今回はオンオクリ株式会社代表、内田 亮吾氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
オンオクリ株式会社 会社概要
会社名称 | オンオクリ株式会社 |
代表者 | 内田 亮吾 |
設立 | 2022年 |
主な事業 | 育成の制度設計、採用の代行、研修 |
社員数 | 01名(取材時) |
会社所在地 | 愛知県名古屋市中区正木4-8-8 メゾン金山803 |
会社HP | https://onokuri.jp/ |
事業概要について教えてください。
4つの事業を行っています。
1つ目が法人向け。「人材育成コーディネート」という名前で育成の制度設計、採用の代行、研修、社員のマンツーマン育成、エグゼクティブコーチングなどを行っています。人の育成についてあらゆる悩みを最適な手法で解決します。
2つ目は個人に向けて営業パーソンの育成を「営業育成コーチ」というサービス名で提供しています。1対1でお客様の課題や目標を明確にしてレクチャーをしています。90分のコースが基本で前半45分が目標設定や悩みを明確にし、後半の45分は課題を解決するためのマインド・スキル・心理学など成果をだせる秘訣をお伝えしています。私がお客様の伴走者となるサービスになっています。
3つ目は外部の研修講師です。株式会社マイナビ様の研修やフラップスプラン株式会社様のワンネス経営®に携わっています。
4つ目は、青楓館高等学院という来年の春に開校する学校のお手伝いをしています。「自分らしさ」を大切にしていく高校なので、1対1の面談を取り入れます。そのシステムの構築、プロジェクトマネージャーとして関わっています。
学生時代に熱中したことはありますか?
スポーツですね。小学校で野球を6年間、中学では野球部がなかったので、スラムダンクに影響され、バスケットボール部に所属していました。バスケットボール部では県大会まで出場でき、結果が残せました。そして何よりチームワークの大切さを学びました。チームとはなにか、チームでの結果の残し方といったことは、今の仕事にもつながっていますね。最近ではBリーグが好きでよく観ているので今後はバスケットボールに関わるような仕事もしていきたいです。
学生期間が終わり、最初の就職はどんな所でしたか?
最初の就職は自分で「こんな仕事がしたい!」というより、親から「安定してるところに勤めなさい」と言われて育てられたこともあり、JAに入職しました。
そうなんですね。そこから転職などはされましたか?
JAの営業は金融業でもあり、銀行業務と保険を担当していました。その経験を活かしたいと思い「ほけんの窓口」の営業に転職しました。色々調べていくと当時、ほけんの窓口がかなり成長しており、気になって実際の店舗に足を運んでみました。すると「私がやりたい仕事はここにある!」と直感が働き、保険の契約をし、転職したい旨を伝えました。入社してから知りましたが、私の担当をしてくださった先輩は会社の中でもトップセールスで、ちゃんと話を聞いてくれてその人に合った提案をしっかりしてくれる営業でした。その時に、本物の営業に出会い私の世界観が変わりました。それまで、営業とは何件も訪問して、お願いして契約を取ってくることだと思っていましたが、そうではないことに気がつきました。
ほけんの窓口に入社されてからはどうでしたか?
最初は苦戦しました。押し売りが抜けず、実績が出せない状況が1年半ぐらい続きました。とても辛く、辞めようと思っていました。しかし、最初の2ヶ月だけ配属された部署の上司がずっと私の悩みを聞いて、不安に共感し、対話をし続けてくれました。対話するごとに、光を見せてくれるような上司でした。その上司の下で再度働くようになった際に「この人の下で成果を出せなければ辞めよう」と思い心を入れ替えることにしました。その結果、社内表彰されるほどの成績を出せるように成長できました。この経験が今の起業のきっかけや社名の「オンオクリ」の由来になっています。もらった恩をただ返すだけではなく、いろんな人に恩を贈っていこうと考えるようになりました。
その後、新人教育を担当してほしいと言われ、育成の楽しさを知りました。いつかは育成の部署に行けたら良いなと思いながら、店舗マネージャーに昇進しました。1年目はマネージャーとして全く上手くいきませんでした。2年目は上手くいかなかった原因を受け入れ、リーダーシップやコーチングを学びスタッフ1人ひとりが輝けるようなマネジメントをし、結果を出すことができました。そして念願の育成の部署である教育部に行くことができました。
教育部に配属されていかがでしたか?
人を育てることがやりがいだと改めて実感しました。ただ、社内だと会社の言われた通りにしていかなければなりません。もっと多くの人の働きがいや本当に合っている仕事をサポートしていきたいと考えるようになりました。また大人数に対して研修講師をしてもなかなか参加者の行動変容することが難しく、1対1で向きあった時こそ人は大きく変わり、成長できると感じました。
起業の思いを教えてください。
以前から人材育成のみができる会社を探していました。特に自分自身のやりたいことが個に向き合った人材育成だと気づきましたが、理想的な会社はありませんでした。そのように悩んでいる時に知り合いの経営者の方から「君の実力ならもう充分、独立できるよ」と背中を押してもらい独立を決意しました。私自身が育ててもらった恩を私が人を育てることを通して贈るために、2022年4月に独立し、その年の8月に法人化しました。
大変だったことはありますか?
弊社の事業を企業様に話しても、なかなかそれに取り組む意味を感じてもらえないことですね。お客様に良さが伝わらないので、売上がなく時間だけが過ぎていく状態が半年ありました。大変だった時期を乗り越えたきっかけは、繋がりを大切にしたことですね。独立直後に元々の知り合いの経営者さんにお話を聴き、数名の方から「マーケティングはやっていない。人を大切にし、貢献することで紹介をいただいている」というお話を聴きました。直接仕事に当時は繋がらなくとも別の経営者さんやコミュニティーを紹介していただきました。そこで出会った方がお客さまになってくださり、また別の方をご紹介していただきました。そのおかげでまだ発展途上ですが、ビジネスとして成り立つことができています。多くの方に恩をいただきました。これからはさらに大きな恩を贈っていきます。
今後の展望を教えてください。
法人向けサービスの「人材育成コーディネート」の拡充やフラップスプラン株式会社様と協働でワンネス経営®を広げ、仕事を楽しくできる人を増やし、企業様に貢献していきます。個人向けのサービスも今後伸ばしていきます。今は営業育成のみですがリーダーや若手の個人育成のコーチとして、対象を広げていくことを考えております。私自身、仕事が嫌になり苦労した経験があります。苦労している人が成長し、「自分らしく幸せに」働いてもらえるようにサポートしていきます。
また大学や教育機関にも積極的に関わりたいと考えています。学生時代からコミュニケーション力や実践型の心理学を学べたら社会人になった際に苦労は減ると思います。社会と教育の乖離をなくしていきたいですね。
他の経営者におすすめする本はありますか?
福島正伸さん著書の『真経営学読本』です。以前、セミナーに参加した際に福島さんのお話を聞いて、シンプルな考えで夢を叶えることができることを教えてもらいました。事業はすべて夢を叶えることに繋がっていると改めて考えることができた本でした。
Amazon URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4322134955 |
投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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