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株式会社リ·レストフル代表 高田 宗慶氏

  • 09/06/2023
  • 09/06/2023
  • 仕事
  • 422回

今回は株式会社リ·レストフル代表、高田 宗慶氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!

 

 

会社名称 株式会社リ・レストフル
代表者 高田 宗慶
設立 平成11年4月21日
主な事業 ・持ち株会社

・グループ及び関連会社等の資産管理

・自動車、自動車部品、自動車用品の売買及び仲介業務

・その他自動車流通に関わる事業

・中古車の買取および販売

・鈑金塗装に関する事業

・自動車整備に関する事業

・損害保険代理店

・生命保険代理店

社員数 10名(取材時)
会社所在地 大阪府箕面市西小路4-4-1
会社HP https://515094.com/

https://www.instagram.com/maranellomotors_mino/

 

事業内容を教えてください

自動車の販売、買取、保険代理店、宅配レンタカー、車検、レッカー業務などを主として行うカーライフのワンストップサービスを営んでいます。また、レンタカー部門は「まらねろレンタリース株式会社」という法人格で、「宅配レンタカー」サービスを提供しています。「レンタカーを借りて返すのがめんどくさい」「レンタカー屋までの足がない」というお客様の声から生まれたサービスです。ご自宅に車を届けたり、ご自宅の車を引き揚げに行ったりするなど、他社のレンタカーサービスでは手が届かないところを弊社ではお客様目線の便利さを一番に追求しています。

会社で注力しているのはどの分野でしょうか?

現在はインフラの1つにしたいと考えているのは、モビリティサービスや宅配レンタカーの普及です。MaaSという政府がこれから普及させようとしているサービスにカーシェアリングが含まれています。宅配レンタカーの選択肢を入れることでカーシェアリングにはないサービスを拡げたいと考えています。宅配レンタカーを通じて顧客との接点を増やし、その先に本業である、自動車販売ワンストップサービスに繋げられることに期待しています。

※MaaSとは、Mobility as a Serviceのことで、自家用車を含まない公共交通手段による移動を1つのサービスと捉える移動の概念。またはそれを目的としたサービスのこと

学生時代のエピソードを教えてください

中学生時代は水泳部に所属していました。学校では、ほぼ勉強はせずにアルバイト三昧の毎日でしたね。特に目標はありませんでしたが、がむしゃらに働いてアルバイトで500万円を貯めました。早朝に新聞配達のアルバイトをして、学校から帰って中華料理屋や地域のバイク屋、車屋で洗車などをしていました。バイト代で買ったものは、原付とPHSくらいで他にお金は使いませんでした。

高校生のアルバイトというと欲しいもののために頑張る方が一般的ですが、物欲はなかったのでしょうか?

中学校2年生の時に、父親がヘルニアによってリストラをされて2年間働くことができなかった時代があり、生活が非常に厳しく、物欲がありませんでした。実家にお金をいれて生活の基盤を築く方が重要でしたね。

社会人時代はどのようにお過ごしでしたか?

社会に出て消防団などの地域消防活動や青年会議所(JC)でのまちづくり活動、また稲盛和夫さんの盛和塾での勉強を通じて著名経営者などとの人脈の輪を広げ、経営の思想を学ぶことに時間を使い、プライベートの時間はほとんどありませんでした。

起業はいつから考えていたのでしょうか?

中学校2年生の時の父親のリストラがきっかけです。父は身内からお金を借りて生活していましたが、相当な罪悪感があったそうです。
「自分で会社を作ればリストラされない」と思って、アルバイトで貯めたお金を元手に会社を作りました。

どうして車関係で起業をされたのでしょうか?

何の信用も実績もない時に、アルバイト先の社長の助言だけを頼りに、何の疑いを持つこともなく起業したのが18歳(平成11年4月)の時でした。社長が「株を少しずつお前に渡していくから···」と言って、有限会社ガリバー実業という法人を作り、5000万ぐらいの資金調達をして1店舗目を始めました。実績も経験も信用ない若造にあるのは「根拠のない成功への想いと情熱」だけでした。

起業してから大変だったことはありますか?

特に大変だったのはリーマンショックの時期ですね。当時は「ガリバー」という名前も辞めて、車の貿易業を行っていました。円の価値が下がって、考えていた金額で車が売れずに赤字になってしまいました。正直、自殺を考えた程辛かったですね。赤字を出した瞬間に金融機関からの扱いが厳しくって、とても大変でした。

どのように乗り越えたのでしょうか?

明日倒産してもおかしくない状況にも関わらない中、信頼関係を持って付き合いをしていた仲間が助けてくれたことによって、会社を復活することができました。人との繋がりや会社だけでない活動が非常に大事だと学びましたね。若い頃は潰れたあとに失われる信用への不安、また高いプライドだけを守りたかったのですが、現在は今ある雇用を守り抜かなければならない責任と、信用という実績のカタチを積み上げています。
また、決算書の分析は必ずしています。損益計算書と貸借対照表はしっかり読めるようになっていて、他社の決算書でも一瞬で把握することができます。決算書は社長の性格がよく現れていて、どんな思想を持って経営しているのか判断することができます。決算書は人間で言う健康診断の診断書のようなもので、決算書を良くすることは会社を良くすることに繋がるため、とても大切にしています。

今後の展望を教えてください

私はM&Aで企業を吸収合併することが得意なので、廃業や後継者問題に悩んでいる企業に対してアプローチしていきたいです。社会性のあるような事業を打ち出していきたいですね。
私自身の展望では「誰かの役に立ちたい」と常に思っており、様々な人から「会社を作りたい」「起業したい」と相談を受けます。相談料などはもらっていませんが、もし相談された方の企業が成長したら、5年10年後ぐらいのお客様になると思っています。そうやって今後も人間関係や信頼を構築していきたいです。

他の経営者におすすめの本はありますか?

経営者に限らず是非みなさんに読んでもらいたい本は、稲盛和夫さんの『生き方』です。私は京セラ創業者の稲盛和夫さんが創った「盛和塾」に解散まで所属していました。現在の経営の根幹を教えてくれた人とも言えます。稲盛さんの本から利他の心を学び、仕事を相手のためにすればそれ以上に返ってくるという言葉があり、私は従業員を大切に今後も仕事をしていきたいと思っています。

 

【AmazonURL】

https://www.amazon.co.jp/dp/4763195433

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!