今回は、sembear合同会社の代表取締役、治田耕太郎氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。ぜひご覧ください!

sembear合同会社 会社概要

会社名称 sembear合同会社
代表者 CEO 治田耕太郎(はるた こうたろう)
設立 2020年1月
主な事業 ・デジタルマーケティングにおける人材育成・教育事業
・デジタルマーケティングにおける組織開発及びコンサルティング
・デジタルマーケティング分析プラットフォームの提供
社員数 4名(取材時)
会社所在地 東京都渋谷区本町1-20-2-801
会社HP https://sembear.biz/

 

 

まずは治田さんのご経歴を教えていただけますか?

 

1997年頃、大学に入学しました。大学時代はずっと音楽活動をやっていて、音楽で食べていけると本気で思っていました。

 

当時、住友商事とアメリカのLYCOS(ライコス)社のジョイントベンチャーのライコスジャパン株式会社というのがバイトを募集していたんです。検索エンジンの裏側の仕組みをメンテナンスするバイトでした。なので、バンド活動をしながら、ライコスジャパンでアルバイトをし始めたというのが、インターネットビジネスとの初めての接点でした。

 

25歳までに音楽で身が立てられなかったら就職すると親に約束していました。それがきっかけで、2004年頃、広告代理店に入社しました。

 

その後、アメリカのYahoo!の子会社だったOverture株式会社(オーバーチュア)に転職しました。インターネットで検索したら広告が出てくるのは今では普通になっていますけども、世界で最初にこれを始めたのがOverture株式会社だったんです。検索連動型広告という仕組みと、その技術を使いこなす方法をたたき込まれました。上司がアメリカ人だったので、英語も身につきました。

 

Overture株式会社は、後に日本の会社Yahoo! JAPANに買収されましたが、引き続き楽しく働いていました。

ただ、自分はもっとできるのではないかと思って、どベンチャーの会社に転職をしたんです。そこがリーマンショックで経営ができなくなって、その後、NTTレゾナント株式会社に転職しました。そこではマーケティングの支援やWebメディアの収益化の支援をしていました。

 

ただそこでも、自分は世界に挑戦したいという気持ちが強かったので、イスラエルにあるKenshoo社という会社のアジアパシフィックの代表に着任しました。それで日本、香港、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドの事業の立ち上げに携わりました。

 

その後、子どもが生まれて東京をベースにしようと考えたタイミングで、今のsembearという事業を立ち上げ、デジタルマーケティングの人材育成の支援を始めました。ただ当初は、シカゴのSIGNAL株式会社で社員を続けながらだったので、sembearは副業という形でした。

そして、2019年の終わりにSIGNAL株式会社を退職し、2020年からsembearを法人化しました。

 

音楽からITという全く違う世界に飛び込まれたんですね。

 

自分の中では音楽とITはつながっていると思っています。

音楽というのは、究極論的には数学なんですよ。なぜなら、音は全て周波数だからです。ラの音は440Hzという世界の話なので、そこの数字の調和をどのようにとるかなんです。音楽を作るときに、歌のメロディーを編曲してかっこよく聞かせるというのは、パワーポイント作りとほぼ一緒なんです。

 

その発想は独特ですね。

 

今回の人材育成の対象はこういう人なので、どのようにストーリーを仕立ててアニメーションを作って全体を伝えるかという思考・考え方自体は、音楽作りと全く一緒だったりします。

そういう意味で、音楽とITはつながっているんです。

 

もともと起業をしたいという思いはあったんですか?

 

正直、起業したいと思ったことは一切ありませんでした。

ただ、課題意識だけはずっとありました。どうやって日本のデジタルやインターネットのマーケティングのノウハウを世界水準に上げられるかという意識です。

 

改めて御社の事業内容・サービスの特徴について教えてください。

 

主に三つあります。

 

一つ目は、デジタルマーケティングの人材育成です。

こちらが弊社の主要事業になっています。株式会社電通デジタルさん、株式会社電通ダイレクトさん、他の広告代理店さん、自治体さん、あとは事業主さん、広告主さん、Webメディアさんにデジタルマーケティングのコンサルタントをしたり、事業をレベルアップするための支援をしたりしています。

 

二つ目は、弊社のスタッフが張り付いて、クライアントさんのマーケティングノウハウの支援をするというコンサルティングです。

 

三つ目は、今アメリカのTapClicksという会社と連携をして、データの集計と可視化のツール『TapClicks』の提供をしています。

TapClicksは、分析&資料作りがラクになるデータ可視化&資料作成ツールです。レポート業務の効率化を目指し、大手広告代理店様にもご活用いただいており、弊社は現在TapClicksの提供に強く注力させていただいております。

 

これまでに苦労されたことは何ですか?

 

正直ずっと苦労しています。楽だった時代はあまりないんですよね。

結局、インターネットの黎明期から自分はずっとこの業界にいるので、当時のインターネットは色物的に見られていたところが正直あります。変り者というか、異端的な扱いをされていました。

 

広告代理店やOverture株式会社に転職したときは、知識や英語の壁にも直面しました。

 

アジアパシフィックの事業立ち上げでは、文化と習慣の壁があって、部下にイラン、オーストラリア、シンガポール、中華人民共和国、香港に住んでいる日本人などさまざまな人種・背景の方がいたので、そこをどのようにまとめるかという苦労もありました。

 

困難をどのように乗り越えてこられましたか?

 

これは知識量・勉強量だと思います。

 

Overture株式会社という外資に初めて入ったときは、英語がほとんど駄目でした。ただ、インターネットの広告というのは、アメリカ主導になっているので、アメリカの最新情報をリアルタイムで常に自分の頭で理解をし続けるというのが重要な要素なんです。

ですから、知識を取り入れて、自分の見解をまとめて周りに伝えることによって、治田が話すことには価値があると周りから思われていたんだと思います。そこの知識量・勉強量というところが、いろんな環境の中でも仕事ができてきた要素だと思います。

なので、自分はスキル至上主義と言ってもいいくらい、スキル・知識にはこだわっています。

 

さらに、どの仕事においても海外の事例をもとに、日本のインターネットやマーケティングでこれからどういうものが必要になるかを頭の中で考えて、ここを今やっておかないと駄目だろうというポイントを見定めていました。

 

現在、弊社では「sembear合同会社にお願いしたい」というように指名でお仕事の依頼が来ています。それはなぜかというと、過去にいろいろな環境で働いてきて、さまざまな壁を乗り越えてきたのを見てくれていた方が、日本でも海外でもいらっしゃったからなんです。

なので、そういう方につなげてもらって、お仕事をいただいているケースが非常に多いです。sembear合同会社は、人のつながりに支えられています。

 

現在、sembear合同会社の課題や困っていることは何ですか?

 

弊社の求めている知識量やノウハウの水準は非常に高いんです。それをサービスとして提供するというのは、どうしても手間暇がかかってしまいます。なので、人材教育するときにも、非常に手間をかけて、資料もカスタマイズを繰り返してやっています。

 

ですので、会社としての事業の規模を拡大するスピード、いわゆるスケーラビリティというのは壁の一つではあります。とはいえ、会社として継続的に成長していく必要があるので、そこのバランスが、今sembear合同会社の一番のハードルです。

 

sembear合同会社として今後の展望や夢を教えてください。

 

最終的には日本にいながら外貨を稼げるというところを目標にしています。

 

今、アジアの中で日本の地盤沈下は確実に起こっています。その中で、日本の会社として国内だけでビジネスをするというのは、将来の世代に対しても無責任だろうと自分は思っています。

 

なので、例えばシンガポールにお客さんがいてシンガポールからもお金が入ってくるとか、バンコクにお客さんがいてバンコクからもお金が入ってくるというような、世界に通用するノウハウを持って外貨が稼げる会社になる必要があると考えています。

 

さらに、日本の地方が衰退気味にある状態の中でも、リモートで働いていれば他の国から稼げるという会社にしていきたいと思っています。

 

最後に会社のPRをお願いします。

 

sembear合同会社は、デジタルマーケティングのノウハウを広告代理店さんや一般の企業さん、自治体さんも問わず、いろいろな方に対して世界水準でお伝えしつつ、プラス、教えた知識をどのように活用するかというところまでサポートしています。

 

ですので、デジタルマーケティングのプロの方からWebを始めますという方まで、デジタルを使いこなすための知識・ノウハウ・実践面のお手伝いをしています。

 

あとは、TapClicksというアメリカのツールを使って、自分たちで数字を見て改善していけるように支援しています。実際問題、データで数字が分かっていても、有効に活用できていない企業様や事業主様は少なくありません。

生きたデータを自分たちの目で、きちんと分析するために『TapClicks』を通して、データを可視化して、分析し、マーケティングを推進していくことが重要なことなのなのだと考えております。データの扱い方や、分析することに悩んでいる企業様や事業主様のお力になれたら大変嬉しいです。

 

「うちの会社はデジタルで困っています」「デジタルの集客で困っています」「マーケティングで困っています」という問題に対して、ほとんどすべての側面から何かしらの答えを提供できますので、ぜひお困りの方はご相談いただけますと幸いです。

 

 

治田さんが経営者におすすめする本を教えていただきました!

 

『谷繁流 キャッチャー思考 (当たり前の積み重ねが確固たる自信を生む)』 谷繁元信(著)

誰よりも準備し、誰よりも復習した27年間。

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
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