今回は有限会社ケー・ウィッシュ代表、桑名涼子氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 有限会社ケー・ウィッシュ |
代表者 | 桑名涼子 |
設立 | 1999年 |
主な事業 | 01. キャスター、パーソナリティー、ナレーター、司会者の派遣及びマネジメント
02. 講演会・シンポジウム・セミナー等の企画制作 03. 講演会・セミナーの講師派遣及びマネジメント 04.雑誌・新聞・Web等でのアドバイス及びコラム執筆 05. タレント活動 06. オリジナルグッズの企画制作及び販売 07. イベントの企画制作及び運営、ゲスト派遣 08. 書籍執筆及びCD制作と販売 09. スピーチ指導・セミナー開催 10. 経営者・一般社員に対するコンサルティング 11.広告代理店業務 12. 前各号に付帯する一切の業務 |
会社所在地 | 東京都港区芝浦4-9-18―310 |
会社HP | https://ryoko-kuwana.net |
現在の事業内容を教えてください
長年にわたって探求してきた「しゃべりと個性の関係」を実証して、トーク&コミュニケーションの専門家として幅広くご依頼を受けています。
また、イベント制作や講演会の主催をはじめ、私自身がキャスター、パーソナリティー、ナレーター、司会などしゃべることを中心に活動をしています。
仕事をする中で、しゃべり(声・しゃべり方・内容)には、個々の内面のすべてが現れることが分かりました。
そして現在、声を6秒間録音して声紋を分析することで、資質、適正、自立性、躍動性、適応性など細分に渡って自分を知ることが出来る「声紋個性分析」を行っています。
面白いくらいに自分自身を理解することができますし、企業であればスタッフの適性やチームワークにフル活用できます。
まさにしゃべりは「人の履歴書」です。
声を録音するだけでとても簡単ですので、気になった方はお気軽にご連絡を頂けると嬉しいです。
どんな学生時代でしたか?
私は学校を早く卒業したいと思っていました。みんなと同じ制服を着て、同じ時間に学校に行き、集団で行動するということに抵抗があって。ですから早く仕事をしたいと思っていて、将来にばかり思いをはせていましたね。
そうなんですね!現在の仕事である「声のお仕事」をやってみたいと思ったきっかけはあるのでしょうか?
たぶん小学生の頃「人前でお話をするのが上手い」と通知表に書かれたあたりからだったと思います。
ぼんやりとしゃべる仕事をしたいとは思っていたのですが、学校を卒業してからは、まずテレビ局で、次はラジオ局で、番組制作の仕事をしました。
番組を作ったり、CMを作ったり、編集作業などを担当したりしていたのですが、制作だけではなく、自分も喋りたいと思うようになってプロデューサーに直談判して、話す仕事と制作を兼任していました。
思い出に残っていることはありますか?
文化人を招く番組を担当して、様々な方の話を聞けたことが一番心に残っています。
活躍する方は自立していて、自分に自信を持っていらっしゃる。腰が低く、優しく、しなやかな思考を持つ方もたくさんいて、輝いて見えました。「私もあっち側に行きたい」と強く思うようになって、それで独立しようと決めたんです。
ですが、そのことを16人の知人に相談をしたら、なんと全員「やめたほうがいい」という意見でした。
フリーでキャスターやナレーターは無理だし、今からでは遅いと…。もちろん私の身を案じて言ってくれたのですが。
ずいぶん後になって分かったのですが、大きく環境を変えようとするとき、必ずこんな「お試し」がくるんですよね。一度ストップがかかるような現象が起きて、「本当にやる気なの?」と問われている気がします。
「やめたほうがいい」の合図ではなく、ほとんどが「確認」の合図なので、簡単に諦めないほうがいいと心から思います。
私は、予定通り独立することにしました。
実家は東京なのですが、「家賃」という負荷をかけないと本気になれない自分を知っていたので、都心に事務所兼自宅を借りました。
独立してからのお仕事について教えてください
みなさんが心配していた通り、最初は仕事がありませんでした。
実力不足だと思い、夜間のアナウンススクールに少し通ったのですが進展がなく途方にくれていたときに、その学校の校長先生のレッスンを受ける機会があったんです。全身から汗が噴き出るほどのスパルタだったんですが、全細胞が蘇るような素晴らしい体験でした。
それで先生にかなり強引に個人レッスンをお願いしました。そして、レッスン終了のあと、先生からラジオ番組のパーソナリティーの仕事を依頼され、少しずつ仕事が増えていきました。
起業してから大変だったことはありますか?
順風満帆というわけではありませんが、すべてのアクシデントは、自分が進化するために絶対に必要なものだったと思います。世の中って必要なことしか起きないし、超えられない壁もないんだと思います。
私は、アクシデントがあるとズドンと落ち込んだりするんですが、復活するのも早くて。
思えばすべての学校の卒業式で人一倍泣きましたが、立ち直りも人一倍早くて、翌日になるとびっくりするくらいケロリとしていて。特技というか、忘れっぽいというか…。
仕事の際に大切にしていることはありますか?
3つあります。
ひとつはメールや電話の返信を早めに確実にすることです。特にまだ信頼関係ができていない相手ですと、そこが今後の関係の基盤になると思うんです。メールや電話を発信するって、それだけでエネルギーのいることですから、連絡を頂けるのはすごくありがたいですよね。そのことに感謝したらすぐに対応したくなるわけで、待っている人と待たせる人の時間の感覚はまったく違うというということを常に意識しています。
ふたつ目は、足りないものや欠けているものに意識を向けるのではなく、持っているもの、できることに意識を向けるようにしています。シンプルにそのほうが幸せですし、スムーズに動くと思うんです。
ですから「忙しい」「疲れた」はほぼ言わないですね。言葉に出せばその通りの現実が起きるし、あんまり格好よくない気がして。
3つ目はひとつひとつに心を込めるということです。
起業をしてから勉強になったことはありますか?
ぜんぶ勉強になっています。
仕事と遊びは区別した方が良いという人もいますが、私は区別しなくてもいいと思うんです。人は「楽しいこと」と「苦痛を逃れること」にしか興味を持てないという本能があるわけで、だとすれば「仕事が面白過ぎる」と感じていられれば、夢中になれるし楽しいし、それは遊びかもしれないって。
そう捉えると、たとえ辛いことがあっても楽しいことの中の「一要素」だと思えるんですよね。「おもしろ深く」毎日を送りたいと思っています。
今後の展望を教えてください
私のミッションは、人と人との間に入って空気を回していくことだと思っているんです。
理想は、アメリカのエレン・デジェネレスやオプラ・ウィンフリーのような「ホスト」と言われる立ち位置ですが、日本ではそういう立場がないので、ディスカッション、イベント、トークショー、パーティー、テレビ、ラジオ、座談会などすべてのスチュエ―ションでの「司会」をもっと増やしていきたいです。と同時に講演、ナレーション、声紋個性分析、エッセイなど、言葉を使う全般の仕事を拡大していきたいと思っています。
経営者におすすめの本はありますか?
数十年に渡り交流のある国際中医師である木津龍馬さんの著書『脳とカラダがよろこぶ 調和力ごはん (ワニプラス)』です。人は食べ物でできているので、食べる物で性格も、人間関係も、人生も、国も、世界も、もちろん会社経営も大きく変わると思うんです。食に関する情報はあふれていますが、この本は「食の真実」が書かれていて、知っておきたい知恵が満載です。
本来、食事とは他の生命を犠牲にしていただき、自分の命をつなぐと同時に次の世代へと命をつないでいく大切な儀式です。 しかし現代日本人はその心を忘れ、食の偏りが進むとともに、カラダや心のバランスが崩れてしまっています。 本書では、国際中医師にしてメンタル&フィジカルヒーラーであり、一流アスリートたちのトレーナーとして結果を残してきた著者が、福島原発に端を発する放射能による食をめぐる不安、危険をふまえて、毒を溜めずにカラダの底力をアップするための、東洋医学の陰陽論を基本にすえた「調和力ごはん」を紹介します。 【AmazonURL】 https://www.amazon.co.jp/dp/4847019938/
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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