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株式会社ソフツー代表 鍾勝雄氏

 

今回は株式会社ソフツー代表、鍾勝雄氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

会社名称 株式会社ソフツー
代表者 鍾 勝雄
設立 平成20年7月8日
主な事業 クラウド型コールセンターシステムサービス事業

クラウド型CTIアプリケーションBlueBeanの開発・販売やOEM提供。

AI電話自動応答・取り次ぎサービスの開発及び提供

クラウドAI電話アプリケーションミライAIの開発・販売。

ホテル用電話機販売事業

ホテル客室・ロビー用アナログ/SIP電話機の販売。

社員数 45名(取材時)
会社所在地 東京都中央区東日本橋1-1-7 京王東日本橋ビル(旧・野村不動産東日本橋ビル)5階
会社HP https://www.softsu.co.jp

 

 

事業内容を教えてください

電話に特化したサービスを展開しています。メイン事業は3つあり、1つ目はコールセンター向けのCTIクラウドシステムです。2つ目はホテル客室向けの電話機輸入販売。3つ目は昨年から始まった新規事業として一般オフィスの電話のAIによる自動取次サービスです。このサービスは電話取次をAIが対応することによってスタッフが業務に集中することができます。最近リモートワークが進化しており、人手不足の会社様も多いので新たなソリューションになると思っています。

 

新しくリリースするアプリについて教えてください

2023年9月スマホからでもオフィス電話の番号で発信・受信できる仕様です。

どのようなアプリかというと、スケジュールの中で移動やミーティングなどで電話がとれない時間が発生した際に、チャットツールのような感覚でステータスを変更することで、自分宛ての着信に対してAIが自動的に要件をヒアリングし、Chatやメールで通知をしてくれる、というものです。

ビジネスシーンで発生する電話対応のストレスを軽減することで、働く人の生産性アップを実現いたします。

 

学生時代に熱中したことはありますか?

私は貧しい中国の農村地域で生まれました。そのため大学に入るまでパソコンを見たことがありませんでした。大学では建築を専攻していましたが、パソコンに興味を持ってしまい、プログラミングやパソコンの勉強に夢中になっていましたね。ちょうどインターネットが始まった時代で、学生寮に自分たちでネットLANケーブルを引いて、ネットを繋ぎました。その後はインターネット回線をひいてもらうように大学に依頼し、キャンパス内でもインターネットを活用することができました。

 

どうして日本で生活しようと思ったのでしょうか?

大学の先輩に「日本に来てみたら?」と誘われたことがきっかけです。当時、日本の技術やインターネットはとても先進的な印象があったので来日することを決めました。日本では派遣エンジニアとして現場経験を積みました。特に最初の現場は印象的で、中国では1人〜2人で数か月で終わるようなプロジェクトでも1年2年、そして100人の工数をかけてプロジェクトをまわしていくのが不思議でした。最終的に人数や時間に時間をかけることで、品質向上に繋がっていくことを実感しました。

 

卒業してからはどのように働いていましたか?

実は大学時代に仲間と起業を考えて、数十人を集めて起業しました。しかし軌道に乗ったところでインターネットバブルが弾けて私たちも解散してしまいました。その後はアメリカ系通信会社のアルバイトをしていて、そのままその会社でエンジニアとして入職しました。国際電話通話サービスの会社で約5年間働いたので、IP電話や電話技術について多くのことを学びました。

通信会社で働いたときは、まだLINEやWeChatのような便利なツールがなかった時代で、会社の事業は国際電話がメインでした。通信会社の社長が「サービスの基盤を作れば自分たちが寝てる間でも、ユーザーがサービスを利用してくれて売り上げに繋がる」という話をしており、仕組みさえ作ればユーザーが使ってくれるサブスクライブの考え方を知ったのが印象的でした。社長の影響でいつか私が起業する際もサブスクリプションの仕組みを導入したいと考えていました。

 

どうして起業をされたのでしょうか?

日本に来て会社員として働いていましたが、起業したい気持ちは常にありました。そんな時に一緒に働いていた優秀な女性社員が退職することを知りました。退職理由は結婚して専業主婦になるからとのことでしたが、中国では共働きがスタンダードなのでとても意外でした。

またその時、まだテレワークや女性社会進出がない時代だったので、私が女性が活躍できる環境を整えることで社会貢献になるのでは? と思いました。自分にできることは長年働いてきた電話系かエンジニアの仕事ですので、今までの知識を活かした当時では珍しい在宅でも利用できるコールセンター向けのシステムを開発し、今に繋がっています。

 

起業してから大変だった時期について教えてください

起業した直後ですね。最初の5年間はほぼ売り上げがなく、生き残るのに精一杯でした。資金もですが日本語もあまり話せなかったですし、人脈もありませんでした。その後会社が軌道に乗り、外国人社員が増え、現在は約10カ国のメンバーと働いています。社員の文化の違いがあり、まとめるのがとても難しかったです。

 

会社を軌道に乗せるためにどのような努力をされたのでしょうか?

最初のサービスは売れるか売れないか全く分かりませんでした。ただ、諦めずにチャンスがあれば一生懸命売り込んでいきました。すると、ある会社から「別会社のシステムを入れていますが障害が起きてしまいました。貴社で解決できませんか?」と連絡がきました。

その依頼を当社が引き受けて、システムの調査中にいろんな問題を解決しましたが、他社が開発したシステムのため、根本的に改善することは難しいので、当社のシステムも紹介をしてみました。すると先方から「試しに導入してみよう!」と言われたので、その日から徹夜をしてお客様の要望に合わせ改修していきました。お客様の要望がシステムに反映して製品が完成し、作ったシステムが好評でどんどん展開していきました。

 

すぐにシステムが売れる様になったのでしょうか?

最初は全然売れませんでした。1社目に購入したお客様がとても高い金額を受け入れてくれたので、その後のお客様も同じ金額でシステムを売れるだろう予測していましたが、なかなか買い先が見つからない状況が続きました。状況を改善しなればと思い、ホームページを作成して料金と特徴をPRし、当時では珍しいクラウド型のため導入の速さと改訂した金額の安さを売りにしたところ、反響が出るようになりました。

 

多国籍社員まとめることも大変なことだと思いますが、どのようなことを大切にしているのでしょうか?

我々が何のために事業をしているのかが重要なポイントになります。社員には事業の目的は自分たちの幸せを追求するためだと伝えています。またチャレンジをしてほしいという点もよく話しています。失敗を恐れずとにかくチャレンジし、失敗しても非難や指摘はしないようにしています。

他には異文化交流の施策として多国籍のメンバーを集めて一緒にランチをしています。昨年1人の社員から「他部署の多国籍メンバーとの話すチャンスがない」と言われました。「異文化交流ができる提案をしてきて」と返答すると、すぐに社員が企画書を持ってきました。とても素晴らしいと思い2023年1月から開催しています。

 

システムの開発をする上で大事にしている考え方を教えてください

市場規模が大きくなくてもNo.1を目指すことを大事にしています。

またNo.1になるために、スピード感を重要視しています。製品を早く開発して早く市場に出し、その都度お客様からいただく意見を重視し、改良・改善のステップに繋げています。すると自然と市場のニーズに合わせたものになっていきます。

当社は少ないリソースですが、全て完璧にしてから売り出すのではなく、問題を解決しながら最終的には素晴らしい製品となるよう、改良させていく方法を取っています。

 

今後の展望を教えてください

個人間の電話は減っていますがまだBtoB、あるいはBtoCの企業は電話のやり取りが非常に多いです。やはりコニュニケーションを取るには電話が早いので、電話は今後もなくならない存在だと思っています。しかし、電話は不便な面もたくさんあるため、私たちが電話のデメリットを変えて新しい形にイノベーションしていきます。今後ビジネス電話の新しいスタンダードを作っていきたいですね。

展望としては国内で約360万社の中小企業があるので、中小企業にサービスを活用してもらい人手不足や企業の活性化に繋げていきたいです。

 

他の経営者におすすめの本はありますか?

Gino Wickman さん著書の『TRACTION トラクション ビジネスの手綱を握り直す 中小企業のシンプルイノベーション』です。中小企業にはとても実用性が高い本です。社内を効率化していく中で悩んでいる経営者も多くいますし、悩みの種は似た所が多いと思いますので一度読んでみてほしいです。

【Amazon URL】

https://www.amazon.co.jp/dp/4828308547

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!