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NPO法人 ドリームサラリーマンミーティング主宰 大八木 潤氏

『NPO法人 ドリームサラリーマンミーティング』主宰の大八木 潤さんをインタビューさせていただきました。

一人一人が輝けるようになるために。なりたい自分になれるように。

ご自身の経験を活かし、悩める全ての人に夢を叶える方法を提供したいという熱心なお気持ちが伝わって来ました。

NPO法人 ドリームサラリーマンミーティング 会社概要

 

会社名称 NPO法人 ドリームサラリーマンミーティング
代表者 代表者 大八木 潤
設立 2013年1月 任意団体として発足
2018年4月 NPO法人化
主な事業 企業研修
セミナー・・・夢発見会・夢育成会
イベント・・・講演会・交流会・ドリフェス
会社HP https://dorisala.org/about/

 

会社の事業内容についてご紹介をお願いします

『NPO法人 ドリームサラリーマンミーティング(ドリサラ)』会員制コミュニティーを主宰しています。「夢を見つけるセミナー」「夢を叶えるセミナー」など、個人の会員向けのセミナーやイベントを開催しております。コロナ前はリアルで集まっていたのですが、講演会も交流会も今は全て、基本はオンラインで行っています。

その結果、全国の方が参加できるようになったことは良かったことだと感じます。また、企業向けの研修も行っています。「会社の仕事で、夢を見つけて、叶える」ことを実現するという、従業員のやり甲斐に響くような内容になっています。

ドリサラでの『夢』の定義は、『生き様に沿った将来のビジョン』です。前提としてあるのは、どう生きたいかという『生き様』が定まっていないと『夢』は見つからない、という考えです。逆に生き様が決まれば、ありとあらゆる場面で夢が見つかるのです。仕事や家庭、プライベートなどの様々なカテゴリーで。

なので、ドリサラに来てくれる皆さんに対しては、夢のカテゴリーを限定していません。一方、企業研修の場合は、仕事というカテゴリーに限定しています。夢はあらゆるカテゴリーで同時に幾つも存在するものですので、幾つ見つけてもいいのです。

ポイントは生き様を決めることが、夢を見つけ、夢を叶えるためのスタートラインです。それが出発点となり、軸となります。

 

 

どのような方へ向けてサービスを提供しているのでしょうか?

夢が叶わなくて悩んでいる個人や企業、また、生きる元気の無くなってしまった人などを対象としています。その人たちが生き様を見つけて夢を叶え、人生を変えて行った様子を見ると、本当にこの仕事をやっていて良かったと思います。

夢が叶わないと思う人は、自分がどう生きたいか、どんな自分として生きたいか、が決まっていないことが原因なんです。『生き様』と、『将来どうなっていたいか』が決まっていたら、夢は叶います。そのような考え方や生き方を、サラリーマン含め多くの人に広めようと思い、この会社を作りました。

やりがいを感じる瞬間は、ドリサラのセミナーに参加した人の夢が叶った時です。夢が叶うことは、人生が変わること。自分もそうでした。人生が変わるんです。

ドリサラの存在にたどり着く方は、HPやSNSや紹介などです。セミナーを受けた方の体験談も、新たなご縁を結ぶきっかけにもなっていますね。ドリサラの活動を多くの人に知ってもらうための、大きな力になっています。

 

 

社会人を経て起業し、現在に至るまでのお話を聞かせてください

会社員時代にうつになったとき、『天命』を見つけるセミナーである『個の花道場』へ行きました。そこで「僕は人を元気にするように生きる!」という『天命』を見つけました。天命発見の瞬間が本当に衝撃的で、強く心に決めました。それが今の団体を立ち上げるきっかけです。

それからはどうやって人を元気にしようか?と考えるようになりました。その頃復職の時期が来て会社に戻ったのですが、会社は私に負担をかけまいとしてほとんど仕事をくれませんでした。コピーをするくらいしか仕事がなかったんです。

そんな簡単な仕事で人を元気にすることができるのか?と思いました。でも試しに、コピーを渡す相手のことを考えて、ものすごく綺麗にコピーをとってみたんです。すると、今まで感じたことのない程の充実感がありました。その時に、『自分の思いを込めて、かつ、人のために何かをするのが“仕事“なのでは』と感じました。

それがきっかけとなり、『人を元気にすること』を意識して全ての行動をするようにしました。するとだんだん自分も元気になり、仕事も多く任せてもらえるようになりました。

 

そのような意識を持って2年くらい仕事をしていたところ、「元気のないチームがあるから元気にしてきて」と言われ、そのチームを元気にするために、リーダーを任命されました。毎日チームの皆を元気にすることを心掛けました、そして徐々に成績も上がり、ついには社長賞も獲ることが出来ました。チームみんなが喜ぶ様子を見て、「私の夢は叶った」と思いましたね。

実際にドリサラを立ち上げるには、「憧れの人と一緒に講演をする」という夢が叶ったことが転機でした。これがドリサラのキックオフイベントだったと言えますね。講演内容は、『夢が叶う5ステップ』。うつ病時代から夢が叶うまで自分が経験した2年間で、5つのターニングポイントがあり、この5つをクリアすれば夢は叶います!という内容でした。

その講演会の実行委員だった仲間達が創った団体がドリサラの始まりです。

 

 

苦労したことなどを教えてください

10年程前にうつ病を患いました。私はうつ病になる直前、新規事業の開発に携わっていました。その開発がうまくいかずに落ち込み、周りからの評価が低くなり、仕事が出来ない人間のレッテルを貼られたくなくて頑張り過ぎた結果、うつになってしまいました。

休職中、一度社会を離れてしまったら戻るのは難しいだろうな…と考えたら、人生終わりだと思いましたし、働いてきた社会人としての17年の歴史は無駄になってしまうんだと思いました。自分がどう生きていいのか?何をすればいいのか全然分かりませんでした。

 

 

苦労した時期をどのように乗り越えたのでしょうか?

うつ病のせいで何も出来ず家にいたのですが、引きこもりがクセになるのが怖くて、9:00に近所のカフェへ出掛けることを日課にしていました。そんなある時ふと、「俺は幸せかも知れない」と思ったんです。カフェの店員さんは優しいし、奥さんは普通に接してくれるし、幼い子供は父親である自分が家にいることを喜んでくれている。

そう考えると、世の中良いことばっかりじゃないかと思いました。そして同時に、自分はなぜこんなに仕事のことばかり考えているんだと思いました。

自分の評価が高くなるためだけを考え、狭い世界で生きていたことに気づいたんです。自分のためだけに仕事をしていたな、と。

うつ病になったことで、世の中が幸せで溢れていることに目を向けられるようになりました。幸せな社会を提供してくれる周りの人たちのために、何かできないかと思うようになり、まずは駅前のゴミ拾いから始めました。もっと他に何かできないかと考えるようになり、本を読んだり講演会を受けたり、お寺にも入ったりしました。

色々体験しているうちに、『あなたにしか出来ないことがある。それが、あなたが生きる意味です』という言葉が、全てに共通する想いだと気づきました。それに気づいたことは、大きな壁を乗り越えるきっかけになりました。

 

 

今後のご展望や夢を教えてください

ドリサラの認知度を上げ、団体を有名にしたいと思っています。より多くの助けが必要な人たちに、手を差し伸べられるような存在になりたいですね。ドリサラのコンセプトである『本来の素晴らしい自分に戻ること』を必要としている人は、たくさんいると思うので。

セミナーに来ても、次の日から何か行動をしないと何も変わらないんです。でも行動するには、一人ではなかなか難しい。だから同じ状況の方が参加しているコミュニティーに参加することに価値があるんです。

どんな人もみんな、素晴らしいところを持っています。でも普段気づくのは、ダメなところですよね。自分の良いところは自分では気づけないが、他人はわかるんです。他の人を介して良いところを見つけることを、セミナーで行っています。まずは『素晴らしい自分に戻って』、行動することが夢の実現には必要です。

さらに、講師を増やしたいと思っています。ドリサラへ来て夢を叶えた人が講師になる、というルーティーンなので、もっと多くの人の夢を叶えたいと思っています。

私自身の夢の実現のために必要なことは、人の助けを借りることだと思います。夢は、一人では叶えられないんですよ。

頑張るのは自分ですが、叶えるのは実は人の力なんです。自分が出来ないことが出来る人は、世の中にたくさんいます。その人たちに助けてもらうことで、自分の範疇を超えて夢を叶えることが出来るようになるんです。

 

 

印象に残った本や影響を受けた本を教えてください

うつ病時代に読んだ本が印象に残っています。生き様を見つけるために、中村天風さんの本をたくさん読みました。「人は何のために生きているのか?」「人にはやるべきことがあるんだ」ということが書いてあります。大正時代の本ですが、今も刺激を与えてくれる本です。

私が天命を見つけたセミナーである『個の花道場』を作った、出口 光さんが書いた本『天命の暗号』も影響を受けました。今の自分の原点となる本です。

 

『新版 天命の暗号』 出口光 (著) www.amazon.co.jp/dp/B07V34R6BH

多くの人が、
「自分は何をやるためにいるのか」
「どんな使命、役割をもって生きているのか」
と考えることがあります。

特に、行き詰ったり、逆境に陥ったりした時にそんな考えが浮かびます。
著者の出口氏は、曾祖父が出口王仁三郎という宗教家の家系に生まれ、
それがいやで西洋哲学、心理学に向かい、その後実業の世界へ進み大企業の代表取締役を務めていました。

そしてビジネスの中で人間を学び、幾つもの曲折を経て、
人間にとって「天命の自覚」こそが生きていくうえで最も大切と認識し、
現在は「各人がどうしたら自分の天命をつかむことができるのか」の解を得ることができる
理論・システムの開発、普及につとめています。

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!