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株式会社チアドライブ代表 保科 昌孝氏

  • 05/23/2024
  • 05/22/2024
  • 仕事
  • 165回

 

今回は株式会社チアドライブ代表、保科 昌孝氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

会社名称 株式会社チアドライブ
代表者 保科 昌孝
設立 2020年
主な事業 一般乗用車の車体を広告活用するプラットフォーム”Cheer Drive”の運営
社員数 7名(取材時)
会社所在地 東京都中央区銀座7-15-8 タウンハイツ銀座406
会社HP https://cheerdrive.jp/

 

 

事業内容を教えてください

当社は一般の方の主乗用車を活用した新しいファンエンゲージメント広告「Cheer Drive」を提供しています。ファンエンゲージメント広告とは企業や商品を応援したい消費者がPRすることです。Cheer Driveはマイカーに好きな商品やサービスのステッカーを貼って走行することで、企業や団体を応援し、そのお礼として走行距離に応じた副収入や特別な特典を得られるサービスです。

一般の方がアプリで応援したい企業や団体のキャンペーンを探し、応募すると自宅にステッカーが届きます。そしてそのステッカーを貼って車を走らせることで、1ヶ月あたり上限1000キロ、およそ3000円〜5000円の副収入を得ることができます。

3年間の累計で合計5万台以上の実績があり、どのような業態の会社様でも参加いただけます。日常生活で広告は無意識に排除しがちですが、Cheer Driveは自らが積極的に応援したいコンテンツの広告塔になることで、質の高い認知を広げることができます。個人の発信の説得力は、単なる広告からは生み出せないパワーがあります。今後はマイカー広告文化を定着させ、より社会に貢献していきたいです。

 

ご興味のある方はこちらのURLをぜひご覧ください

https://cheerdrive.jp/

 

お問い合わせはこちら

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe_NmtK6ZTgh-DAIAJFOop73MPNhHBrilBFn_HwAjDEuuY3bg/viewform

 

どのような学生時代を過ごされていたのでしょうか?

中学校・高校時代はソフトテニスに熱中していました。大学生の時は飛行機を操縦する部活に入っており、埼玉県熊谷にある滑走路へ練習に通っていました。少しのミスで命を失ってしまう競技なので、ピリピリとした緊張感がありました。大学では現代コミュニケーションを専攻しており、卒業論文は広告について書きました。当時はスマートフォンはなくガラケーでしたので、デジタル広告の進化を目の当たりにしました。そんな広告の過渡期を見てインターネットに興味を持ち、広告代理店を第一志望に就職活動をしていました。

 

卒業後はどのようなキャリアを歩むのでしょうか?

第一志望が叶いインターネット広告代理店の営業として入社しました。広告代理店の仕事は、他社様のビジネスを拡大することです。とてもやりがいはありましたが、だんだんと他社の成長に協力する仕事ではなく、自分でビジネスを作ることに興味が湧いてきました。そんな時にご縁があり、2010年にドワンゴに転職しました。

当時、ドワンゴが提供しているニコニコ動画が旋風を巻き起こしており、オンラインとオフラインを掛け合わせたイベントが大規模に行われていました。どんどん新しい事業に挑戦する会社だったため、私にも新しい事業ができるかもしれないと、ワクワクしながら飛び込んだのを覚えています。入社後は面白そうな企画を提案すると、やってみよう!と社内で実現に向かって進むため、世界初の事業をどんどん担当できました。

 

具体的にはどのような仕事をされましたか?

プロ棋士とコンピュータソフトが戦う「電王戦」というドワンゴでも看板コンテンツの責任者を担当していました。人間とコンピュータの戦いは、どのように演出すれば世の中の関心を集めることができるのだろうかと試行錯誤しました。

特に思い出に残っているのは、トヨタ自動車と連携して西部ドームを貸し切り、車を将棋の駒に見立て、球場を盤面に将棋を指すイベントを開催したことです。このイベントはとても高い評価をいただき、アイディアが浮かんだら仲間を巻き込んで実現できるという成功体験を積むことができました。

そこから通信制高校 N高の立ち上げメンバーに加わらせていただきました。最初は通学の必要がない学校からはじまりましたが2年目から通学コースを新設し、校舎をつくる仕事もしました。またN高がうまくいったので、N中等部や小学生向けのプログラミングスクールの事業も進めました。N高の仕事はゼロからビジネスを構築し、生徒に喜んでもらうという経験を通して、事業を立ち上げる面白さを知ることができました。

 

起業のきっかけは何だったのでしょうか?

N高では、起業を通してイノベーティブな考えを学び、日本や世界を支える人材を目指す起業部を作りました。その時に生徒が自分のやりたい夢を起業という形で叶えていくのを目の当たりにして、純粋に羨ましい!と思いました。本当にやりたいことをやる手段として起業があると知り、自分のやりたいことについて考え始めたところ、広告と車が好きなことを思い返して1年間かけて調査し起業に踏み切りました。

もちろん、今までサラリーマンとして積み上げてきたものを容易に手放すわけにはいかないし、失敗は避けたいという気持ちもありましたので、平日はサラリーマンとして働き、土日の休みの際はじっくりと起業のための準備や調査時間にしていました。

 

起業してから大変だったことを教えてください

一般の方が商品をPRするという当社のビジネスモデルは、これまで全くない概念でした。市場すらもない状態ですので、今まさに大変な時期を過ごしています。

しかし当社は企業様やドライバー様に喜んでいただける素晴らしいサービスを提供していると思っています。そのため1つひとつ実績を作り、まだ当社のサービスを使ったことのない方にもご安心いただきながらキャンペーンを実施していただきたいです。

 

今後の展望を教えてください

3年間事業を続け、最近では誰もが知っている企業様やプロ野球チーム、地方自治体にも参加していただけるようになりましたが、まだまだ道半ばです。なので、ファンエンゲージメント広告というファンを巻き込んでPRする文化を日本で定着させていきたいです。

消費者は消費する人、企業は売る人と隔たりのある関係ではなく、消費者は自分の愛する企業を応援し、それに対して広告収入が払われて消費者の生活が豊かになる世界を作り上げられるよう、今後も邁進してまいります。

また弊社では、被災地応援や環境保全、殺処分対象の猫の保護活動をしている法人などにドライバーの参加費が寄付される、社会貢献活動の取り組みのPRと寄付を兼ねたキャンペーンも積極的に行っています。

キャンペーンの実施はHPの「お知らせ」で都度募集しておりますので、ご興味のあるものがありましたらぜひご参加ください!

https://cheerdrive.jp/informations

 

経営者におすすめの本はありますか?

カーネギー著書の『人を動かす』です。人との関わり方やコミュニケーションなどがまとまっている本で、大きな成果を上げようとしたらスキルを持った人と協力し、巻き込んでいく必要があります。この本で学んだことにより、今まで大きな仕事が成功できたと思っています。この本は有名な本なので多くの方が読んでいますが、内容を実行した人や日常的に本の内容を意識できている人はとても少ないです。

特に勉強になったのは「感情」についてです。論理的な思考も大切ですが、人間は感情で動き、感情によってパフォーマンスが左右されます。部下やスタッフの感情を意識しながら仕事に取り組んでいます。今一度、『人を動かす』を読んでみてはいかがでしょうか?

【Amazon URL】

https://www.amazon.co.jp/dp/442210098X

 

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!