今回はFREEDOM X株式会社代表、衣笠 茂樹氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください！
| 会社名称 | FREEDOM X株式会社 |
| 代表者 | 衣笠 茂樹 |
| 設立 | 2019年9月17日 |
| 主な事業 | 建築・不動産領域におけるDXコンサルティング
ランティの開発、ランティPRO(システム)の販売、不動産仲介 |
| 社員数 | 45名（取材時） |
| 会社所在地 | 東京都中央区日本橋富沢町11-12 サンライズビル8階 |
| 会社HP | https://freedom-x.co.jp |
事業内容を教えてください
当社は建築・不動産テックを中心とした事業を行っております。自社サービスDXツールの企画・開発・販売や、他の企業に向けてもプロダクトに関してのコンサルティングをしています。当社で提供している「ランディ」は、Web上に掲載されている不動産関係者のみが閲覧できる非公開物件を含む全売土地情報から重複物件なく検索できる業界初の土地検索エンジンです。
不動産会社はDX化が遅れています。その理由に中小企業が多いことや、DXツールがありすぎて選べない会社や、社員の年齢層がある程度高くITリテラシーがない会社も多い背景があります。
当社では会社規模や業種に合わせて、ツールを選ぶことができ、その先のフローのアドバイスまで行っています。
何かPRしたいことはありますか？
当社は、多くのハウスメーカー・工務店等が苦手意識を持っている土地探しを支援するツールの提供を行い、注文建築の成約率向上において、コストや人的リソースの課題を抱えている企業の課題解決を支援してまいりました。
今後はさらにWebマーケティングコンサル領域にも力を入れていきたいです。これまでは来店後の成約率をアップする営業の課題解決をしていましたが、今後は集客においての価値提供をしていくため、新しくWebマーケティング支援事業を始めました。ご興味がありましたらこちらより資料をダウンロードください。
URL：https://freedom-mkt.co.jp/service/marketing/
学生時代はどのようにお過ごしでしたか？
学生時代は理系のオタクでゲームやロールプレイングゲームの攻略コンテンツを作っており、自分なりに課題を発見して、解決するための発明をしていました。ロールプレイングゲームはキャラクターを育てるために、長時間プレイしないといけません。そのため仕事をしていると時間に余裕のある主婦やニートには勝つことができません。だからこそ仕事をしている間に負けないように自動でレベル上げしてくれるシステムを作っていました。退屈な部分はロボットに担い、楽しいところだけできるような仕様にしました。
不動産に興味を持ったきっかけを教えてください
父親が兵庫県警の警察官で、小学生の頃には3回の転校を経験しました。警察官の転勤は田舎に引っ越さなければならず、古いアパートばかりに住んでいたので、マイホームの憧れを抱くようになりました。休日の折込チラシの不動産情報を眺めているところから、不動産に興味を持ったのかもしれませんね。
大学卒業後から不動産のお仕事をされるのでしょうか？
はい。幼少期の経験から「住みたい場所を選べるお手伝いがしたい」と不動産会社を目指しました。最初のキャリアはマンションデベロッパーという新築マンションを建てて販売する会社でした。ですが、仕事を続けていくうちに売れ残りの部屋を埋めるためにどんなお客様が内見しても「あなたにぴったりのお部屋です！」と紹介しないといけないことに疲れてきました。
2年後にはお客様の要望を聞きながらお部屋を紹介できる仲介業者に転職しました。仲介業者で仕事をしていると裏で手数料率が違うことがあったり、優先的にお客様に紹介しなければなら物件があったりしました。そんな時に司法書士の知り合いから士業を集めた中小企業経営者向けにコンサルティングファームを創業する話をいただき、2013年に転職しました。
コンサルティングファームではどのようなお仕事をされたのでしょうか？
コンサルをはじめた2日後に、FREEDOM株式会社の社長が相談に来ました。その時はFREEDOM が不動産部門をはじめた直後だったので、マニュアル作成や採用、契約書の作り方などを私が担当しました。コンサルティングファームに在籍しながら週3日ぐらいはFREEDOMの営業部長の仕事をしていましたね。2年ほどしてメンバーが増えてきたタイミングの2015年にFREEDOMへ移籍しました。
移籍してからは、注文住宅のための土地探しに特化した土地検索エンジン「ランディ」を独自開発しました。不動産の営業担当者は毎日土地情報を収集してお客様へ送り続ける仕事が発生します。最初は営業部門の残業を減らして、効率化のために作成しました。当社で実際に使ってみると成約率も落とさずに効率化できていたので、同じ課題を抱える他社様にも販売することになりました。販売にあたりFREEDOM株式会社から分社化し、そのタイミングで社長になりました。
社長になってから大変だったことを教えてください
土地検索エンジン「ランディ」を他社に展開する際に議論になりました。自社のために開発したツールで、1人あたり2時間の残業が削減できていましたが、これをライバル関係である不動産会社にランディを売ることで、競争が激化するのではないかと反対の声がありました。反対する社員に1人ずつ話を聞いて、課題を見つけて、どうやっていったら成果が出るかを話し合い、乗り越えました。
理念にはどのような想いが込められているのでしょうか？
私たちは「教育よりも早く、採用より確実に。知的生産性に、革命を。」を理念として掲げています。不動産屋はお客さんの接客から契約まで1人で担当することが多く、個人事業主の集団のようになりがちです。そのためお互いがライバル関係になって同じ会社でもやり方を教えないことが多いんです。そのため、研修の制度を充実させてすぐに1人前になれるような業界にしていきたいと思い、この理念にしました。
今後の展望を教えてください
不動産会社はエンドユーザーに優しくない業界になっていると思います。お客様はお仕事をされている余った時間で家を探さなければなりません。もっと楽しくポジティブな気持ちで不動産を探せるように、そして「探す」から「選ぶ」に変えられるよう、業界全体を変えていきたいです。そしてプロと同様な目線で、エンドユーザーが簡単に不動産を絞り込める世界を作っていきたいですね。
他の経営者におすすめの本を教えてください
門井慶喜さん著書の『家康、江戸を建てる』です。小説ですが、見方を変えてビジネス書として読むととても面白いと思います。家康の部下たちがどうやってミッションをクリアしていくかという内容が書かれています。アイディアを出す発想がビジネスで困ったときにすごい似ていておすすめです！
気になった方はぜひご覧ください！
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております！
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります！
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