今回は株式会社Japan PI代表、小山 悟郎氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社Japan PI |
代表者 | 小山 悟郎 |
設立 | 2002年10月28日 |
主な事業 | 【法人向け】
国内外の法人へ企業調査、デューデリジェンス、雇用前調査、知的財産権の調査 【弁護士向け】 付郵便送達や公示送達の現地調査、裁判証拠の収集、強制執行の為の資産調査 【投資家向け】 個人や企業の信用調査等、投資家向けのデューデリジェンス調査 【保険会社向け】 保険の不正受給、詐欺的休業補償、代理店契約の不正等の証拠収集や実態調査 【個人向け】 親族や子供の所在調査、詐欺や不正の証拠収集、離婚や不貞行為の調査 |
会社所在地 | 東京都新宿区北新宿2-6-20-504 |
会社HP | https://www.japanpi.com/ja/ |
事業内容を教えてください
株式会社Japan PIでは個人・法人、弁護士、投資家、保険会社から依頼をうけ、日本のみならず海外の調査も行っています。調査と翻訳を融合させたバイリンガル興信所で外国顧客・国内顧客向けの国内調査、および海外ネットワークを活かした海外調査を提供しています。
法人からの依頼だと、仕事上の取引内容の事実確認や相手企業・担当者に不祥事がないかなど、犯罪チェックや反社会的な勢力との繋がり、詐欺的な行為を繰り返していないか、といったことを明らかにしています。保険に関する分野では外国からの依頼が多く、アメリカで保険に加入した人が日本で亡くなった場合や日本旅行中に盗難があった場合の旅行保険調査を行なっています。相続問題を担当したり、離婚証明書の取得、DNA鑑定、バックグラウンドチェックなど、業務は多岐に渡ります。
今までにどのような事例がありますか?
製薬会社の社員が同業他社に情報を横流ししていたり、社内のパワハラや横領、虚偽報告などを明らかにしてきました。性善説で信じることは大切ですが、しっかりと第三者目線で見定めてもらい、素早くスピーディーに問題を解決し、会社の損失を少なくすることも大切です。
その他の事例はこちらをご参照ください→https://www.japanpi.com/ja/blog/
何かPRすることはありますか?
法人のお客様にはマーケティングや企業経営のリスク管理に当社の身辺調査をご活用いただけると思います。例えば、SNSマーケティングを行う際、起用するインフルエンサーが犯罪をしていないか、信頼に値する人物であるか、といった調査を行うことが可能です。表向きは良い顔でも、実は怪しい仕事をしている人も過去に存在しました。
事業を行う上で、人・企業への不信感がありましたら遠慮なくご相談ください。
https://www.japanpi.com/ja/contact-us/
ビジネスを行う際、身辺調査を行うほうがいいのでしょうか?
日本だとあまりないのですが、外国では採用や取引などを行う際、調査せずに実行し、その結果不祥事が起こった場合は経営者が訴えられることがあります。外国はバックグラウンド調査を政府がバックアップしていますが、日本の場合は性善説が強く、あまりコソコソ調査しない方が良いとされていますね。
しかし、心配ごとを抱えたままビジネスを行うことはよくないので、気になったら調査を行うほうがいいと思います。
学生時代頑張ったことはありますか?
格闘技が好きで打ち込んでいましたが、怪我が多くて活躍できないで終わってしまいました。若いころから好奇心が強く、訪問販売や病院での人体実験のアルバイトなど、珍しい仕事を幾つも経験しました。また、物心つく前から諸外国の動向に興味があり、情報収集をするために語学学習に励んでいました。英語はもちろんのこと、今でも多言語学習は趣味として続けています。
どうして調査員(探偵)になることになったのでしょうか?
大学中退後に、渋谷区にあった追跡調査センターに入社しました。元々、一般的ではないニッチな業種に興味があり、調査員の仕事はライセンスの登録認定がない仕事で雑多な人も多い業界と知り、面白半分で応募したのがきっかけです。研修時代には尾行調査を学び、探偵としての技術を身につけられたのは良かったですね。探偵の仕事は一対一で相談に乗って解決していく用心棒のような仕事なので、実際に働いてみるとやりがいを感じるようになりました。
そして、探偵業もひとつのビジネスなので、悩みを聞いて共感しながらも無料相談で終わっては意味がないので、ビジネスに繋がる部分を抽出していくことを心がけていました。
創業当時はどのようにビジネス展開されたのですか?
創業当時は外国が絡む個人案件で資金獲得をしながら、徐々に法人向けのサービスにシフトしていきました。また、日本人の感覚だと調査会社に対してどうしても怪しいイメージがあるので、最初からブランディングも兼ねて日本とハワイの2拠点に事務所を設立しました。日本人には外国に事務所があると「すごい」というイメージを持ってもらいやすく、信頼していただけるきっかけになっています。
経営者として大変だったことはありますか?
国によって調査ができない場合があることです。例えば、中国や韓国では調査業が認められていませんし、世界には調査権限を与えない意向の国もあります。また、危険と隣り合わせの仕事ですので、大変だと思うことは多々あります。
印象深い経験として、以前男性の方から「自分を振った女性の住所を知りたい」という相談がありました。感覚的になにかおかしいと感じて当社は断りましたが、別の調査会社は依頼を受け、その男性は女性の住所を聞いた後、無理心中を図ったそうです。
探偵という仕事は、真面目に業務をやっていても誰かを巻き込んでしまったり不幸にしてしまうことがあります。依頼者の異変を見抜けずに、ストーカーや反社の方から依頼を受けると業界全体に大打撃を与えてしまうので注意が必要です。過去に別会社の問題の風評被害に巻き込まれたことがあり、非常に苦労しました。
業務上のリスク管理も他の業種よりかなり慎重に行わないと生き残れないのが探偵業界ですので、商業主義に走らず、常に注意して仕事をしています。
今後の展望を教えてください
業界のイメージを良い方向に持っていきたいですね。調査員は日陰者のような扱いですが、社会的に正義になるジャンルに拡大し、新たなニーズを掘り起こしていきたいです。
日本では、調査員の仕事自体が社会にあってもなくても良いんじゃないかと思われていますが、経済的な問題や法的な問題で悩み、解決を望んでいる方は意外と多くいらっしゃいます。特に私達は国外の顧客から受ける案件が多いので、外国のお客様が探偵業に求めるニーズに答えなければなりません。日本の探偵業は後進国と同じように遅れをとっていますので、リスク管理のためにも、もっと活用されるようになってほしいです。そして、そのためにも依頼のジャンルを多岐に渡って受けていくことが必要だと考えています。
調査員として大切にしている哲学があれば教えてください
依頼者に忠誠を誓うことです。依頼を引き受けたら絶対に依頼者を裏切ることはしません。そのためにも、依頼者のニーズを掘り起こして完璧に沿っていくことを心がけています。
怪しい人やコンプライアンス的に問題がある場合以外は依頼を受けています。依頼者を助けるために、依頼者に忠誠を誓って誠実に仕事をしていますので、ぜひ安心してご依頼ください
https://www.japanpi.com/ja/contact-us/
投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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