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社労士法人WILL代表 山本達矢氏

  • 10/19/2022
  • 10/19/2022
  • 仕事
  • 942回

 

今回は社労士法人WILL代表、山本 達矢氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

会社名称 社労士法人WILL
代表者 濱 恒美 / 共同代表 山本 達矢
設立 2017年1月
主な事業 労務コンサルティング

「事後対策から事前対策へ」をモットーに労務管理をサポートいたします。

アウトソーシング

労務・社会保険諸法令に基づく事務をトータルでサポートいたします。

給与計算

「より早く、より正確に」をモットーに勤怠データに基づく給与計算を始め賃金台帳・個人明細の作成からお届けまで行っています。

助成金

御社に合った助成金のご提案から、書類作成・申請代理業務までをワンストップで行っております。

年金相談

新規適用から個人の年金相談・年金請求まで、責任をもってお引き受けいたします。

キャリアコンサルティング

従業員のキャリア形成を支援し、会社の成長促進をサポートいたします。

労働保険事務組合

弊社併設の『阿倍野中小企業労務協会』が御社に代わり労働保険に関する事務手続きを行い、事務負担軽減を図ります。

社員数 社会保険労務士4名 キャリアコンサルタント3名 事務員4名(取材時)
会社所在地 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目5番1号あべのルシアス12階
会社HP https://www.will-sr.net/

 

 

 

事業内容を教えてください

私は社会保険労務士という職業をしております。まだまだ認知度がない職業なので、企業で説明すると分かりやすいかもしれません。法務部を専門家に置き換えると弁護士や司法書士になります。経理部だと税理士や公認会計士が専門家です。社会保険労務士は総務部や人事部の分野の専門家になりますので、具体的に会社の就業規則を作ったり給料計算をしたり、健康保険証発行、雇用保険や労災事故などの対応をしています。他には働き方改革のためにリモートワークのような働き方の分野の相談も受けています。

 

社会保険労務士のお客様はどのような方なのでしょうか?

弊社は会社からのご依頼が多いですね。特に労務相談、給与計算代行、保険証の手続代行が得意分野です。プラスアルファで採用支援も行っています。なかなか人手不足で採用ができない業界があるので、そういった企業のために求人票を書いたり、適性診断の提案をしたりといった事業展開をしています。

 

学生時代の思い出などはありますか?

私の通っていた高校がスポーツが盛んな学校で甲子園の常連校でした。他の部活もとても活発でしたが、家にお金を入れる為に部活に入らずアルバイトをしていたので、あまり学校に馴染めなかったですね。アルバイトはスーパーマーケットのレジ打ち、ガソリンスタンド、ファストフード店での調理などを経験しました。部活生のキラキラした活躍を横目に苦学生の青春でしたね。

 

大学はどちらに進んだのでしょうか?

関西外国語大学のスペイン語学科でした。しかしスペイン語にはあまり興味がなかったので、カナダのバンクーバーに現実逃避で4ヶ月間留学しました。一緒のホストファミリー先になった日本人の先輩と仲良くなってとても楽しく過ごしていました。毎日日本人留学生と飲み会をした4カ月でした。何をしに行ったのか分かりませんが良い思い出です。

 

そこから就職活動ですが、何かやってみたい仕事はありましたか?

就活では当時の私は安定志向だったため大手の営業職を目指して活動していました。サラリーマンを40年間、定年までやっていく予定でしたが私の性格が自由奔放だったので、サラリーマンには向いていませんでしたね。

エピソードとしては、台風警報が出たら次の日は休みになるという連絡が入りました。私は「明日、絶対警報が出る!今日は遊ぶぞ」と気合を入れて朝まで遊びました。すると次の日、課長から「何してんねん」と電話があり、警報が出ていなかったことを知りました。会社員は警報が出ようが出まいが出社できる時間に起きて、電車が動いてようが動いてなかろうが出社するのが当たり前ということを知りました。本当にダメサラリーマンだったなと思い返しますね。

他にも正しいことを発言しようとして怒られたこともありました。会社ではいくら正しいことであっても発言すべき「立場」というものがありますが、理解できていませんでしたし、しようとも思っていませんでした。現在、私が社会保険労務士として働いている中で色々な相談があります。サラリーマンを経験して、経営者だけの立場ではなく問題行動を起こす社員の気持ちも分かるのでその経験は活きていると言えますね。

 

社会保険労務士になるきっかけを教えてください

サラリーマン時代、中国に海外駐在へ行き、帰国のタイミングで新しいことに挑戦したいと思うようになりました。このまま会社員でいても良くも悪くも先が見えていましたし、何よりも会社の看板を取ると何者でもない何も残らない自分というに恐怖を感じていました。そんな中で私の妻の実家が社労士事務所を営んでいたこともあって、専門職である社会保険労務士に興味を持ち、義父の事務所で修行しながら資格取得を目指しました。

 

一番苦労したことはなんでしょうか?

最初の営業はすごく大変でした。大阪だけでも4000人ぐらい社会保険労務士が在籍しています。その中から自分と契約してもらおうということは、本当に大変なことです。当時はお金もなかったのですごく苦労しました。義父の会社にいる時から開業は考えていたので、電車代を節約したお金で異業種交流会に行ったり、当時はSNSもなかったのでmixiで片っ端から士業の先生にアポを申し込んだりしながら人脈を広げて関係性を築いていきました。大変でしたがそうやって自分のお客様を1軒1軒増やしていく楽しさもあり今に繋がっています。

 

大阪で4000人も社会保険労務士がいらっしゃるんですね! 何か工夫されていることはありますか?

「メディア系社労士」というキャッチフレーズを使っています。どのように差別化していくか考えた時に、キャッチフレーズを作ることを5年程前(取材時2022年)に思いつきました。5年前はネット記事に少し掲載されるくらいでメディアはあまり関わっていませんでしたが、言ったもん勝ちで言ったらそうなっていくだろうと逆算して打ち出しました。当時は同業から滑稽だの誇張だの相当叩かれましたね。でも現在は、キャッチフレーズ通りテレビやラジオ、ネット記事への投稿、各種団体に向けたセミナーといった活動ができるようになりました。

 

今後の展望はありますか?

選ばれる社会保険労務士にならなきゃいけないと思っています。

そのためには専門性+影響力が必要です。例えば弁護士業界の影響力で言ったらテレビに出てる著名な先生の顔をを思い浮かべる方が多いと思います。実はテレビで活躍されてる弁護士さんの事務所はそんなに大きくないんですよね。自分の経営していく事務所をマクドナルドのような大規模事務所にしていくのか、もしくはミシュラン三ッ星の高級お寿司屋さんのように小規模だけど実力のある事務所を目指すのかを考えた時に、私は後者を目指したいと考えています。

沢山の人の前に出るとそれだけ専門性を高める機会も巡ってきますし、社労士としての自分のハードルを上げる機会だとも考えています。メディア進出はただ名前を売るだけではなく専門性を高めるきっかけ作りであり、メディア展開と専門性を高めることは相互に連動させたいと考えています。士業である以上、単に名前を売ることでなく、専門性を高めることが本当の集客に繋がると考えています。

 

今までのどの経験が一番糧になっていますか?

ドラマのように何かの出来事があって人生が大きく変わったことはないですね。日々色々な人に助けて頂いて必死にもがく中で今の自分になっていったと思います。私は会社や事業が大きくなることが重要ではないと思っています。自分がどの規模が適正で、自分のニーズがどこまであるのかは自分で決めることではなく世の中が決めることです。世の中に求められてそして対応できるだけの力をつけていきたいです。

 

他の経営者の方におすすめする本はありますか?

古い昔の本でいうと太宰治さんの『人間失格』です。精神的にも肉体的にも経済的にも追い込まれた人にしか書けない切羽詰まった文章力が心に響きます。漫画だと『キングダム』ですね。

社会保険労務士の観点からのおすすめですと、岡田勝彦さん著書の『企業経営に活かす人事制度策定マニュアル―コンサルタントが書いた実務の決定版 』です。会社の経営者から「景気人事制度や賃金制度、評価制度を作ってくれないですか?」と依頼がありますが、そういった評価の制度を作っても結局うまくいきません。この本は答えが書いていなくて、考え方が書いてある本なので経営者オリジナルの答えが出てくると思います。

「恥の多い生涯を送って来ました」。そんな身もふたもない告白から男の手記は始まる。男は自分を偽り、ひとを欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだす。でも、男が不在になると、彼を懐かしんで、ある女性は語るのだ。「とても素直で、よく気がきいて(中略)神様みたいないい子でした」と。ひとがひととして、ひとと生きる意味を問う、太宰治、捨て身の問題作。

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時は紀元前――。
いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す! !【AmazonURL】

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!