今回は、FPサテライト株式会社代表取締役、町田 萌氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
FPサテライト株式会社 会社概要
会社名称 | FPサテライト株式会社 |
代表者 | 町田 萌(まちた もえ) |
設立 | 2018年 4月10日(創業2016年11月24日) |
主な事業 | 1 ライフプラン及びマネープランの設計に関するコンサルティング 2 地方移住に関するコンサルティング 3 記事及び書籍等の執筆、出版及び販売 4 通信教育、セミナー及び各種講座の企画及び運営及び受託 5 企業の資金調達、資産運用等に関するコンサルティング 6 前各号に附帯又は関連する一切の業務 |
社員数 | 32名(2022年3月27日現在・業務委託含む) |
会社所在地 | 東京都中央区銀座6-6-1 銀座風月堂ビル5F |
会社HP | https://fpsatellite.co.jp |
事業内容を教えてください
当社はFPサテライト株式会社と申しましてファイナンシャルプランナー事業行っています。世間的にファイナンシャルプランナーと聞くと保険や保険販売のイメージが強いですが、金融商品や不動産などは取り扱わず、中立な立場でご相談を承っております。
私達はお客様が本当に必要な提案のみを行うスタンスです。相談業務に関しては基本的に有料でのご相談を受けています。当社のファイナンシャルプランナーは相談業務だけではなく、執筆業務、セミナー講師として活躍し、お金の専門家としてトータルに活動する場を作っています。お金に関しての相談だけでなく、情報発信の面でも幅広く展開しています。
また、中小企業庁に認定された経営革新等支援機関として、中小企業の事業計画書策定支援や融資、補助金などの財務サポートを行っています。
学生時代、熱中していたことについて教えてください
私は中学校の時に吹奏楽部に所属していました。中学では打楽器を担当し、高校の時はファゴットを担当していました。私の進学した高校は「部活学校」と呼ばれる部活に力を入れてる学校でした。将来は音楽系に進むことも考えていましたが、とても厳しい部活だったので、当時は少し鬱の症状が出ていたと思います。そのこともあり、音楽は諦めて新しい道を探すことにしました。
私は商業科に入学していたので高校の頃から簿記や商業系の勉強に取り組んでいました。将来の進路を考えている時に職業図鑑のようなWebサイトを読んで、高校で勉強したことが活きるファイナンシャルプランナーという職種を見つけました。
それからファインナンシャルプランナーを目指すために日本大学の商学部に進学しました。大学時代の授業は元々興味があり今に活きる科目が多かったですね。
例えば保険であれば保険論、損害保険論、生命保険論、リスクマネジメント論など一通りの授業を受けました。経済の歴史の話や保険とは何かなどのファイナンスの基礎的なところから学ぶことができました。
大学を卒業した後はどこに勤務したのでしょうか?
就職活動はファイナンシャルプランナーに繋がる会社を受けて、税理士法人に内定をもらいました。
税理士法人で働く中で税金の勉強してさらにファイナンスの知識を増やしていきました。1年間税理士法人勤めた後に開業し、現在に至ります。
開業当時はどのような仕事をしていたのでしょうか?
今と変わらず相談業務や執筆、セミナー講師をしていました。特に開業したばかりの頃は、まず実績を積まないといけないので無料の媒体への執筆なども経験しました。セミナーも初めの頃は無料で開催していました。ファイナンシャルプランナーはお客様の人生設計をしていくので、自分自身に色々な経験があった方が良いというのが私の持論です。
ですので、初めは個人事業主として事業を進め、その後法人化しました。自身が経験することによって相談を受けるお客様と共感もできるし、コミュニケーションの幅が広がっていきます。実際にこれから起業しようと思ってるお客さんが相談に来るときは自分の経験を基にしてメリット・デメリットを話すことができるので、お客様も安心できます。
仕事をする中で大変だったことはありますか?
最初に就職活動をするときに「将来的にファイナンシャルプランナーになる」という軸を持っていましたが新卒でファイナンシャルプランナーになることができる求人が全くありませんでした。結局、保険会社や証券会社に就職したところで、幅広く提案できず特定の商品のみの提案になってしまうことに気がつきました。
学んできたファイナンシャルプランナーと実際の職業に乖離があると感じ、日本では起業するしかないんだと決意しました。
起業して働いていく中でも大変なことは本当にたくさんありました。最初の頃はまず売り上げを立てることに苦労しました。お金がないので四苦八苦してた記憶があります。そこから会社が成長してだんだん仕事を取らなければいけないけど、一方で人のリソースが足りないなど、悩みが尽きませんでした。
今は特に人材育成が大変です。本来ファイナンシャルプランナーの仕事は専門職なので、たくさん勉強して学んでから一人前になります。しかし、入社すればすぐに仕事ができると考えている人もいるので、考え方というところを指導していく必要がありますね。
また、業界や仕事に思い入れがあるので自分が思い描いてるやり方だけではうまくいかなかったり、一方で理念を貫こうとすると資金とかビジネスに繋がりにくかったりします。どうやって理念をビジネスに落とし込むか試行錯誤を繰り返しています。
働き方などで工夫されていることはありますか?
当社はコロナ禍の前からテレワークを導入しています。またこれからは女性が活躍する社会になっていくので先進的な働き方を取り入れようと創業当初から工夫しています。その一環で自分の名前で仕事をしてくのもトレンドだと思っています。自分の名前をどんどん出していこうと言っても顔や名前出しは嫌だという方が多く、世間的には自分の名前で働く意識が整ってないように感じます。
どんなスタッフが多いのでしょうか?
在籍のスタッフは、社員ではなく全員が業務委託です。副業で働く方や仕事にブランクがある主婦が多いですね。学生インターンシップも受けており、独立心が強い人がきてくれます。
ファイナンシャルプランナーの経験は問わずに、当社の理念に合う方を採用しています。私は「仕事はやりながら覚えていこう」というタイプなので、未経験者にもまずはやってみようと仕事を振っています。
経験者の採用もしていますが、経験があるから上手くいくとは限りません。保険会社出身の人は保険で、証券会社出身の人は証券で解決策を見つけようとしがちです。
しかし、保険も証券もあくまで一つの選択肢で、もっと広く考えて他にも選択肢があることをお客様に提示しなければならないので、今まで金融商品を売ってきた人からすると当社の仕事は難易度が高くなります。
今後の夢はありますか?
日本はまだまだファイナンシャルプランナーが一般的でないので、もっと認知度を上げていきたいです。金融リテラシーをあげるためにもファイナンシャルプランナーに相談してほしいですね。しかし、相談するにあたってもファイナンシャルプランナーに丸投げするのではなく一緒に将来設計を考えていける人を増やしていきたいです。
そして自分が困っていたようにファイナンシャルプランナーになって活躍したいのに、新卒で就職できる場所がないのは無くしていきたいです。
働く人もお客さんも全国に広げていきたいので、今後は一見お金に関係なさそうな事業も展開していきたいです。
最後に経営者におすすめの本はありますか?
賛否両論ある有名な書籍ですが、経営者であれば知っておいて損はないお金の視点だと思います。
『金持ち父さん貧乏父さん』 ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター(著)
最初に読むべき「お金」の基本図書 その第1作目である『金持ち父さん 貧乏父さん』は、時代が変わっても古びない原理原則を示す「お金」の基本図書。 AmazonURL: |
投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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