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株式会社クレア・ライフ・パートナーズ代表 工藤将太郎氏

  • 12/21/2023
  • 12/18/2023
  • 仕事
  • 1113回

 

今回は株式会社クレア・ライフ・パートナーズ代表、工藤将太郎氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

 

会社名称 株式会社クレア・ライフ・パートナーズ
代表者 工藤将太郎
設立 2012年7月
主な事業 ライフマネートレーニング事業

資産形成コンサルティング業

生命保険・損害保険代理店業

金融商品仲介業

企業型確定拠出年金制度導入サポート

金融・経済に関する執筆および情報提供

中古美術品の売買その他古物営業法に基づく古物の売買

貸し倉庫業及び倉庫管理業務

Co-Creation Team事業

人財事業(人材紹介・採用代行)

WEBコンサルティング

ウイスキーボトルの製造・販売

社員数 95名(正社員・非正規含む)[ 2023年12月5日時点 ]
会社所在地 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル3F
会社HP https://crea-lp.com/

 

 

事業内容を教えてください

当社は資産運用のコンサルティングが主な事業内容です。

お金に関するご相談をお受けするだけでなく、希望があれば投資商品の購入までをワンストップで行っております。また、企業の人事部様がカバーしきれていない従業員の方の個別相談業務を福利厚生制度の一環としてお任せいただいています。

他にも様々な事業があり、ウイスキーの樽の売買や飲食店展開にも取り組んでいます。飲食店はBAR FIVE Arrowsと言って、バーや食事という飲食店という機能だけではなく、アート作品のご紹介や各種イベント(セミナー、立食形式の交流会)など様々な目的で使える場所です。

 

どうして飲食店を開業しようと思ったのでしょうか?

理由は3つあります。

1つ目はウイスキーの樽の売買に関係しています。資産としてのウイスキーは海外でとても人気のある投資商品なのですが、スコットランドにあるため、樽を日本に持ってくることができません。そのため、資産価値はあるけれども現地から動かすことができないものを、実際に手に触れていただくような場所が欲しいと思ったのが飲食店開業のきっかけの1つです。

そして2つ目は、当社がロスチャイルドと関係を持つ香港の会社と取引があったことから、ロートシルト(ロスチャイルド家)銘柄のシャンパンやワインなど、当社に縁があるものを詰め込める場所をオープンしたいと思いました。資産形成に留まらず、投資に対して新たな体験や教養を深める場所を作りたいと考え、その思いをお店で体現しています。

また、店名の「FIVEArroes」はロスチャイルド家の家紋に由来しており、著書『隣の人の投資生活』に登場するお店を実店舗化しました。

最後に3つ目の理由として、弊社は西新宿に本社を構えていますが、コロナの影響もあり社員が仕事後に食事をしに行く場所がなくなってしまいました。そのため、飲食店を開店することで社員に還元できればと思いました。

 

何かPRしたいことはありますか?

年末年始はお金に向き合うのにベストのタイミングなので、お金に関する勉強し始めましょう!

特にコロナ以降、日常的に経済や金融に触れることが増えてきたと思います。日本では資産運用のコンサルティングにお金を払う文化がまだありませんが、自分の将来の資産のために勉強する機会を作ってみてはいかがでしょうか?

また、クリスマスや年末年始の集まりに、BAR FIVE Arrowsを利用してみてください!

https://five-arrows.bar/

 

学生時代打ち込んだことはありますか?

私は高校時代に野球部に所属しており、部活に専念していたため学力テストは学年で下から2番目をキープしていました。大学も野球推薦で受けましたが、見事に落ちてしまい専門学校に入学することになりました。その時、専門学校から大学へ編入することを考えていました。

大学へ編入するためには単位が必要なので、通信制の短期大学にも同時に通い、無事に3年次の編入で九州の西南学院大学へ行くことになりました。

また夜間スクールで株式スクールと宅建の資格を取得できる学校にも通っていました。

4年間で5つの学校に通い、死に物狂いで勉強をしていました。

 

アルバイトは何をされていたのでしょうか?

私は福岡ドームで働いていました。アルバイトとして入社して、2日目からベテランの仕事をすることになり、すぐにチーフへ昇格しました。私はスーツを着てイベントに来たお客さんたちから受けるクレームの処理対応をはじめ、社員と同じ内容の仕事をしており、30人の部下がついていました。

今でもこの経験は役に立っていると思います。

 

最初から起業に興味がありましたか?

私は「お金には困りたくない」と思って仕事をしていたので、新卒では大企業を目指していました。

実は私の父親も起業しており、私が高校生の頃に家族会議で「親戚からお金を借りて会社を作ります」という話をされました。その時にこれまで幸せだった生活が貧乏になってなくなってしまうのではないか? という不安を感じたのを覚えています。だからこそお金に困りたくないと思って金融業界を志望していました。

 

どちらの企業に就職されるのでしょうか?

日本生命に就職しました。給料と福利厚生から選びましたね。

日本生命には7年半勤めたのですが、その中で大きく2つの仕事をしました。

最初に配属されたのは倉敷支社で、業務企画の仕事に3年間携わりました。500人の営業職員を50人の内勤で支える中小企業のような体系でした。日本生命の歴史を作ってきた営業職員の方々と触れ合わせてもらい、会社の文化を学びました。何よりも0から1を作る仕事を担当できたのが大きな力になりました。特に、まず地力をつけなきゃいけないと思ったことを覚えています。そして自分の力だけで仕事をしていくのは到底無理なので、事前に相談や準備をしていく段取りを学び、人を巻き込む力を身に着けました。

次に配属されたのが国際法人の仕事で、4年半働きました。いわゆる日本生命の立場で取引をしていくリレーションシップマネジメントを行い、日本生命の資本力を武器にした大きい金額で取引をしていました。取扱商品の半分以上が海外の取引先で、商品の交渉力・金融マーケットについて学ばせてもらいました。

 

順風満帆な会社員時代かと思いますが、どうして起業をされたのでしょうか?

私が当時付き合っていた女性(現在は妻)が、「世界中に行きたいから会社を辞める!」と言ったことがきっかけです。世界中に行ける夢を叶えてあげるパートナーになりたいと思って、起業を考え始めました。はじめに今の事業の走りである不動産の販売や商品の仲介からダブルワークでスタートしました。2012年の1月からダブルワークをはじめて、7月24日に法人化、10月に会社を辞めました。平均睡眠時間が3時間ほどで、日本生命の仕事が終わった後に、自分の立ち上げの準備だったり、人脈作りをしたりと大変な状況が続きました。

 

起業してから大変だった時期はありますか?

創業以来、現在が1番大変な時期です。コロナをきっかけとして創業からのビジネスパートナーや複数の取引先が倒産や営業停止してしまいました。状況を確認したりお客様への新たな選択肢の制度構築などを全社員一丸となって対応していたため営業活動も止めざるを得ませんでした。売り上げは半分になり、コストは倍かかってしまい10年間で1番大変な状況ですが、より良いサービスが提供できるよう、社員一同努めています。

 

社員の皆様のサービスが素晴らしいですが、会社としてどのような工夫をされていらっしゃいますか?

まず、クレドブックを作って活用をしています。クレドブックとは、ミッション・ビジョン・バリュー、パートナーの社員としてあるべき姿を写真と短い文章でまとめたものです。それに近づくために、社員1人ひとりが日々研鑽をしています。

また、当社では同業者や営業経験があったとしても「モノを売る」ことが得意だとプライドをお持ちの方は書類選考の時点で選びません。なぜならそういった特性の方は売り方がわかっているので、目先の契約を取ることは得意ですがお客様と伴走ができないことが多いと感じているからです。当社の社員は一人前になるまでに2年かかり、その間先輩と同行して知識や経験をつけていきます。平日も勉強して、休日は自分の興味に合わせたセミナーに通っている社員が多いですね。

未経験の人を採用して育てるので時間はかかりますが、想いを大切にしてくれます。

 

採用は募集されていますか?

ライフマネートレーナーとアシスタントの採用をしています。ライフマネートレーナーはお客様のコンサルティング業がメインです。アシスタントはライフマネートレーナーやお客様のサポート、契約実務や商談の打ち合わせの内容の整理を行っています。当社はビジネスパーソンとしての基礎力を身に付けられ、様々なジャンルの商品があるので、非常に広く深く勉強ができます。お客様の言語化できていない将来に対する不安・やりたいことをヒアリングする質問力や、質問の回答の中から課題を見つけていく課題抽出力、ゴールに対して我々が持っているソリューションをどう組み合わせれば良いかの設計力も身につきます。他にも商談のスキルに加えて、契約実務を全てやっていきますので、極めて高度な仕事ができます。

 

今後資産を作りたい方にメッセージはありますか?

「老後2000万問題」についてニュース等で聞いたことがあると思います。

一般の方がこの問題を解消するために何らかの会社に相談に行く場合、訪ねた会社のサービス内容によってソリューションが全部決まってしまいます。例えば保険会社に相談すると保険商品、不動産会社に相談すると、不動産を紹介され、銀行に行くと投資信託をお勧めされます。消費者の側からは比較検討したいと思っていますが、結局は営業にあってしまいます。私達はお客様にとって本来あるべき比較検討ができるように業界の垣根を越えた設計・提案をしていくのが創業からのコンセプトです。理想のサービスを提供する難易度は高いのですが、日々お客様に最善のご提案ができるよう精進しています。

ぜひクレア・ライフ・パートナーズにお気軽にご相談ください!

 

今後の展望を教えてください

金融コンサルタントの面で言うと、以前から将来・老後への自助努力の必要性は唱えられてきましたが、最近では「所得倍増・金融リテラシーの向上」といったフレーズも政府やメディアが頻繁に利用し、その機能を各企業が従業員に対してもサポートするような環境になってきました。しかし投資や資産運用のプロではない会社の人事担当者が従業員を教育するのは難しく、我々のような会社がアウトソース先として注目を頂き始めました。是非、プロに将来のライフプランやお金のことを託していただき、お金にしっかり向き合っていく考え方を、20代から40代の現役層に伝えていきたいです。50代の方々には、お子様たちに対するお金の勉強の体験やリテラシー向上に向けてイメージを確認してほしいです。

ウイスキー事業ではこのビジネス自体をしっかりと日本マーケットに成長させていきたいです。現地に支社を置くことで、オンラインでミーティングするだけではなく、倉庫の管理や現地蒸溜所の様子をリアルに把握・紹介できるように、毎月ツアーを組んでスコットランドにお客様をお連れしたりと様々なビジネスの形を作っていきたいです。

 

経営者におすすめの本はありますか?

G.キングスレイ ウォード 著書の『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』です。親父の愛情と厳しさを感じることができます。

【Amazon URL】

https://www.amazon.co.jp/dp/4102428011

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!