今回はベジLIFE!!代表、香取岳彦氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | ベジLIFE!! |
代表者 | 香取岳彦 |
設立 | 2016年 |
主な事業 | 農業 |
社員数 | 3名(取材時) |
会社所在地 | 千葉県我孫子市都部111 |
会社HP | https://dn29870.wixsite.com/vegelife/ |
事業内容を教えてください
千葉県我孫子市で農業を営んでおります。野菜を年間150種類ほど作りインターネットを介し、お客様に直接届ける仕事をしています。野菜の作り方は、無農薬で化学肥料を一切使わず、有機農業に準ずる栽培方法です。
学生時代に打ち込んだことはありますか?
今から遡って20年ほど前の大学時代、インターンシップに打ち込みました。今の時代のようにみんながインターンシップに行くという時代ではなく、世間的には「インターンシップっていうものがあるらしい」というぐらいの知名度でした。大学生をしながら社会人の勉強ができるチャンスなんて滅多にないなと思って、大学時代は5社のインターンシップに参加しました。社長になろうと思ったのは大学時代です。人生一度きりだし、今日が一番人生の長い日なんだと思って人生プランを決めました。
5社もインターンシップにご参加されてすごいですね!その後どちらに就職するのでしょうか?
インターンシップを通じて若い頃の方が冒険ができ、逆に歳取ると自由度がなくなり、冒険もできなくなると思ったことから、海外で働いてみたいなと思うようになりました。そのため、就職活動は海外で営業できる商社業界をメインに受けていました。
商社時代のエピソードを教えてください
当時、携帯会社がお客様でスマートフォンのロゴを作っていました。私の仕事はデザイナーからも認められたロゴを中国で作る役割でした。ある時、お客様から最短で仕上げて欲しいという要望がありました。日本に材料があったのですが中国に輸出しているとお客様の期限に間に合わないので、私が日本のメーカー側の車を手配したり深夜便を活用したりと、あの手この手を尽くしました。結果、お客様の予想を上回るような結果を出すことができ、頼まれ事は試され事だと思うようになりました。相手の予想を上回る結果を返せば、また今後もお仕事いただけることを学びました。
商社で勤務されてたということは、世界中行かれたのでしょうか?
そうですね、中国を中心に世界各地を飛び回っていました。海外に行って、百聞は一見にしかずだと思ったことが多くありました。例えば中国人の人は雑だとか、丁寧じゃないみたいな言われ方を以前は聞いていましたが、中国人と一緒に仕事をすると、日本人より丁寧な方も多くいらっしゃいました。特に中国の若い世代は人口も多いため、生き残らなきゃいけない野心が強く、とても仕事がしやすかったです。他の国でも同じようなことがあって、ミャンマーでは先進国の日本と比べると、発展途上だと思っていたんですが、携帯も繋がるし、特に不便を感じずに生活することができました。海外へ行く経験を通じて自分の目で確かめる重要性を知りました。
商社から農業へ転身するきっかけなどありましたか?
商社時代は1年の半分以上を海外で過ごしていたので、日本で仕事をして家族と過ごす時間を増やしたいと思いました。以前から7年間サラリーマンで勤めた後は社長業をやってみたいと思っていたので、何かチャレンジできるものはないかと探していました。祖父母が農家で代々守ってきた土地に興味があり、農業の仕事はどうかと家族に相談しました。祖父母からは「絶対大変だからやめなさい」、両親からは「子どもが生まれたばっかりじゃないか、稼げないから子どもを養っていけないぞ」と反対されました。ですが私の代でその考え方を覆してやるぞ! と思いましたね。インターネットで農業を調べると予想外に、私と同じ30代40代の就農者が多くて、休みの日に農園に見学へ活かせていただきました。魅力的な方が多く、私も農業をやってみたいと思い商社を退職しました。
独立されて1番大変だったことは何ですか?
私は農学部を卒業したわけでもないし、趣味が野菜作りでもなかったので、知識ゼロの状態から野菜作りをスタートしました。24時間働いたとしても、野菜の成長は日進月歩でしたので少しもどかしかったです。商社時代に担当していた工業製品だったらやればやるほど結果が変わりましたが、野菜は1年に1回しか挑戦できないから、なかなか技術が上がらず大変だと感じていました。
大変なところから具体的になにか対策をされましたか?
やり方は千差万別で、自分の身近にいる一番うまくいってる人の真似をするのが一番だと思いました。農家に訪問した際にネガティブな言葉を発する人のやり方は反面教師として見せていただいて、楽しそうに働いている農家のやり方を学ぶようにしました。独立して8年経ちますが、今でも月に1回は様々な農家をまわって勉強するようにしています。
今後の展望を教えてください
祖父母に反対されてから起業を決めたので、私の会社では『農業を憧れの職業に‼』という理念を持ちスタートしました。理念が達成できるまで農業をやり続けようと思っています。
また、農業は高齢の方の仕事というイメージが大きいので若い世代で魅力的に働いてる農業者を集めて情報発信していきたいです。加えて私は住んでいる千葉県我孫子市でアグリパークをやってみたいです。都内から1時間ほどの立地ですし、第一次産業に関わる体験ができるような場所にして、色々なアクティビティを体験できる場所にしたいです。
読者にメッセージはありますか?
自分の体は、食べ物から作られています。自分自身は吸収してきた栄養で作られてるので、簡単なファーストフードに頼らないようにするべきです。ビジネスマンは体が資本なので、健康で体が喜ぶものを手にとってほしいです。自分の体は口から摂取したもので作られています。自分の思考は耳から聞いた言葉で作られてます。自分の未来は自分の口から発する言葉で作られてます。未来を切り開きたい気持ちは伝えてないと達成できませんね。
経営者におすすめする本やメディアはありますか?
喜田川泰さんの本は何でも良いので読んでみてください。特にメールマガジンも面白くて1ヶ月880円で参加できます。面白いことを書く方なので試しに読んでみてください。
https://tegamiya.jp/reading/category/works
投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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