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株式会社スタートアップテクノロジー代表 菊本 久寿氏

今回は株式会社スタートアップテクノロジー代表、菊本 久寿氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

 

会社名称 株式会社スタートアップテクノロジー
代表者 菊本 久寿
設立 2014年10月2日
主な事業 スタートアップや新規事業の開発・デザイン支援実践型Webエンジニア養成プログラミングスクールRUNTEQ(ランテック)事業

株式会社スタートアップテクノロジー

社員数 45名(取材時)
会社所在地 東京都渋谷区宇田川町36-6 ワールド宇田川ビル5階B室
会社HP https://www.startup-technology.com/

 

 

事業内容を教えてください

株式会社スタートアップテクノロジーは2024年に創立10周年を迎えた会社です。元々はスタートアップ向けの開発を受託していましたが、現在はRUNTEQ(ランテック)という超実践型オンラインエンジニアスクールの運営をメイン事業としています。

直接システム開発をサポートしていると、エンジニアが足りないとのお声を耳にすることが多く、スタートアップの皆様のお力になれればと思いこのサービスを開始しました。RUNTEQは2019年からスタートした事業で、開発会社が現場の声を徹底的に取り入れた実践型カリキュラムが組まれているところが特徴です。カリキュラムの終了までには9ヶ月1,000時間を有しますので、RUNTEQの卒業生は他のスクールを卒業した方と比べて知識量・経験値に圧倒的な差が生まれます。受講者は転職後に研修がいらず、すぐに現場に入れる状況で卒業しておりますので、エンジニアの採用や開発にお困りでしたら、ぜひご連絡ください!

URL:https://runteq.jp/

 

学生時代に頑張ったことを教えてください

学生時代は音楽もスポーツもやっていましたね。特に音楽が好きで、DTMというパソコンで音楽を作れるソフトに興味があって、パソコンを購入しました。そして、作った曲を公開するためにホームページや掲示板を自分で作っているうちにプログラミングが趣味になりました。

しばらく音楽を続けていましたが「そろそろ就職しないと」と思い、派遣に登録しました。パソコンが得意だったこともあり、ITに関わる仕事をいただくことが多かったです。その後、紹介予定派遣として中古ゴルフショップの社内SEとして働かないかとお誘いいただき、エンジニアとしての道がスタートしました。

 

その後はどのようなキャリアを歩むのでしょうか?

Slerで働いたり、受託のエンジニアとして働いていましたが、株式会社フラクタリストがngi groupに買収される際、受託から自社サービスのエンジニアとして働くことになりました。

そこではメディア運営の仕事をしていたのですが、メディア運営をする中で広告プラットフォーム事業を立ち上げることになり、広告サービス(以下、アドテク)のエンジニアとなりました。広告に関しては分からないことだらけでしたが、0から勉強して仕事をこなしていました。

その後、社内の様々なシステムを開発していくなかでマネージャーも経験し、仕事内容も多岐にわたるようになりました。その時は広告プラットフォームの事業部のマネージャーだったのですが、部下に様々な他事業部のシステム開発をお願いしていたところ、評価ができなくなってしまったので、組織横断での開発部が必要だと思い上長に相談したところ、開発の部署が創設され、その後部長に任命されました。

しかし、会社が4回目の合併をした際に、当時私が部長として取り組んでいた新規事業に関する部署が無くなることが分かり、正直勢いで判断を下した部分もあるのですが、フリーランスとして独立しました。

新規事業の部署ではスタートアップ企業と接することも多かったので、勉強という意味でもフリーランスの仕事はスタートアップからの依頼を中心に請けていました。それぞれ週一の稼働で引き受けていましたが6社並行で案件を請けていたため、結構ハードでしたね(笑)。

 

6社とはすごいですね!

そうですね。どの企業様にもとても良くしていただき、忙しかったですが充実した日々でした。ですが、しばらくすると自分の中で事業にコミットしている気がせず、フリーランスの立場が面白くないと感じるようになりました。目標を達成して喜び合える仲間がおらず、孤独感を感じていたのだと思います。その後、フリーランスとしてお手伝いしていたポケットメニューというスタートアップ企業が、ちょうど0→1のサービス立ち上げのタイミングだったため、取締役CTOとして参画しました。飲食店の予約サービスという事業にはコミットしていたものの、飲食業界の知見や経験が深かったわけではないため、事業ドメインとして捉えることに難しさを感じていました。その後、退任する際に改めて自身の事業ドメインについて考えた結果、システム開発やWebエンジニアそのものが自分の事業ドメインであると確信し、起業を決意しました。

 

社会人として仕事をしてきた中で学んだことを教えてください

そうですね、チームでアイディアを出し合い、ものづくりをしていくプロセスは自身が大きく成長できた経験だと思います。また、自らサービスや世の中の課題を見つけて解決していくために様々な方法を検討して、実行し、失敗や成功することが仕事のモットーだと感じました。思い返すと、私は幼少期から人と違う新しいことにチャレンジするのが好きでした。だからこそ2010年頃からスタートアップの世界が好きで、楽しい環境に飛び込んでいったのだと思います。

 

経営者になってから大変だったことはありますか?

クライアントとのすれ違いで怒られたり、エンジニアのミスがあったり、納品直前で無茶苦茶な要望を言われて4日間徹夜したりしたこともありました。システム開発をしているとどうしても炎上することがありますが最終的に経営者は全ての責任を果たさないといけません。また最新の技術が必要なので常に勉強をしていかなければならないのも大変ですね。

 

エンジニアとして仕事をするうえで、どのようなことを大切にしていますか?

コミュニケーションを大切にしています。お客様には制作が途中の状態でも、一旦提出して方向性を確認しています。コミュニケーションの回数が増えて、進捗や仕上がりを少しずつ見せることによって、私たちとお客様の間で矛盾を生まないことが重要だと学びました。

 

今後の展望を教えてください

私はやっぱり起業家が好きで、新しいものを生み出す人のお手伝いをしたい気持ちは変わりません。事業を立ち上げる際には必ずデジタル人材が必要になるので、これからも時代に必要とされる人材を創出していきたいです。

 

他の経営者におすすめの書籍はありますか?

魚谷雅彦さん著書の「こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる」です。著者は元々コカ・コーラジャパンの社長で、現在は資生堂の社長を務めています。魚谷さんのマーケティングの手法は勉強になりますし、何よりストーリー仕立てで書かれているのでとても読みやすくて面白いですね。

また私が出版した「エンジニア×スタートアップこそ最高のキャリアである」もよろしければ読んでいただけたらと思います。エンジニアと聞くとブラックなイメージがまだ根強いですが、スタートアップの世界のエンジニアはとにかく仕事が自分ごとになり、楽しいです。「お金がもらえていればいいや」「仕事がつまらない」と思っている日本の方はとても多いと思います。こんなに仕事が楽しい世界が存在するということを知ってもらえるかなと思います。

ぜひご覧ください!

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!