきた経験を他の宿泊施設に共有して、力添えもしていきたいです。
日本のサービス業界全体が盛り上げ、観光立国としてサービスの底上げを目指しています。
ホテルにはどのような方が勤務されているのでしょうか?
当ホテルのスタッフはお節介な性格の人が多いですね。
コンセプトを「第二の我が家のようなホテル」としているので、お客様は一家族として私たちのホテルに帰ってきて欲しいという思いがあります。
「第二の家」を意識しているので、フロントではなくリビングのような雰囲気を醸し出せるスタッフを採用しています。
コロナウイルス感染拡大の中でホテル業界はどのように変化しましたか?
昔はホテルの立地だけが重宝され、立地が良ければお客さんを十分に集客できました。
コロナによって全体的に出張や観光が低迷しているので、今度はホテルの中のポテンシャルをもっと発揮しなければいけないと考えています。今後はリニューアルして清潔感を保ち、感染対策も行って安心安全な滞在をお客様にお届けします。
あとは、自分自身に時間とお金をかける方が多くなってきているのでサウナや筋トレの施設も完備させていきたいです。ただ泊まるのではなくサウナで整うことで、ホテルの中でくつろげる構造にしていきたいです。
施設に力を持たせることで今後もコロナウイルスを乗り越えていきたいですね。
経営者に対してお勧めの本はありますか?
カーネギーの「人を動かす」です。この本が私の考えの中心になっています。
『人を動かす』 D・カーネギー(著)
邦訳500万部突破の歴史的ベストセラー。人づきあいの根本原則を実例豊かに説き起こし、時代を超えて読み継がれる不朽の名著。 あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著。 人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こす。深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、人に好かれて人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。 1936年の初版刊行以来、時代に合わなくなった部分を改良するなど、折々に改訂が施されてきた現行の公式版。 Amazon URL: |
投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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