今回はハウスリンクマネジメント株式会社代表、菅谷太一氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | ハウスリンクマネジメント株式会社 |
代表者 | 菅谷太一 |
設立 | 平成26年2月14日 |
主な事業 | ・不動産売買、仲介
・不動産賃貸管理 ・建物内外装工事、大規模修繕工事 ・液化石油ガスの販売、仲介 ・少額短期保険、火災保険販売 |
社員数 | 27名(取材時:役員、パートを含む) |
会社所在地 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目31番11号 KSビル702 |
会社HP | https://h-l-m.jp/ |
事業内容についてご紹介をお願いいたします
当社ハウスリングマネジメント株式会社は将来の経済的不安を解消できるように資産形成・資産保全のお手伝いをしています。お客さまは経営者・高所得サラリーマン・士業・地主など多岐にわたりますが、どのような状況のお客様であっても当社のサービスがお役に立てればと考えており、真心を込めた対応をさせて頂いております。
具体的に当社が行っている事業は自社で1棟の収益用不動産を開発し、それを仲介業者を通さず自社で販売します。不動産の融資付けも当社で行っておりますが独自の融資アレンジにより少しでもお客様が喜んでいただけるアレンジをしています。
また、その後の賃貸管理、物件のライフライン(電気・ガス)供給をし、メンテナンスをし、物件をその後どのように運用していくのかの指南を含めてすべて自社で対応させて頂くのが特徴です。
物件に関しての特徴をご説明申し上げます。
2点あり、ひとつが手作り自社建築であるという事です。まず、新築ですが当社は木造が主力商品ですが、要望次第ではRC造、鉄骨造の供給も可能です。設計から確認申請業務、施工管理などすべて自社で対応をしています。手作り自社建築をしている理由は少しでもコストを省き、競争力を高めるためです。
供給エリアは1都3県で供給しています。
中古物件に関してですが、建物の老朽化、修繕未実施、入居率不調など流通性に乏しい物件を当社で取得して、不具合を改善する作業を行います。そして物件を賃貸経営上問題が無い事を確認した上で供給しています。
こちらも自社で修繕しています。
中古物件は比較的土地の資産価値が高い案件をご紹介させて頂いております。資産価値が高い事で築古物件であっても、その後仮に売却する際にもスムーズであるという事、資産高であるために比較的安全投資であると好評をいただいています。
物件に関しての特徴その2ですが、利回りが高いという点です。前述のとおり、自社ですべて対応をする為に中間マージンが省かれており、その為に物件の利回りが高くなっています。
ハウスメーカーさんは良く相続税対策という名目で事業の提案をなされると思います。借入を主に考えて、単純に死亡時の相続税がかからないようにするというだけのビジネスですが、当社はその提案自体お客様のためにならないと考えておりますので行いません。
当社はあくまで少しでも利回りの高い商品を供給し、お客様にその運用益でキャッシュリッチになって頂く事がミッションと考えています。
学生時代に打ち込んだことを教えてください
趣味に関してですが、母方の実家が長野県だったので親族皆スキーをするため、私も幼少の頃からスキーをしていました関係で大学生の頃はスキーばかりしていました。
12~4月まで長野県の佐久の白樺高原でスキーインストラクターをしていました。
冬以外の時期はコンビニでバイトをし、スキーシーズン中の約90日間はスキーのインストラクターでお金を貯め、それ以外は全日本を含めてスキー大会に上位目指して参加する生活をしていました。
4年間スキーをしまくったおかげでSAJテクニカルプライズ、SAJ基礎スキー準指導員の資格を獲得できました。
学業に関してですが、大学では東京経済大学経済学部で学んでいました。
大学でのスキーサークル、スキーの東京都スキー連盟所属の社会人クラブS・A・A、大会の運営準責任者をしていたSSAK(関東学生スキー大会)の事務局、コンビニバイトでの人脈形成をしました。
どのように就職活動をされたのでしょうか?
私は2000年卒ですが、その年はITバブル崩壊、デフレ不況と言われる最悪の就職氷河期時代でした。
東京経済大学はホテルオークラの大倉喜八郎が創業者であり、商業の色が強く、過去就職内定率が高いために、大学出身者はほぼ100%就職が決まります。
私は当初銀行へ行こうと考えていましたが、金融業界が散々であり、日本長期信用銀行破綻、山一證券倒産、りそな銀行公的資金注入、北海道拓殖銀行破綻と金融業界では良い話がどこにもありませんでした。そのため潰れない会社に行こうと考えてインフラ系である電気ガス水道関係の企業を中心に面接を受けるようにしました。
4社内定を頂きましたが、そのうちの1社某燃料商社に内定を頂き仙台支店に配属されました。会社ではプロパンガスの営業、施工管理、住宅設備機器販売を経験しました。
不動産会社やアパートのオーナーがお客様でしたが、そこは今も変わらないところです。
燃料商社には何年在籍されたのでしょうか?
10年勤務しました。
入社した会社は通常ルート営業なのですが、仙台支店で私だけ何故か新入社員から関連会社への出向の辞令を受け、新規開拓の指示を受けました。
誰もやっておらず、自分だけ新規開拓で投げ出された事が非常に苦痛であり、恨めしく思いましたが、どのお客様であればお話を聞いてもらえるのか仮説を立て、行動計画を行い、辛くても1日10件は新規営業先を回ろうと決めて営業を続けました。
2か月目で100社前後営業をまわったころ、岩沼というエリアの某不動産管理会社が初めてお話を聞いてくれ、お取引が開始されました。
その後も30社ほどの新規取引先を開拓したのですが、おかげさまで入社2年目から7年目まで全社で新規獲得NO1の社長賞を頂く事ができました。
新規訪問はとても辛い作業ですが、その分会社の成長がありますので、少しは会社に貢献できたという自負を持つことが出来ました。
仙台支店から埼玉支店に転勤となり、それを機に某不動産ベンチャー企業とのお取引を開始しました。もともと不動産系の会社にはとても興味がありました。さらにその会社は飛躍的に躍進しているのを知っていたので、自身として不動産購入できればという気持ちとそもそもサラリーマンとしての営業取引ができればと2軸で考え、営業をしました。
不動産運用ですが、27歳より自身で不動産購入し、大家として運用開始をいたしました。就職活動から継続して不況で苦しんでいる日本経済を目の当たりにし、自分の身は自分で守らなければいけないと考えて始めたのがきっかけです。
その会社に営業をしてみると、私を不動産投資家として面白いと思ってくれたのもあって、当時の常務と一緒に仕事をするようになりました。Mという会社です。
2年ほど一緒に働いた後にMの社員になる提案を受けました。半年ほど悩みましたが転職を決意しました。
理由は2点ありました。
1点は自分で不動産賃貸業を行う事により、賃貸事業に関してはある程度理解していたという事と、新卒で入社した会社勤務時代に建物の塗装、外装、内装工事、設備改善などの施工メンテナンスもしていたのでM に転職した後の仕事のイメージが見えたのがひとつ、
あと1点ですが、代表、専務に非常に良くして頂いていており、成長ベンチャーを創業して拡大している尊敬と憧れの部分が非常に多かったと思います。
ベンチャー企業の中で自分の力を磨いてさらにレベルの高いビジネスマンになれたらと思い、転職を決意しました。
サラリーマン時代に思い出に残っていることはありますか?
前職は朝5時に起きて1時に寝るような忙しい生活でしたが、すごく多くのことを学ぶことができて急成長した事です。
お取引先の経営者と話をしている際に自助努力で成功を勝ち取っている事に感銘を覚えていました。
その中でも前職代表は軍を抜いていた事を覚えています。
その社長の元で一緒に勤務させて頂いたのは2年ほどであり、幹部候補生として入社したものの出来の悪い私の指導はご苦労されたと思いますが、私としては社長の元で不動産のイロハ、再度社会人としてのイロハ、熱意を持って仕事をする重さを学び、人として大きく成長することができましたと思います。
また若年層の社員が多かったこともあり、悩みながらも人材マネジメント術も学びました。
ハードな勤務で一時体調も崩したりキツい部分もありましたがとてもやりがいがありました。
起業のきっかけについて教えてください
前職勤務時代に2名の起業研修生がおり、とても優秀なビジネスマンでした。
2人とも起業し、どんどん成長している姿を目の当たりにしました。そのため「私も起業したら面白いのではないか?」と思うようになり、2人に相談すると背中を押してくれたので、起業を決意しました。
起業してから一番苦労した時期について教えてください
一番大変だったのは代表の思いと社員の思いがうまく交わらなくなってきた時です。会社の利益が上がって非常に忙しいんですが、新しく社員が入社しても忙しすぎて会社の仕事を満足に覚えられないことがありました。私が営業でトップを走りながら、社員のマネジメントをしなければならないような立場でした。社員に対しては休ませなければいけないので「そんなに頑張って仕事しなくてもいいよ」と伝え、私が陰で仕事を頑張らなければいけない時期が2年ほど続いたときです。
どのように改善しましたか?
現副社長を登用し、役員会を定期的に開催し、組織を作り俗人的ではなくルールで会社を運用するようになり改善に向かいました。
また会社の思いを統一させるために理念や社訓を重要視しました。月並みではありますが、3方良しを発信し、日々の行動を企業理念に当てはめて指導をしているので、次第にその考えが浸透し、おもてなしの心を持った優しい社員が多い組織になったと思います。
素敵な社員さんが多い会社なんですね!採用に関してはどのように取り組まれているのでしょうか?
新卒の方は5名採用予定ですが、今年約120名の応募をいただいています。自己実現ができるような職場を作っていきたいと考えておりますので、大企業も良いと思いますが、当社のように地域に根ざした中小企業にも目を向けてもらえると嬉しいですね。
当社のお客様は地主、経営者などSクラス級の方が大多数を占めます。そのような方達と対等に話すためには現在のビジネスをきっちりとこなすだけではなく、常に上を目指して学ぶことが必要です。
継続的に学ぶことにより顧客の信頼を勝ちうることができるようになってほしいです。
今後の展望について教えてください
日々役員会で「お客様を大切にしつつ100年続く素敵な企業」にしたいと話しています。目に見える今の利益だけではなく、将来利益を提供し続けられる企業でありたいですね。
経営者におすすめの本はありますか?
前田裕之さん著書の『ドキュメント 銀行 金融再編の20年史』金融です。どのような歴史で今の金融に銀行の形になっているのでマニアックな本ですが面白い内容です。
私自身も3冊本を出しており、1冊目が『不動産物資は「土地値物件」ではじめなさい』という資産価値の高い土地を買うことの重要性を説いた本、2冊目は『人口減少時代を勝ち抜く 最強の賃貸経営バイブル』という賃貸管理の本、3冊目は税金と不動産の関係の『あなたはなぜ年収1000万円以上なのに資産が増えないのか』です。今後は地方の土地の価値に関しての本を書いていきたいと思っています。ぜひご覧ください!
経済人・金融関係者必携! 日経新聞編集委員が描く、激動の20年史。 バブル崩壊、不良債権、追い貸し、合併というどん底の時代に、経営陣はいかに苦闘し、どう行動してきたのか? メガバンク誕生、長信銀の消滅、規制緩和、その背景・功罪とは? 私たちは今 、どう銀行と付き合うべきか? 銀行とはどんなところで、何を考え、どう行動しているのか、よく知っている人は少ないのではないだろうか。 「銀行業とは何か」「銀行は安全なのか」という疑問に答え、これから銀行とどう付き合うべきかを考えるヒントを提供するのが本書の狙いだ。 日本の大手銀行がバブル崩壊後にどのような運命をたどり、 5大金融グループがどんな経緯で誕生したのか、その時代を象徴する経営者らが傾いた銀行の再生に奮闘する姿を描き出す。 また、銀行の「新陳代謝」をテーマに、地方銀行・第2地方銀行と、インターネット銀行などの新設銀行を取り上げる。 最後に、銀行業の 本質を、経済理論を紐解きながら解説し、銀行はどうあるべきか問題を提起する。 AmazonURL |
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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