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株式会社Alfree代表取締役 秋澤幸太郎氏

今回は、株式会社Alfreeにて代表取締役を務める秋澤幸太郎氏にお話をお聞きしました。

株式会社Alfree 会社概要

会社名称 株式会社Alfree
代表者 代表取締役 秋澤幸太郎(あきざわ こうたろう)
設立 2013年2月1日
主な事業内容 フィットネス動画アプリBenefitnessの開発及び運営、
大自然VRヨガコンテンツ作成、
Webサイト開発、
ソーシャルメディアプロモーション
社員数 13名(取材当時)
会社所在地 〒150-0042

東京都渋谷区宇田川町36-6 ワールド宇田川ビル7F

会社HP https://alfree.net/

 

聞き手:まずは秋澤様の、卒業から起業までのご経歴を教えてください。

秋澤さん:理系の大学を卒業後、スズキ自動車でブレーキの制御実験という開発の仕事を2年間やっておりました。機械系の大学だったので、メーカーに就職する流れが一般的でしたし、車が好きだったので自動車会社に入社したんですが、自動車会社の方って皆さん本当に車好きなんですよね。ガチ勢と言いますか、車を2~3台持ってるのは当たり前でしたし、車いじりは日課で、週末はサーキットに行くのが普通なんです。それに比べて僕は、車に乗るのは好きなんですが、自分でカスタムするほどではなかったんですよね。でも、車オタクというか、心底車好きな人のほうが絶対に良い車を作れるなと思いました。じゃあ自分は何オタクになれるんだろうと考えたときに浮かんだのが、インターネットだったんです。インターネットの持つ可能性と、時代の最先端に関われる面白さに惹かれたんですが、学生の頃から会社の設立を考えていたこともあって、転職するよりも起業することを選びました。

 

聞き手:株式会社Alfreeの事業内容を教えてください。

秋澤さん:弊社では、全部で三つの事業を展開しております。一つ目は、『Benefitness』という動画配信アプリです。二つ目は、VRヨガです。VRゴーグルをかけると綺麗な景色とヨガのインストラクターが映し出されて、まるでハワイでヨガをしているかのような気分を味わえるコンテンツサービスです。三つ目は、Webサイトの開発事業ですね。お客様のネットショップやサイトを作成しています。

 

元々はWebサイトの開発事業から始めたんですが、そこでご依頼いただいたヨガ教室の企業様の倒産をきっかけに、フィットネスやヨガのサービスを立ち上げることにしました。お付き合いのあった企業様でしたし、自分にとって大きな出来事だったんです。お話を聞いて、フィットネスインストラクターやスポーツトレーナーの大変さを知ったときに、IT企業として何か支援できないだろうかと思い、『Benefitness』を立ち上げました。個人のインストラクターの方はもちろん、ジム単位やスタジオ単位、企業単位でご登録いただいているインストラクターの方々もいらっしゃいます。

 

聞き手:フィットネスやヨガに特化した動画配信サービスということですが、何か特徴はございますか?

秋澤さん:大きな特徴としては全部で三つあります。一つは、我々自身は動画を撮ってないというところです。インストラクターの方にご自分で動画を撮ってアップしていただくので、インストラクターの方が撮りたいコンテンツを自由に撮影していただくことができます。

次に、入会者の方はアプリに入会するのではなく、お好きな先生の気に入ったレッスンに入会するという点です。アプリ内の動画が見放題というわけではなく、厳選した動画にのみ料金が発生するので、無駄なくお使いいただけます。

そして最後の特徴が一番ユニークなポイントなんですが、アップしていただいた動画が上書き保存だというところです。先週の動画がどんどん消えていくので、アプリユーザーの方が見れるのは、その先生の最新のレッスン動画だけになります。つまり、先週の動画が消えて新しい動画しか見れなくなっていくので、前の動画を後から見返すことができないんです。インスタのストーリーなんかも同じだと思うんですが、そうなると、皆さん動画が消えてしまう前に意識的に見るんですよね。

 

これはフィットネス特有かもしれませんが、いつでも見れたり、動画が多かったりすると皆さんなかなか見ないので、運動も続かなくなってしまうんですよ。運動を習慣化すること自体が結構難しいですし、その上オンラインフィットネスとなると尚更続かなくなりがちだと思いますが、少し背中を押してあげるような仕組みを取り入れることで、ユーザーの方に運動を続けていただけるように工夫しています。実際に効果もあって、継続率もすごく高いです。

 

聞き手:これまでに苦労されたご経験がございましたら教えてください。

秋澤さん:一番苦労したのは集客でしたね。手探りで起業したものの、ある程度は独学でもなんとかなったんですが、集客だけは大変でした。一般的には、前職でお付き合いがあった顧客を引き継いで起業すると思うんですけど、私の場合は前職が全くの畑違いだったので、お客さんが全くいないところからのスタートだったんです。私の他に、営業マンである副社長とデザイナーの3人で立ち上げたので、営業マンが仕事を取って来てデザイナーが製作するという流れで進める予定でいたんですが、いきなり「ホームページ作りませんか?」なんて言ってもやっぱり断られちゃうっていう感じで。私自身も、ホットペッパーを見ながら端から端まで電話したりしていたんですが、本当に大変でした。

その上、立ち上げから2ヶ月後に、営業マンである副社長と連絡が取れなくなってしまったんです。自分が穴埋めするしかなかったんですが、元々開発だった私は営業なんてやったことがなかったので、本当に追い込まれていました。でも面白いもので、そこから少しずつ契約が取れ始めていったんです。それでも、やっぱり最初のお客さんを獲得するまでは大変でしたね。

 

聞き手:集客に苦戦されたとのことでしたが、どのように乗り越えられたんですか?

秋澤さん:起業してからは、人の2倍働かなきゃダメかなと思って1日に17時間働いていました。睡眠時間を4時間にして、自分の体を慣れさせて本当に死ぬ気で働きましたね。

それから、運が良かったんです。創業したての頃は銀行から創業融資を受けることができるので、資金を借りやすいんですよね。最初は、利益も出ていないのに借金をするなんて怖いと思ったんですが、知り合いに成果報酬だからと頼まれて、付き合いでお願いすることにしたんです。無事に審査が通って借りられることになったんですけど、百何十万円だったので数ヶ月でなくなってしまう金額でした。ところが、心配していた矢先に、銀行がお客さんを紹介してくれたんです。しかも、我々の借入額以上の契約金のお客さんで、保守契約も結ぶことができました。銀行側としても、融資した手前、会社が潰れないようにする必要があるので、配慮してくれたんです。起業してから4ヶ月目の出来事だったんですが、そのおかげで一気に黒字化したので、本当に運が良かったです。

 

聞き手:今現在抱えている課題はございますか?

秋澤さん:フィットネスアプリである『Benefitness』の法人展開を更に進めていきたいと思っています。企業様から、従業員の方々の運動不足を解消するために、続けやすいオンラインフィットネスを導入したいという声をいただいているので、今以上にもっと普及させていきたいです。営業力を磨きつつ、企業様に効率良くお届けできるような体制を築いていくことが課題ですね。

 

それから、他にも『Benefitness』に対して取り組んでいきたいことが三つあります。一つは、動画解析です。どのような動画が特に見られているのか、もしくは、どのような動画から離脱してしまっているのかを解析することによって、ユーザーの方の運動習慣をサポートしていきたいと思っています。

それから、動画を解析することで、インストラクターの方々が所属するリアル店舗の支援をしていきたいというのがもう一つです。どんな動画を撮ると良いのか、どんな告知をすると実際の店舗にも足を運んでいただけるのかという面から、オンラインフィットネスをきっかけにして、オフラインでのフィットネスにも繋がるような支援をしていきたいです。

最後が、デジタル上で健康を証明できるシステムを作ることです。ヨガなんかだと、プログラムを修了したときに修了受領書をもらったりすると思うんですが、それを紙ではなくブロックチェーンなどで偽造不可能な形で管理していきたいと思っています。動画の再生記録などから、毎週きちんと見ているのか、サボっているのかということも分かるので、信憑性の高い健康証明書を発行できると思います。それを使うことで、例えば保険料が安くなるような、世の中に多くある健康をアドバンテージにしたものに利用していけたらと考えています。運動が体に良いのはもちろんですが、自分自身の体内から離れた場所でのメリットを感じてもらうことで、より一層健康になるためのモチベーションにも繋がると思います。

 

聞き手:今後叶えていきたい夢や、未来への展望などございますか?

秋澤さん:現在は13人で運営しているんですが、『Benefitness』をさらに拡大して企業規模を大きくすることで、仲間を増やして100人ほどのチームにしていきたいと思っています。弊社では、企業理念として『生きる希望となる生きがいとなる』というビジョンを掲げているので、健康という軸を元に、提供するモノやサービス、そして一緒に働く仲間がお互いにとっての生きがいになるような会社に育てていきたいんです。フィットネスで皆さんの人生に良い影響を与えるのはもちろんのこと、今後も世界を一変できるようなサービスを提供していきたいと思っていて、その一環として、既に社員から提案されているものを新規事業としてサービス化していくことも計画しています。

 

聞き手:最後に、経営者の方や起業を考えている方々にPRをお願いいたします。

秋澤さん:はい。我々が提供する『Benefitness』という動画配信アプリは、インストラクターの方々にアップしていただくという点で、他とは違う仕組みで展開しております。今後も、世の中にとってフィットネスや運動がより身近なものになるように、そして健康であることが体の外側に対しても役立てられるような仕組みを作っていきたいと思いますので、応援していただけましたら嬉しいです。

 

秋澤さんが経営者におすすめする本を教えていただきました!

『渋谷ではたらく社長の告白』 藤田 晋(著)

弱冠24歳で起業し、26歳で東証マザーズに上場。ITバブル崩壊による経営危機を乗り越えて31歳で売り上げ267億円を達成。経営者として青春時代を駆け抜けてきたサイバーエージェント社長 藤田晋の「半人生」。恩人や親友を裏切り、サイバーエージェントを設立した時、胸に誓った夢は『21世紀を代表する会社を作る』ことだった。順風満帆に思えた会社経営の道にネットバブル崩壊の危機が襲う。「私は会社の売却先を考え始めました――。」夢はついに終えようとしていた。「全ては自分の夢のために犠牲にしてきました。そんな自分の生き方が本当に正しかったのか…。(略)世界中で、誰ひとりとして味方はいない。私は孤独でした。」運命の時が迫る。絶望と孤独の淵をさまよう著者の心境が圧倒的なテンポで描写される。友人・堀江貴文や先輩・三木谷浩史にまつわるエピソード、そして妻・奥菜恵との出会い……。藤田晋がすべてを「告白」する物語は、胸に迫る感動のノンフィクション・ストーリーである。

Amazon URL

https://www.amazon.co.jp/dp/4902843056/

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!