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株式会社3Backs代表取締役 三浦 尚記氏

今回は株式会社3Backs代表取締役、三浦 尚記氏にお話を伺ってきました。紆余曲折あった人生の中で感じたキャリア構築の実現のしづらさを取り払い、実力実績をつけることで多くの人が自身の望むキャリアを築けるよう、現在仕事をされています。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。ぜひご覧ください!

 

 

会社名称

株式会社3Backs
代表者 代表取締役 三浦 尚記
設立 2009年11月26日
主な事業 ①リバラボインターンシップ
約2年間の長期有給インターンシップを通してスキルと実績を身に付けて転職までを支援する教育事業

②リバラボ転職
中高卒・フリーター向けの転職サポート

③キャリアゲ
中高卒・フリーター向けの情報提供メディア
その他、採用コンサルなど

社員数 160名(グループ全体数)(取材時)
会社所在地 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-9-6 バルビゾン3番館B1
会社HP https://3backs.com/

 

学生時代はどんなことをされていましたか?

中高と本格的に野球をしていました。中学ではクラブチームに所属して、高校では野球が強いところで寮生活をしていました。しかし、故障が原因で野球は辞めてしまいました。

 

社会人時代について教えてください

大学を中退して、19歳~20歳くらいのときに工場の製造ラインの仕事をしましたが、3か月で離職し、その後知人の紹介でオフィス機器メーカーの営業をしましたが、半年で離職しました。

その後法人化はしていませんでしたが、生活雑貨メーカーの代理店権利を取得してフリーランスで働いていました。

 

フリーランスとしてお仕事をされてきて、どんなことが大変でしたか?

これまで私は何かを頑張ったことがなく、辛くなるとちょっとごまかしたり、逃げたりしていました。

実際にフリーランスとして、個人事業主として仕事を始めると、安定した給料ではなく、当然成果報酬となります。雑貨は全然売れなく、窮地に追い込まれました。

 

大変だった時どんなことを考えていましたか?

短期離職を繰り返していたこともあり、親には勘当されていました。また、仕入れで借金を背負っており、初月は頑張ったふりをしただけで売上はゼロでした。翌月の支払いや借金の返済が迫ると、当時は知識がなかったので、怖い人たちに攫われると本気で怯えて過ごしていました。

これが人生で初めて追い込まれた経験ですね。

大変な状況からどう乗り越えられましたか?

とにかく恥も外聞もないので、必死に売れるためのコツを考えました。

自分だけではどうしようもないので、ファミリーレストランにいる保険のおばちゃんや路上で営業している営業マンにもコツを聞いて、話を聞いてもらっていました。

浄水器がメイン商材で営業をしていた時、資料くらいしか武器がありませんでした。そこで、どうやったら玄関口で話を聞いてもらえるか、ある程度仮説を立て、営業資料を作り直して、考え直したことを実践に取り組んでいました。今思うと、そこでPDCAを覚えましたね。そうすると徐々に改善されていきました。いくつか売れると、上手くいった要素を分解して効率化をし、半年で全国一位の売上をつくることが出来ました。そこから自信がつきましたね。

 

起業のきっかけについて教えてください

 

生活雑貨代理店の後、浄水器を売っていて、その後組織拡大して、当時の仲間とIT通信の会社を立ち上げ、そこでは役員を務めました。丁度ITバブルの時期で拡大期でもありました。

しかし、長男であったことや元々の約束があったので一度跡継ぎ問題で実家に戻らなくてはいけなくなりました。

3年は頑張ると決めてやり抜きましたが、敷かれたレールだったことや、業種自体が好きではなく、自分でビジネスをやっていきたいという思いから3Backsを立ち上げます。

 

3Backsはこれまでどのような道のりを歩んでこられましたか?

最初はアパレルの会社でした。家業が嫌すぎて、どうせだったら好きなことがしたいと思い、当時の自分は服が好きだったのでアパレル業を始めました。しかし、アパレル業の経験がなく、販路もないのに服を仕入れ始め、2000万円~3000万円ほど仕入れていました。ですがやっぱりそこで詰まりましたね。

思えばこれも同じような失敗なんですが、前回と違うのは結婚して子どもが生まれたばかりだったことです。当時は本当の意味で死を考えましたね。

ですが、窮地に追い込まれると全力で出来ることをやりきろう、と覚悟が決まり、アパレルに固執せず、IT通信などのスキルも活用しました。

ITスキルを身に着けることができるスクールを立ち上げ、アパレルとダブルで進めていきました。

おかげさまでITスキルを学ぶスクールは拡大することができたので、無事借金も返済することができました。

また、改めて事業を軌道に乗せるという意味で勉強をし始め、販路やEC通販の立ち上げなどをしていきました。そこからは比較的いい成長ができていると思います。

 

2度目の苦労のときどんなことをされていましたか?

とにかくまずはどんなことでも全力で取り組んでいました。

同じようなことですけど、組織体制や集客を構築し、SNSマーケティングにも注力をしました。

 

今後の展望についてお聞かせください

 

現在は起業当初からかなり業態が変わり「リバラボインターンシップ」が中心の事業です。

「リバラボインターンシップ」は学歴や職歴の障壁によってキャリアを築けていない若者が実績を積むことができるよう、2年間の雇用型インターンシップの提供を行っています。

中高卒の方はキャリアの構築がしづらい部分がありますが、一度社会に出てみると、学歴社会の側面は少なからず残るものの、実績社会の部分もあります。

しかし、キャリアの入口は、中高卒であると選択が限られたものになってしまいます。そこで腐らずに積み上げていけば実績を作ることができますが、それはたまたま入った会社の部署の上司が教育に対して向き合ってくれたり、引き上げてくれる仕組みがあるかどうかの、運の要素が強いと思います。

メガベンチャーでも大企業でも中高卒の管理職はいますが、皆さん口をそろえて「運が良かった」というんです。ですが、私はそれを運で終わらせたくないと思っています。

学歴職歴関係なく、築きたいキャリアを築いていくことができるよう「リバラボインターンシップ」を始めました。

今後は、「雇用型インターンシップ」などを全国的に広げて、新しいキャリアの広げ方を確立させたいと考えています。

 

 

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ディズニー、NASAが認めた 遊ぶ鉄工所

私には、40年以上前から、変わらぬ夢がありました。
「社員が誇りに思えるような〝夢の工場〟をつくろう」
「油まみれの工場を〝白衣を着て働く工場〟にしてみせる」自動車メーカーの孫請だった油まみれの鉄工所は、様々な試行錯誤の結果、
今や、「多品種単品のアルミ加工メーカー」に脱皮しました。
毎日同じ製品を大量生産していた町工場は、「24時間無人加工の夢工場」へと変身。
今のヒルトップに、油まみれで働く社員は、ひとりもいません。
ヒルトップのビジネスモデルは、従来のものづくりとは一線を画しています。

鉄工所でありながら、
●「量産ものは、やらない」
●「ルーティン作業は、やらない」
●「職人は、つくらない」
といった型破りな発想を実現しているのが、ヒルトップの「夢工場」です。

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https://www.amazon.co.jp/dp/4478103712

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!