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ククレブ・アドバイザーズ株式会社代表 宮寺 之裕氏

 

今回はククレブ・アドバイザーズ株式会社代表、宮寺 之裕氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

会社名称 ククレブ・アドバイザーズ株式会社
代表者 宮寺 之裕
設立 2019年7月4日
主な事業 ●        AI×IoTを活用したCRE営業支援ツールの企画・作成・販売

●        CREアドバイザリー業務

●        不動産の有効活用に関するコンサルティング

●        不動産ファンド運用

●        不動産の売買・賃貸仲介 等

社員数 20名(2023年9月現在・外部委託を含む)​
会社所在地 東京都千代田区内神田一丁目14番8号 KANDA SQUARE GATE 8F
会社HP https://ccreb.jp/

 

 

 

事業内容を教えてください

当社はBtoBの取引を中心とした、不動産の売買や有効活用などのソリューションを提供している会社です。特に不動産テック事業に取り組んでおり、AIを使った営業支援ツールやAIなどを活用し、会社様が抱える問題を読み解きながら不動産に関する様々な提案をしています。

私が会社員として働いている際に、不動産業界は経験や勘が必要な世界で、業務もアナログでまだまだ改善の余地のある業界だと思うことが多くありました。だからこそ業務効率を上げるツールが絶対に普及すると考えて独立し、新しいビジネスに変えていきました。当社では、業務効率支援のツールを開発しながらCRE戦略を実現できるようにサポートしています。また、創業5年を迎える今年は、変化のスピードも速く、先行き不透明な経済環境において、企業価値の向上・創造に資するサービスの提供にさらに強くコミットしたいという想いを込めて、『企業価値創造ソリューションカンパニー』というタグラインを新たに設定し、CRE戦略をさらに進化させながら日本の産業に貢献していこうと考えております。

 

CRE戦略とはどのようなものでしょうか?

CREとはCorporate Real Estateの略で、企業の保有する不動産価値を最大限に高め、その不動産を利用して企業価値向上に努める、という考え方です。不動産は単に売却して終わりではありません。自社の資産を有効活用して収益を得たり、売却資金をどう活用するかなどの「資本効率」を考えた上での戦略が求められています。

まだまだ明確なマーケットが確立されておらずとてもニッチな業界ではありますが市場規模はとても大きく、日本の企業が持ってる不動産の合計額は500兆円だと言われています。ただ、企業が不動産戦略を丁寧に業務の中に落とし込んでいるかといえば、そうではありません。だからこそ当社にビジネスチャンスがあると思っています。

 

いつから不動産テックの業界に参入したのでしょうか?

元々営業の効率化には課題を持っており、2019年ごろからAIが台頭し始めたことがきっかけで自分で会社を作ってやってみたいと興味を持ちました。その時不動産テックとCRE戦略を掛け合わせたら面白いと思い、不動産テック事業としてシステム開発を押し進めました。

 

何かPRされたいことはありますか?

2024年のはじめに展開しているテックサービスの一つであるCCReB AIのバージョンアップを行います。 具体的には、不動産登記のビックデータ分析を手掛ける会社が提供する謄本取得システム「不動産チェッカー」とシステム相互連携を行う予定です。これにより、より効率的に不動産の謄本の取得が可能となりワンストップでの業務推進が可能になります。これまでも当社では、他の企業が開発するテックサービスをCCReB AIと横つなぎしており、今後もお客様の業務効率向上を支援していきたいと考えています。

https://lp-ai.ccreb.jp/

また人材も募集中ですので興味があればご応募ください。

https://ccreb.jp/recruit/

 

学生時代はどのようなことに打ち込みましたか?

小学校・中学校では野球に打ち込んでいました。スポーツが好きで高校はバドミントン部に入部して、大学生まで続けました。また、父の仕事の関係で、空港の近くに住んでいたため昔から飛行機が好きで、毎日空港へ遊びに行っていました。そんなこともあり航空関連の仕事をしたいと思っていましたが、残念ながら私が就活していた頃はあまり景気が良くなく、航空会社の採用が極端に絞られていたので 新卒で興銀リース株式会社(現:みずほリース株式会社)に入社しました。

 

どうしてリース会社に入社されたのでしょうか?

リース会社がエアラインに飛行機を貸してるので、航空に関係した仕事ができると思ったからです。ただ入社後は航空関係ではなく、首都圏の中堅企業を担当する営業担当として働いていました。最初は戸惑っていましたが、若いうちにさまざまな会社の社長と話す機会があり、いい勉強になりました。この経験がなかったら今の自分はいなかったかもしれません。

 

そこからどのようなキャリアを積まれるのでしょうか?

たまたま担当してた先が自動販売機の設置ロケーションを探していて、その協力をするために不動産の情報をもらうことが多く、それがきっかけで不動産に対して興味を持つようになりました。そのタイミングで不動産鑑定士の予備校をしている会社の担当になったことから、資格取得を考え始めました。

最初は会社員を続けながら勉強をしていましたが、難関資格なこともあり集中して勉強する必要があったため、リース会社を退職しました。資格合格後は不動産鑑定事務所にて実務経験を積みました。しかし、もっと不動産の投資について学びたいと思って投資会社である三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社(現:株式会社KJRマネジメント)に転職しました。

 

社会人時代の経験が役立っていることはありますか?

新卒で法人の営業を担当できたことが基礎にあり、その後投資会社ではお客さまのお金ではありますが、4,000億円ほどの不動産投資を担当しました。自分で仕切って投資していく立場はとても面白く、今の事業の原点になっていますね。

企業不動産を動かす際には、まず担当者がミッションとして経営課題を抱えていることから、その課題を不動産を使ってどのように解決するかを一緒に考えます。その中で例えば、簿価の低い不動産を売却することにより会社の決算を組み立てれば、利益が出て会社の決算が良くなります。会社にとっては課題解決に継がることから、結果的にその取引の陣頭指揮をとった担当者はその会社で一躍有名になったりします。その取引が一因で担当の方がその後どんどん出世していったりしたケースなどを見ると自分たちの提案が世の中で役に立っている実感ができます。会社のミッションを背負って会社を良くしようとしている担当者と仕事ができるのはとても嬉しいです。

 

起業されてから大変だったことを教えてください

当初は4畳半程度のレンタルルームから始めて、音楽を流しながら朝の8時から夜の11時まで1人で仕事をしていました。ですが、起業当初から自分だけで独立していくのではなく会社規模を大きくしていきたいという思いがあったので、徐々に人員を増やしていきました。

起業した翌年にコロナが流行し始め、その時は丁度CCReB AIのリリースと重なり、営業が大変でした。当時は使い慣れないWEB会議システムを使って営業をしていましたが、システムの良さを伝えきるのに大変苦労しました。ただコロナ以降、世の中が業務効率を考えるようになり、AIツールを使ってみようという流れになったことは当社にとって追い風になりました。

 

人員を増やすことは難しいですよね何か対策などはあったのでしょうか?

やはり働きやすい環境づくりは大切にしています。当社はベンチャー企業ではありますが福利厚生やワーケーション制度を整えています。他にも当社で働く魅力は意思決定の速さです。社員の意見がダイレクトに反映できるのは働きがいにつながります。取引先は大手企業が多いでの社員の成長は早いと日々感じています。

 

今後の展望を教えてください

本来あるポテンシャルを活かしきれていない会社様が多くあると思っています。私たちの提供しているAIツールやマッチングシステムを使って効率的な企業価値の創造をCRE戦略で実現してほしいです。そして当社がこの市場におけるプラットフォーマー的な存在になっていけるよう努力していきたいです。

 

他の経営者におすすめの本はありますか?

高杉良さんの本がおすすめです!

彼の本を読んでいると昭和の時代を懐かしく感じますね。

高杉良氏作品ページはこちら

 

 

 

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!