美脚学校 神谷氏

今回は一般社団法人ALA日本セルフチューニング協会代表理事でALA美脚学校主宰の神谷かのみ氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

法人名称一般社団法人ALA日本セルフチューニング協会
代表者神谷かのみ
設立2023年5月
主な事業■ALA美脚学校®オンライン講座の運営
■認定講師の養成講座
■オンラインサロンの運営
■商品監修・専門家としての各種活動
■下半身痩せ専門エステ「美脚骨リメイク」
法人所在地東京都港区南青山5丁目17番2号シドニービル502
公式サイトhttps://alagroup.online/

事業内容を教えてください

一般社団法人ALA日本セルフチューニング協会は、足裏から美脚と健康を叶える独自メソッド「骨格ゆるしめリセット」を通じて、女性が自分らしく輝く生き方を支援しています。

主軸となるのが、3か月のオンライン講座「ALA美脚学校®」です。下半身の悩みに特化したカリキュラムを提供しており、これまでに延べ3,000名を超える女性をサポートしてきました。あわせて、卒業生の中から次の指導者を育てる認定講師の養成講座、オンラインサロンの運営、商品監修なども行っています。

「ALA」はハワイ語で「道」を意味します。「自信にあふれ、自分らしく輝く道」を、メソッドを通じて一人ひとりに歩んでいただきたい。そんな思いから名付けました。

現在、特に力を入れている取り組みなどはありますか?

新たな取り組みとして、下半身痩せ専門のエステサロン「美脚骨リメイク」を立ち上げました。現在モニター段階ですが、いずれは「下半身痩せ専門の日本一のエステサロン」を目指しています。

一般的なエステは、汗をかいて一時的に体重が落ちても、下半身のラインそのものは変わりにくいという課題がありました。私自身、若い頃から下半身痩せに1,000万円以上を投じてきましたが、結果に結びつかず悩んだ経験があります。

そこで「美脚骨リメイク」では、自分で骨を整える「自立整骨」の考え方をベースにした「骨格ゆるしめメソッド」と、エステの施術を融合させました。受け身でマシンを当てるだけの施術ではなく、お客様ご自身に動いていただき、脳と身体の感覚をつなぐ点が特徴です。だからこそ、一度きりではなく、持続する身体の使い方が身につきます。

エステティシャンの方々が解剖学に基づく知識を得て自信を持って施術でき、お客様にも結果が出る。三方よしのモデルとして、これから広げていきたいと考えています。

ここからは神谷代表ご自身のことを教えてください。学生時代に打ち込んだことはありますか?

小学校から高校まで、バレーボール部に所属していました。練習はとにかく厳しく辛かったですし、試合ではほとんど補欠でしたが、団体競技として仲間と勝利を目指す経験はとても楽しかったです。

ただ、振り返れば、自分の身体に強い関心を持ち始めたのもこの頃です。バレーボールのユニフォームはショートパンツに近い形で、脚のラインがはっきり出ます。同じように前傾姿勢でレシーブを取っていても、脚の細い人もいれば、自分のように下半身が太く見える人もいる。「なぜ自分はこんなに脚が太いのだろう」とコンプレックスを感じるようになり、このコンプレックスはその後長く私を苦しめました。

社会人になって、どのような仕事を経験されましたか?

10代の頃に家を出て、夜の世界で働きながら生計を立てていた時期があります。最初は何もできませんでしたが、年齢の離れたお客様と向き合う中で、コミュニケーション力を徹底的に鍛えていただきました。相手の話に大きくリアクションする、オウム返しで気持ちを受け止める、自分の魅力をどう伝えるか考える。こうした経験は、今も事業をする上で土台になっています。

そのあとは「手に職をつけたい」という思いから、歯科衛生士の専門学校に進みました。ここで解剖学を学んだことが、大きな転機になります。脚が細い人と太い人で、骨や筋肉、細胞の「数」が違うわけではない、という当たり前の事実を知った瞬間に、「もしかすると、自分の脚も変わるかもしれない」と希望が芽生えました。

また、歯科衛生士として複数の病院で勤務する中で、精神科病棟で歯磨き指導を行う機会がありました。薬の影響で生気を失ったような患者さんの姿を目の当たりにし、「心と身体は切り離せない」と痛感したのです。自身も心の不調を抱えていたこともあり、解剖学だけでなく心理学についても学ぶようになりました。

脚を整えれば心も整う、心が整えば身体も応えてくれる。この実感が、現在のメソッドの根幹になっています。

歯科衛生士時代の経験が現在のメソッドの根幹になっているとのことですが、起業の経緯を教えてください

直接のきっかけは、夫が長年勤めた会社を辞めることになったタイミングでした。第二子の出産から2か月のことです。

私はもともと、会社員として組織の中で働くのは合わないと感じていました。改善のアイデアが浮かびやすい性格で、職場では「もっとこうしたら売上が伸びるのではないか」と提案を重ねていたのですが、組織の中では思うように動けない場面が多かったんです。母方が商売人の家系であったこともあり、いずれは自分で何かをやりたいという気持ちが心のどこかにありました。

結婚後はリフレクソロジー、ネイル、アクセサリー作家など、興味のあるものを片端から学んでいた時期があります。その中で、自分が長年お金と時間を投じてきた「美と健康」、特に下半身のテーマこそが、自分が一生取り組みたい領域だと気づきました。

産後2か月、夫の退職という状況の中で腹をくくり、夫が設立していた会社の事業内容を切り替える形でスタートしました。やがて受講生が増え、養成講座の必要性が見えてきたタイミングで、一般社団法人を立ち上げました。

形態として「一般社団法人」を選んだ理由を教えてください

「セルフチューニング=自分で自分を満たし整える」という考え方を、社会的に広く伝えていきたかったからです。

私の母は、シングルマザーで仕事に追われ、自分自身を整える余裕を持てない人でした。結果として、私自身も母との関係でずいぶん苦しみました。だからこそ、自分で自分を整えられる人が増えれば、家族にも、身近な人にも、社会にも、優しさが広がっていくはずだと考えています。

このメッセージを生涯かけて伝えていくのであれば、一企業ではなく、認定講師を育てながら社会的な広がりを持たせやすい一般社団法人が適している。そう判断しました。

経営・運営をする中で、特に大変だった時期を教えてください

特に苦しかったのは、起業直後です。受講生のビフォーアフターがはっきりとした成果として出始め、SNSや講座を通じて多くの方に知っていただけるようになった矢先に、思いがけないトラブルに巻き込まれました。詳細はお話しできませんが、過去の出来事に一つひとつ向き合い、資料を確認しながら対応せざるを得ない案件が、随時発生する状況になったんです。前に進みたいのに、過去にさかのぼってチェックを続けなければならない。アクセルとブレーキを同時に踏み続けているような毎日でした。伝えたい思いはいくらでもあるのに、踏み込めば踏み込むほど別の力学が働いてくる。当時は売上もまだ十分には立っておらず、キャッシュアウト寸前まで追い込まれたこともあります。

群を抜いて苦しかったあの時期でしたが、「家族全員の生活がこの事業にかかっている」ということが私を動かしていました。夫も子どもたちも含めて、家族全員がこの事業で生活している。だからこそ、辞めたり諦めるという選択肢を最初から外していました。ただ進むしかない、と腹をくくっていたんです。振り返れば、その覚悟こそが結局のところ一番の支えになっていたのだと思います。逃げ場がないという状況が、私を前に向かせ続けてくれました。

事業が動き出してからも、別の壁にぶつかったそうですね

認定講師の育成を本格的に始めた時期に、次の大きな壁にぶつかりました。何十人もの面談を重ねたうえで10名を選び抜き、1年間の認定講師育成カリキュラムを提供したのです。「絶対に活躍してほしい」と願って選んだメンバーでしたが、残念ながら思うように成長していただくことができませんでした。カリキュラム終了後も、さらに1年間、無償でコンサルティングを続けましたが、状況は好転せず、月に一度のミーティングが本当に怖くなっていきました。「最近どうですか」と話を聞く時間が苦しくて、ミーティングの前には蕁麻疹が出るほどでした。最終的には水面下でさまざまなことが起き、「裏切られた」と感じる場面もあり、人を信じる気持ちが持てなくなっていきました。

本当はお客様に時間とエネルギーを還元したいのに、講師たちの精神面のケアにすべてが吸い取られていく。マネジメントの経験がなく、自分の力不足を痛感した時期です。

その状況をどう乗り越えていかれたのでしょうか?

「人を育てるのは一旦やめよう。一人でできることだけに集中しよう」と本気で決意した時期があります。私はもともと、10代で家を出てから「一人で生きていく」と腹を決めて歩んできた人間です。慣れ親しんだスタンスに戻ったほうが、当時の自分には楽でした。

けれども、「コンプレックスを宝物に変える女性を増やす」というビジョンを見つめ直したとき、多くの方に広げていくためには、やはり仲間を育てるしかないということもわかっていました。私一人が直接届けられる人数には限界があります。悩みに悩んだ結果、腹をくくり直して、もう一度、育成という課題に向き合うことを決めました。

このとき腑に落ちたのが、「リーダーの仕事は、何があっても前を向くことだ」という一点です。一人ひとりを後ろから支え、ケアし続けることに必死になりすぎて、自分自身がビジョンを掲げて先頭を歩くという本来の役割からブレてしまっていた。それに気づいてからは、講師の入れ替わりや想定外の出来事があっても、「私がダメだったから」と必要以上に背負わず、「わかった、でも私は前に進むから大丈夫」と切り替えられるようになりました。

育成のテーマは、今も現在進行形で取り組んでいる最中で、ここで「乗り越えました」と言い切れる段階ではありません。ただ、今は当時よりも芯が通った状態で向き合えている実感はあります。

今後の展望を教えてください

この先数年で、ALA美脚学校®のメソッドを12万人の女性にお届けすることを目標にしています。日本人女性の約6割が自分に自信を持てないという調査結果がある中で、その悩みを抱える方の一部にでも、確かな変化を届けたいと考えています。その柱の一つが、先ほどお話しした「美脚骨リメイク」の事業展開です。2年以内に下半身痩せ専門のエステサロンとして日本一の実績を作ることを目指しています。

長期的には、メソッドを通じて自分を満たせるようになった人たちが集うコミュニティを、リアルな施設として作りたいと考えています。

また、2025年12月に三笠書房より『美脚学校 足裏から全身がきれいに整う「骨格ゆるしめ」リセット』を出版しました。発売前にAmazonベストセラー1位を獲得し、多くの読者にメソッドを届けられた一方で、書籍だけでは伝えきれない部分も感じています。次は、コンビニなどでも手に取りやすい、足裏のアーチを整えるグッズが付属したムック本を出すのが目標です。

最後に、おすすめの本を教えてください

手前味噌ですが、私自身の著書である『美脚学校 足裏から全身がきれいに整う「骨格ゆるしめ」リセット』をご紹介させてください。

足裏という身体の土台から全身を整えていく方法を、写真と注釈付きで解説した一冊です。おかげさまで、読者の方からも多くの感想をお寄せいただいています。「“遺伝だから仕方ない”と諦めかけていた長年の下半身の悩みに光が見えた」、「いろいろなダイエットを繰り返してきたけれど初めて続けられた」、「脚のラインだけでなく腰痛や姿勢、足裏のタコまで変化した」といった声です。

この書籍の直接の対象は女性読者ではありますが、「身体と心は切り離せない」「土台が崩れると全体が崩れる」という考え方は、組織づくりや経営にも通じる部分があると感じています。日々の判断に追われる経営者の方こそ、ご自身の身体の土台に目を向ける一冊として読んでいただけたら嬉しいです。

『美脚学校 足裏から全身がきれいに整う「骨格ゆるしめ」リセット』神谷 かのみ(著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4837940692

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
企業の「発信したい」と読者の「知りたい」を繋ぐ記事を、ビジネス書の編集者が作成しています。

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