九州在宅環境 今井氏

今回は九州住宅環境株式会社代表、今井敬太氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

会社名称九州住宅環境株式会社 → 日本住宅環境ホールディングス株式会社(2026年3月末までに社名変更予定)
代表者今井 敬太
設立2013年
主な事業◆一般のお客様や業者様などへの全国卸売販売(家庭用・業務用・農畜産等) (キッチン・システムバス・トイレなどの住宅設備機器や農畜産等建材機器全般卸) (除菌・雑貨・贈答・ブランド・食肉・飼料・機器など卸売)カード・掛売可
◆太陽光発電・蓄電(一般家庭用・産業用など国内外メーカー様取扱可能・付帯フェンスなどもお取扱可・低圧高圧共にご案内可能)
◆給湯機器(オール電化・ガス給湯器・太陽熱温水・ボイラー・床暖・IHなど)
◆各種リフォームや関連内容のご相談・資金調達・除菌商品卸売・小売・卸
◆コンサルティング業務(経営分析・新人教育・営業力・売上向上など)
社員数5名(取材時)
会社所在地     熊本県菊池郡菊陽町光の森6-19-5  ※2025年12月に本店移転済
会社HPhttps://www.751885.com/

事業紹介をお願いします

当社は、住宅設備機器や建築資材の卸売を起点に、施工の手配、資金調達支援、保証までを一括で支援する「住まいの総合窓口」として事業を展開しています。キッチンや給湯器、太陽光発電、蓄電池といった住宅設備をはじめ、リフォーム関連のご相談や業務用を含む各種商材の卸売まで、幅広く対応しています。

大きな特徴は、仕入れから販売、施工、保証、資金調達までを「1社契約」で完結できる点です。私たちと契約いただければ、事業者の方が個別に複数社とやり取りする必要はなく、事業運営に必要な要素を一括で揃えることができます。この仕組みを構築するまでには10年以上の時間を要しましたが、その分、時間や手間を大幅に短縮できる体制が整いました。

また、オンラインを活用した販売・業務の仕組み化にも早くから取り組んできました。非対面型の営業体制と全国対応の販売ネットワークを構築していたことで、外部環境の変化に左右されにくい経営基盤を築くことができています。現在は、全国の加盟店ネットワークを通じて、地域に埋もれた商材やサービスを全国へ届ける役割も担っています。

さらに、加盟店制度では、営業ツールの提供に加え、資金調達支援や最大10億円規模の賠償責任保険などをパッケージ化しています。開業間もない方や中小規模の事業者でも、安心して事業に取り組める環境を整えることを重視してきました。

当社は、単に商品を卸す会社ではなく、事業を支える「仕組み」そのものを提供する総合卸商社です。商品提供から事業基盤づくりまでを一体で支援することで、開業支援、事業再建、さらには事業拡大まで、柔軟に対応できる体制を築いています。

加盟店制度はかなりサポートが手厚いですよね!加盟店費用もプランSなら月額9,800円で驚きました

加盟店費用については「料金をもう少し上げたほうがいいのではないか」という声をいただくこともありますが、私自身はまず“数”を重視しています。なぜなら加盟店の数が増えれば自然と注文や取引も増えて、相乗効果で全体が底上げされていくと考えているからです。

そのため、あえて低価格に設定しています。ただし、無料にしてしまうと申し込むだけで何も活用しない方が増えてしまうので、毎月最低限として9,800円をいただく形にしました。この金額であれば、月に1万円ほどで優秀な人材を一人雇ったような感覚で使っていただけると思っています。

これまで個人や小規模事業者にはなかった仕組みや環境が月額1万円程度で一通り揃う。これはかなり画期的なことではないでしょうか。私自身、開業・起業した当時は、「これはどうすればいいのか」「どこに相談すればいいのか」がわからず、非常に苦労しました。

だからこそ、そうした悩みを一つずつ簡単に解決できる仕組みをつくりたいと考え、形にしました。今は、開業時に必要なことを当社でまとめて解決できる体制を整え、提供しています。

当社が目指しているのは、商品を提供することだけではありません。販売の土台となる環境や、事業を継続するための仕組みまでを含めて支援することです。開業支援や事業拡大を目指す中小事業者にとって、安心して挑戦できるインフラとして機能する点を知っていただけると嬉しいです。

加盟店に関する情報はこちらをご覧ください。
https://www.751885.com/kamei.html

資料請求はこちらから
https://crowd-calendar.com/t/1885kameiten

そして、九州住宅環境株式会社では、住宅設備機器や建築資材をはじめとした各種商材を、Yahoo!ショッピングの公式ストアでも展開しています。具体的な取扱商品やサービス内容については、下記の公式ストアをご覧ください。

Yahoo!ショッピング:https://store.shopping.yahoo.co.jp/1885/?sc_i=shopping-pc-web-detailitem-bclst-_

ここからは今井社長のことをお聞かせください。学生時代に打ち込んだことはありますか?

学生時代を振り返ると、スポーツや勉強ではなく、商いそのものに打ち込んでいました。

祖父母や親族がスーパーや精肉店、飲食店を営んでいたため、幼い頃から自然と商売の現場に立っていました。3歳頃から店の手伝いを始め、5歳の頃には市場の競りに同行したり、レジに立たせてもらったりしていたので、商売歴でいえば38年ほどあります。

このような環境で育ったことから、幼い頃より自分でどうすれば儲かるかを考えて、実行していました。

例えば幼い頃家の手伝いをすると10円ほどのお小遣いがもらえたのですが、そのお金を何に使おうかと考える中でレジに立っていると、他の子どもたちがお菓子を買いに来る様子が目に入ったことから商機があると思いました。

当時は100円ほどする包装紙がシールのようになっているガムがありましたが、子どもにとって100円は大金で、なかなか手が出ないものです。そこで、手伝いをして貯めたお金でそうしたお菓子をまとめて購入し、それをばらして1個ずつ小分けにしました。

それをレジの横に置き、11円や12円といった価格で売り利益を得ていました。

このような経験を積むことで、相手の立場に立って考えることや、地域に根ざした商売とは何かなど、基本的な考え方が自然と身につきました。学生時代を含め、幼少期から続くこの商いの経験が現在の事業や経営の土台になっています。

いつ頃経営者になりたいと考えたのでしょうか?

明確に「この時期に経営者になろう」と決めていたわけではありませんが、幼い頃から商いの現場に身を置いていたことが自然とその意識につながっていたように思います。

社会に出てからはさまざまな業種を経験し、金融業界や建設業界での実務を通じて現場の課題をより具体的に実感するようになりました。特に建設業界に身を置く中で、地方の事業者が仕入れや資金面で不利な立場に置かれている現実を目の当たりにし、「安心して事業に取り組める仕組みが必要だ」と強く感じるようになりました。

金融の知識、建設業界での現場経験、そして幼少期から培ってきた商売感覚が一通り揃ったと感じたのが25歳の頃です。そのタイミングで自分の力を試し、これまでの経験を活かした仕組みを形にしたいと考え独立を決意しました。

社会人時代のご経歴とお仕事の内容について教えてください

高校卒業後は一つの業種に絞らずさまざまな仕事を経験してきました。新聞配達や飲食チェーン、パチンコ店、工場勤務、訪問販売など、18歳から25歳までの7年間で21回の転職をしています。どの仕事でも経験を積み、実績を出したら次のステップに進むという考えで、段階的に職を選んでいました。

その中で消費者金融会社に入社し、貸付業務や債権回収を担当しました。商売をしていくうえで最終的には必ず「お金」に行き着くと考えていたため、まずは金融の実務を身につけたいと思ったことが理由です。高卒だったため銀行には入れませんでしたが、消費者金融で実績を残した後、銀行系金融機関へ転職しました。

銀行系金融機関では、預金、渉外、融資など幅広い業務を経験し、入社から3か月で理事長特別賞を受賞しています。一度話をしたお客様とは必ず何かを形にして帰るという姿勢を徹底していました。また、商品そのものではなく、自分自身を信頼してもらうことが重要だという考え方は、この頃により強くなっていきました。

その後、建設業界に転じます。金融や法律に関心がありましたが、需要や市場を考えた際に違うことをしたほうが良いと判断した経緯があるので、建設業自体に強い興味があったわけではありません。素直に地元・長崎という環境の中で現実的に仕事として成り立つ分野だと考えて飛び込み、入社から半年で新会社の専務取締役に就任し、訪問販売を中心に現場の最前線で業務に携わりました。

社会人時代に経験したお仕事の中で「この経験があったから今の自分がいる」または「この経験が今の事業に活きている」エピソードはお持ちでしょうか?

最も大きいのは金融業界と建設業界の両方を経験したことです。金融業界では、決算書を読めないまま経営をしている方が多い現実を目の当たりにしました。資金調達だけでなく、限られた資金の中でどう生き残るか、窮地に立たされたときにどのような選択肢があるのかを実務を通じて学びました。

その後、建設業界で訪問販売に携わった際には、金融の知識を活かした提案を行っていました。例えば、住宅ローンの見直しを行い、毎月の支払い額をほとんど変えずにリフォームを実現する方法など、お客様にとって無理のない形で住まいを整えることを重視し、信販会社のローンではなく、住宅ローンへの組み込みを提案していました。

このやり方を取り入れたことで1件あたりの契約金額は大きく変わりましたが、お客様の負担感は変わらず、結果として納得度の高い取引につながりました。また、販売実績が増えることで仕入れ価格も下がり、その効果が取引先全体に波及する形になりました。

こうした経験から、売ることそのものよりも、資金と仕入れをどう設計するかが重要だと実感しました。金融と建設の知識を組み合わせることで、現場で働く人や事業者を支える仕組みがつくれる。この考え方が、現在の総合卸商社という事業モデルの土台になっています。

起業したときの経緯を教えてください

金融業界と建設業界の両方で経験を積む中で、25歳の頃には、これまで身につけてきた知識ややり方を自分の力で試してみたいと考えるようになりました。幼少期から商売に携わってきたこともあり、事業の流れ自体は感覚的に理解していたため、このタイミングで独立してもよいのではないかと思ったのがきっかけです。

2011年に個人事業主として創業しましたが、当初は資金的に非常に厳しい状況でした。手元にあった資金は30万円ほどで、車やパソコンを購入するとほとんど残らない状態でした。訪問販売で前金をいただき、その資金で仕入れを行い、工事を終えて入金されたお金を次の仕入れに回すという、綱渡りのような経営が続いていました。

その後、事業を続ける中で体調を大きく崩しました。28歳のときに心臓の病気を患い余命宣告を受ける状況にまで至ったことで、自分が動けなくなれば事業が止まってしまう現実を直視し、訪問販売だけに頼らない事業の形を考えるようになります。

心臓手術をしたときの写真
※ぼかしを入れています。

そのとき力を入れたのがインターネットを活用したネットショップの構築でした。日中は取引先やお客様の対応を行い、夜は見積もり作成やネットショップづくりに取り組み、仕入れから販売、工事、保証までが自動的に回る仕組みを整えていきました。この取り組みが、後の「いえエコ.com」や、1社完結型の事業モデルにつながっていきます。

経営者として仕事をする中で、どのような苦労がありましたか?

経営者として最も大きな苦労だったのは、創業から数年後に重なって起きた体調面と経営面の問題です。

体調面は先述したように、心臓の病気を患ったことです。

そして経営面の問題は、その最中、社内で深刻な不正が起きていたことです。

主犯格は福田貴幸、舩越大将で、現在も九州中心に詐欺行為を行っています。信頼して仕事を任せていたものの、会社の資金や取引に関わる不正行為が重なり、後に判明した被害額は不明分を含めて約3億9,000万円。結果として当社は債務超過の状態に陥りました。経営としては、通常であれば何度倒産してもおかしくない規模の損害だったと認識しています。

この2名の言動を調べたところ、非常に質の悪い行為が重なっていました。自分たちに非があるにもかかわらず、常に他人に責任を転嫁する姿勢で、その内容も想像をはるかに超えるものでした。

例えば、トラブルが起きるたびに、「会社が対応する」と言って処理を進めたり、会社の備品や物品を無断で横流しするなどの行為が確認されました。また、会社の資金を私的に着服していた事実も把握しています。現金集金を禁止していたにもかかわらず、現金での集金を行うケースもありました。

さらに、書類を改ざんすることで発覚を遅らせようとした形跡もあり、経理担当者や当時の事務スタッフとの不適切な関係によって、状況がよりわかりにくくなっていた部分もありました。問題が起きるたびに自分たちの保身を優先し、周囲を都合よく利用していた印象です。

加えて、会社に入ってきた案件を個人で処理し、仕入れ費用のみを会社に支払わせるといった行為も多数確認されました。内容によっては、一般的な刑事事件であれば詐欺等に該当し得るものも含まれていたと認識しています。

その後、裁判に発展しましたが、最終的には和解という形で決着しています。ただし、和解後も支払いは行われておらず、金銭面ですべてが解決した状況には至っていません。不正に関する説明や不明となっている資金の所在についても、十分な回答は得られませんでした。

当時は、私自身が病気の治療中で会社のすべてを直接管理できる状況ではなかったため、その隙を突く形で不正が行われていたことは経営者として大きな反省点でもあります。

しかし、この出来事を通じて個人に依存した経営体制の危うさを痛感したと同時に、仕組みとして事業を管理し、誰か一人の判断や行動に左右されない体制をつくる必要性を強く意識するようになりました。

一体どのように乗り越えたのでしょうか?

会社の立て直し自体に8年から9年ほどかかりましたが、その中の約6年間は裁判対応も並行して進めていました。裁判だけでこれほどの期間にわたって続くケースはそう多くないと思います。

また、当時は上場企業からの提携や上場に向けた話も出ていましたが、ありがたいお話であった一方で、すべて保留せざるを得ませんでした。しかしそうした状況の中でも会社が存続し、しっかりと持ち直し着実に成長を遂げていることは、大きな信用になっていると思います。

このような状況に陥っても事業を継続できた背景には、幼い頃から商いに携わってきた経験や、企業経営やお金に関する知識を自分なりに積み重ねてきたことが大きく影響しています。もちろん、多くの方にご迷惑をおかけしましたが、私自身が直接的に不正を行ったわけではありません。それでも、被害に遭われた方々を救済することを優先しました。

当時、弁護士からは「社長が支払う必要はない」と言われるケースもありましたが、支払いを行わなければ相手方が立ち行かなくなる可能性もありました。また、一般のお客様の中には、代金だけ支払われ工事が行われていないケースもあったため、最終的には当社が引き取って工事を完了させたり、商品を納品したりしています。中には、混乱に乗じて過剰な請求をしてくるケースもありましたが、その点は慎重に見極めながら対応しました。

その後もさまざまな意見や誤解が残る場面はありますが、現在では、帝国データバンクの評点も51点まで回復し、上場企業水準に近い評価を得ています。こうした経験を経て、経営が厳しい状況にある企業や事業者の気持ちは、誰よりも理解できる立場になったと感じています。

そして、こうした経験を公表しているからこそ、現在は顧問業務やコンサルティングの相談が増えています。資金繰りや経営に悩む企業に対して、状況に応じた現実的な解決策を提案できることが当社の大きな強みです。

さまざまな経験をされてきた今井社長が経営に悩んでいる社長にアドバイスや相談対応をされる際、心がけていることを教えてください

まずお伝えしているのは、「経営の仕組みの大部分は、社長自身がつくり、把握する必要がある」という点です。目安としては、9割ほどは社長が関与し、全体像を理解しておくことが重要だと考えています。

そのうえで、社員ができるだけシンプルに、迷わず動ける環境を整えてほしいとお話ししています。経営者がまず取り組むべき最低限の役割は、そうした土台を用意することだと思っています。

もう一つ大切にしているのが、社員への感謝です。社長が整えた環境の中で、社員が日々の運営や管理、実行を担ってくれることで、社長には時間が生まれます。その時間を使って、次のステップや新たな取り組みに進むことができるようになります。

一方で、仕組みづくりを行わず、社員に対して不満や指示だけを向けてしまうケースも少なくありません。体感としては、そうした経営者が8割ほどを占めているように感じます。結局のところ、会社の状況はすべて経営者自身に返ってくるものです。

大手企業であれば代表交代が定期的に行われることもありますが、中小企業の場合は良くも悪くも社長次第という側面が非常に大きいと思います。だからこそ、社員を大切にし、信頼して任せることが欠かせないと考えています。

今後の展望について教えてください

今後の取り組みとして、現在はモンゴル政府関係者と協力し、現地に会社を設立しています。モンゴルを選んだ理由は、これまで日本企業があまり目を向けてこなかった地域だったからです。日本から進出しづらい国に囲まれている立地でもあり、そこに対して日本の商品を輸出し、貿易を行うことには可能性があると感じました。

現地を視察した際は医療団の一員として日本代表の立場で訪問しましたが、その中で印象的だったのが医療事情です。お酒を飲む文化の影響もあり肝臓疾患を抱える方が非常に多いので、一体どのようなものが処方されているのかを複数の医師や薬局で聞いたところ、出てきたのが日本のヘパリーゼ®でした。日本の医薬品に対する信頼度の高さを現場で実感しましたね。

また、食文化についても血抜きをほとんどしていない肉を食べる習慣があり、日本人の感覚では癖が強く感じられる場面も多く見られました。こうした背景から、日本の医療、医薬品、サプリメント、そして食品分野には大きな需要があると考えています。2026年2月頃から、これらの商品をモンゴルへ展開していきます。

これまで当社は地域に埋もれている良い商品を全国へ広げる取り組みを行ってきましたが、今後はその舞台を世界へ広げていきたいと考えています。日本の優れた商品や技術を海外の方々にも知っていただき、実際に使ってもらう。その一環として、モンゴルでの取り組みを進めています。

多くの話が持ち込まれる中で本当に価値のあるものを見極め慎重に進めていく必要はありますが、今後はさらに面白い展開につながっていくと感じています。日本の良さを知ってもらい、必要とされる分野にきちんと届けていく。そのために、完成度の高いものをまず提供し、現地で「やりたい」という方がいれば惜しみなく協力していきたいと考えています。

もちろんビジネスである以上、双方が納得し、継続できる形であることが前提です。特に海外取引については、慎重さを持ちながら、一つひとつ丁寧に進めていくつもりです。

そして、これからは、次の世代を育てる取り組みにも力を入れていきたいと考えています。

その一例が、熊本出身の演歌歌手・飛雄馬さんの支援です。飛雄馬さんは、過去に所属していたプロダクションとの関係において、本人の意志や成長よりも金銭面を優先される状況に置かれていました。

一方で、本人は非常に努力家で、CDを1枚持って自ら大手に売り込みに行くなど、主体的に行動してきた若者です。そうした姿勢を見て、こうした才能ある若者が正当に評価されず、食い物にされてしまう状況に強い憤りを感じました。だからこそ、今は飛雄馬さんを引き上げる活動に取り組んでいます。

支援を始めてから1年ほどが経ち、現在は熊本県阿蘇郡西原村のPR大使にも就任しました。また、テレビ局で本人の冠番組が始まるなど、活動の幅も少しずつ広がっています。全国での成功だけを目指すのではなく、地元・熊本で息の長いタレント活動ができる環境を整えることも重視しています。

こうした取り組みは、かつて私自身が起業した際に、誰からも支援を受けられなかった経験とも重なっています。当時は、次の世代を育てるよりも、自分だけが利益を得ることを優先する人が多い環境でした。だからこそ、今は本気で挑戦している若者を支え、次につながる機会をつくることを大切にしています。

ICUでの療養中に外出許可を得て取引先の方と登ったハワイ・ダイヤモンドヘッド

他の経営者におすすめの本のご紹介をお願いいたします

経営者としてさまざまな経験をしてきた中で私が他の経営者にもおすすめしたい本として挙げているのは、以下の2冊です。

『ナニワ金融道』青木 雄二(著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B075MF2D54

金融の裏側や資金の流れ、現場の実態を描いた作品です。金融業界で働いていた頃の経験とも重なり、資金やお金に関する実務感が身につく一冊として、多くの経営者に役立つと感じています。

『ミナミの帝王』天王寺 大(原著)、郷 力也(イラスト)
https://www.amazon.co.jp/dp/B08WDVV4HR

こちらも金融・商売に関するストーリーが描かれている作品です。事業や融資、取引における人間関係や考え方が描写されており、経営者としての視点を広げるきっかけになると考えています。個人的に竹内力さんが主演の実写映画『難波金融伝 ミナミの帝王』が特におすすめです。

このように、私自身が実務の中で感じてきた「お金」「取引」「人間関係」のリアルを補完してくれた作品を、他の経営者にも手に取っていただきたいと思っています。

ぜひご一読ください。

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
企業の「発信したい」と読者の「知りたい」を繋ぐ記事を、ビジネス書の編集者が作成しています。

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