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株式会社AlbaLink代表 河田 憲二氏

 

今回は株式会社AlbaLink代表、河田 憲二氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

 

会社名称 株式会社AlbaLink
代表者 河田 憲二
設立 平成23年1月
主な事業 不動産の売買・仲介・鑑定
従業員数 94名(取材時)
会社所在地 東京都江東区富岡2-11-18 リードシー門前仲町ビル6F
会社HP https://albalink.co.jp/

https://wakearipro.com/

https://albalink.co.jp/realestate/

 

 

現在の事業内容を教えてください

当社は不動産の買取再販を事業としています。弊社は大きく2つの特徴があります。1つ目は訳あり物件や地方の空き家など、アットホームやSUUMOなどでの販売が難しい不動産ばかりを扱っているところです。どんな物件でもお困りのものがあれば相談ください!

2つ目はマーケティングが起点となっている不動産会社で、会社内にマーケティング部署を設置しているところです。私は元々アフィリエイトやオウンドメディアの作成事業をしており、現在もオウンドメディアの作成を行なっています。

 

何かPRしたいことはありますか?

2023年11月29日、TOKYO PRO Market(トウキョウプロマーケット)に上場しました。不動産会社で上場している会社は少ないので、お客様には安心して物件を任せていただきたいです。

どんな些細なことでもぜひお気軽にご相談ください。

https://albalink.co.jp/contact/

 

上場のきっかけについて教えてください

上場の最初のきっかけは社員からの提案です。創業時は仲間内で働けて、身内がハッピーになる会社を立ち上げたいと思い、独立しました。しかしある時、創業メンバーの1人が「当社のビジネスは将来的な可能性があり、市場も大きく、まだまだ拡大の余地があるのではないか。IPOを目指して日本で誇れる会社にしていこう!」と話をしてくれて、私も上場してみようと思うようになりました。IPOを目指した時はまだメンバーが少なく、会社のガバナンスも確立されていない状態でした。そのため、様々な証券会社と契約について話しましたが、なかなかうまく進みませんでした。しかし、TOKYO PRO Marketでは成長中の企業でも上場できると聞き、担当者と上場の準備を進めていきました。

 

上場してから何か変わったことはありますか?

上場してからは集客面においてとてもプラスに働いています。当社はインターネットやオウンドメディア、リスティング広告、LPでの集客が事業の起点になっているため、上場したことで、信用度が高くなったと肌で感じています。会社名で検索してくださって当社を見つけてくださるお客様が増えました!

また採用の質も上がりましたね。「上場企業で働きたい」という就職活動中の方もいらっしゃいますので、お会いできる方々との出会いの幅が広がったと思っています。

そして上場企業同士の社長の繋がりも増え、新たな価値観を得るきっかけになりました!

 

現在もスタッフは募集中ですか?

はい。営業、マーケティング、バックオフィスなど幅広く募集をしています!特に、全国規模の事業会社で0から事業をマネジメントした経験のある方を積極的に採用したいですね。2025年からは新卒採用にも取り組みたいと思っています。ご興味ある方はこちらからご応募をお願いします。

URL:https://albalink.co.jp/recruit/

私は人と事業に誠実でありたいと思っていますので、スタッフも素直で良い人と働きたいです!まだまだ成長中の会社なので、カオスなことも起きるかもしれません。ただその分、自己成長が得られて未来の選択肢が広がったり、可能性を最大限活かせたりします。もちろん成長したくないと考えるのも1つの価値観ではありますが、当社では自分の未来をこうしていきたい!と明確にある人と一緒に事業を進めていきたいです。

 

学生時代に熱中していたことを教えてください

ずっと取り組んでいたのは野球で、怪我の多い学生時代でした。野球の魅力の1つは、考える時間が多いことです。サッカーやバスケットボールは試合中動き回っていなければなりません。しかし、野球は攻守が明確に分かれ、ピッチャーが投げるまでの時間に余白が生まれます。その間に戦略の読み合いをする、将棋やオセロに似た面白さがありますね。またポジションによって特性があり、1つのポジションでスペシャリストになれれば輝ける場所が見つかります。足が速い、速い球を投げる、遠くに打つことができるなど得意なことがあれば個性を活かせるスポーツです。生産性を高め、自分の立ち位置を見極めて成果を出すところがビジネスに似ていると思いますね。

 

経営者になりたいと思ったのはいつでしょうか?

高校生か大学1年生ごろに何か事業をしたいと思っていましたが、本格的に考えたのが大学3年生の就活の時期です。流れに任せて就職活動をしてみましたが、行きたい会社もなく、就職することにあまり魅力も感じませんでした。そのため、自分でも会社ができないかなと思って起業の道を考えました。創業当時はお金も人脈もないため、レバレッジを効かせられるのはインターネットしかないと思い、オウンドメディアやアフィリエイトの仕事から始めました。

 

どうして不動産の仕事をするのでしょうか?

学生時代に『金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』という本を読んで不動産のオーナー業に興味を持ち、ある程度の資金が獲得できたら資産形成の1つとして不動産業に移行していこうと考えていました。そして実際に不動産や大家業を経験する中で、不動産市場には情報のギャップが多いことにきづきました。地方の空き家で困っている人がいる一方で、個人投資家は空き家物件が欲しいのに、物件にたどり着くことができない実態を目の当たりにしました。水面下にある物件を動かすことができたら社会的にもインパクトがあるとひらめき、創業メンバーと一緒に現在の不動産事業に取り組むことになりました。

 

経営者として大変だったことを教えてください

企業がある程度の規模になってくると全体の価値観や方向性を合わせることが大切になってきます。5名程の組織であればスタッフの1人ひとりと話して事業の意図や目指すゴールについて詳細を話せますが、80名ほどになると、スタッフの中に階層ができ、価値観を統一する難しさがあります。今期はこの価値観の課題についてじっくり取り組みたいです。

 

どのように課題を乗り越える予定でしょうか?

今期から社員総会のスパンを短くし、朝礼やミーティングも増やしていきたいですね。私は無駄なことは避ける性格で、ミーティングの回数を極力減らしていました。価値観を浸透させるという目標のために、スタッフと話せる機会を増やしていきたいです。今後は、現場にいるスタッフに経営に対しての課題や目標を伝えていき、現場からの課題もしっかりと把握していきます。会社とスタッフの価値観をすり合わせることにより、スタッフ全員の成長につながると思います。

 

今後の展望を教えてください

社会問題を解決し、日本全体の価値を上げていけるような会社にしていきたいです。日本の空き家が850万戸あると総務省が発表していますが、空き家を求める大家さんと手放したいお客様が出会えないのは、大きな機械損失であり、国の問題にもつながります。空き家の買取・再販をすることで、民泊が増えてインバウンドに貢献できるかもしれないですし、それ以外でも時間貸しのレンタルスペースなどに活用するなどと、空き家は大きな可能性を秘めています。

また社員の個性が発揮されるような会社にもしていきたいです。人は必ず特性があり、その方にあったポジションや役割を与えることで個人の可能性が伸びていきます。スタッフが自律的に可能性を最大限活かせる会社にすべく邁進していきます。

 

経営者におすすめの本はありますか?

渋沢栄一さん著書の『論語と算盤』です。会社経営には売上面と社会的な意義が必要だという内容で、数字を求めすぎると倫理感が損なわれ、社会的な意義を求めすぎると、仕事ではなくボランティアになってしまいます。しかし利益がないと会社は続けられないので、道徳的な面とのバランス感が必要です。どの経営者も人事制度をつくれば、スタッフの賃金や給料などをあげたい気持ちと、利益を追い求めたい気持ちの両方が葛藤するかと思います。どのようなバランスで経営するべきか学べる本ですね!

気になった方はぜひご覧ください。

【Amazon URL】

https://www.amazon.co.jp/dp/4044090017

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!