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ユメリアコンサルティング株式会社代表 舘野 愛氏

  • 02/10/2025
  • 02/05/2025
  • 仕事
  • 87回

今回はユメリアコンサルティング株式会社代表、舘野 愛氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

会社名称 ユメリアコンサルティング株式会社
代表者 舘野 愛(たての あい)
設立 2014年4月
主な事業 【同族会社専門】ダイヤモンド財務®コンサルタント

社長と会社にお金が残る仕組みづくり(財産管理実務)の専門家。

会社所在地 東京都港区南青山二丁目6番6号 スカイカラー南青山2階
会社HP  https://www.yumerea.co.jp

 

 

事業内容を教えてください

ユメリアコンサルティング株式会社では、日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関として、同族会社のオーナー社長、2代目以降のいわゆる後継社長向けに財務を基軸にした経営コンサルティングサービスを提供しています。

同族会社の経営者にとって、資金繰りや事業投資の悩みは尽きません。特に会社と個人の財務が密接に結びついている場合、倒産は個人の破産に直結することもあります。そんな不安を解消し、安定した経営を実現するために開発したのが「ダイヤモンド財務®」プログラムです。

このプログラムは今まで培ったノウハウを体系化したもので、1年間かけて全12回のステップごとに思考・検討・決断・実行を繰り返し行っていきます。そうすることで、日々会社の財務体質を強化していき、徐々に磨き上げられていくような設計になっています。

ユメリアコンサルティングは「売上は伸びているのにお金が残らない」を解決し、資金に余裕を持って事業投資ができる仕組みを構築します。会社経営のお金の不安がある社長は、ぜひ、早めにご相談ください。詳細は下記URLをご参照くださいませ。

URL:https://www.yumerea.co.jp

 

どのようなお客様が多いですか?

お客様の割合は2割〜3割が創業社長で、7割〜8割が後継社長です。創業社長様の多くは30代・40代の若手経営者で会社を設立してから5年から10年ほど経った方が多いです。経営に前向きで、売り上げを一生懸命増やしていらっしゃいますが、なぜかいつも手元にお金が残らない、というお悩みを持っていらっしゃいます。

また、経営を次世代にバトンタッチしていきたいが、財務があまり良くなく、どのように後継者へ会社を引き継ごうか悩まれていらっしゃる方もいます。

 

ダイヤモンド財務®では具体的に何が学べるのでしょうか?

「ダイヤモンド財務®」とは、社長と会社にお金が残る仕組みづくりをすることによって、永続的成功・発展を支える強い財務状態をいいます。そして、これの究極の形である「4C(フォーシー)経営」についても学ぶことができます。

4C経営とは、ダイヤモンド財務®を実現する4つのキャッシュ戦略のことで、キャッシュリッチで儲かって潰れない会社づくりを実現することができます。会社は、成長すればするほど財務の壁に当たるものです。その際、適切に対処できればもっと豊かになれますが、対処の仕方を間違えると借金だらけになります。

だからこそ、当社は5年後・10年後を見据えた強い会社作りに貢献しています。

 

ここからは舘野社長ご自身のことをお聞かせください。学生時代の頃の思い出を教えてください

中学・高校では、ソフトテニスに打ち込んでいました。

また、祖母からよく「手に職を持った方が自由に生きられるから、国家資格や自信の持てるものを持ちなさい」と言われていました。そのため、職業について早い段階から興味を持っており、子どもの頃に職業診断をしました。その時、公認会計士・税理士などが出てきましたが、幼かったので具体的にどのような仕事かは理解していませんでした。ですが、ぼんやりと人の役にたてる仕事に就きたいと思っていました。

そして、大学では税理士資格の取得を目指し、大学卒業後は、税理士の勉強をしながら働ける職場を探して、経営コンサルティング会社・税理士法人に入社しました。入社の動機は、単なる決算申告などの作業だけではなくて、お客様の課題解決を基軸に仕事ができるところに魅力を感じました。

 

そこではどのようなお仕事をされましたか?

主に、同族会社向けの経営財務・事業承継・企業再生・組織再編・経理改善コンサルティングを中心に、本当にいろいろな経験をさせてもらいました。あとは、上場会社の組織再編や連結納税・決算申告業務、医療法人・社会福祉法人などの様々な事業体にも関わらせてもらいました。

仕事は、ハードでそれなりに大変な毎日でしたが、数えきれないほどのたくさんの経験が出来たのは、今となっては、私の財産です。ただただ感謝しかないです。今でも強く印象に残っているのは、新人時代に先輩からの引き継ぎで担当することになった会社のことです。あたたかい会社の雰囲気や社長さん方の人柄が大好きでした。しかし、引き継いでからわずか1、2ヶ月後、なんとその会社は倒産してしまいました。

当時、私はまだまだヒヨッコで、経営や財務に対する知識も乏しく、倒産を知った時は大きなショックを受けました。「もっと何かできたのでは?」と自問自答する日々が続きました。そして、この経験から最終的に「財務は社長の実務である」という答えに辿り着きました。

いくら情熱を持って働いても、数字やお金の管理をおろそかにしていると、いずれ会社は立ち行かなくなってしまいます。あの時、もっと早く問題に気づき、適切な対応をしていれば、結果は違ったのかもしれません。

そのほかにも、経理担当者の横領・失踪、相続の現場での親子・兄弟間の争い、経営管理体制が整ってなくて、このままだと上場審査通らないから何とかしなければならない切羽詰まった現場などなど、ちょっとあまり公の場ではお話できないような様々なドラマを見てきたからこそ、今の私があると感じています。

 

規模に関わらず、経営課題は多くあるんですね

はい。多くの土壇場の状況問題を見てきたからこそ、課題解決の必要性を感じています。

私は、日頃から「財務は社長の実務である」という考えを、こちらの図を使って説明をしています。

 

 

税理士や経理の担当者は、あくまでも会社の「過去」のお金の流れに沿って会計処理をして、税金計算をします。それに対して、社長は、会社の「未来」に向かって、日々の経営判断をしなければなりません。

同族会社の社長にとっての財務とは、社長と会社の未来に向かって社長と会社にお金が残る仕組みづくりをする「財産管理の実務」です。

その上で大切なのは、「財務戦略は、イコール経営戦略である」ということを理解することにあります。財務は、会社の「未来」をつくるための社長の実務です。社長自らがしっかり財務の実務を実践できなければ、いつまで経っても会社は豊かになりません。

繰り返しになりますが、税理士の先生は、あくまでも税務の専門家です。本当の意味での課題解決を目指すのであれば、「財務」と「税金」は、切り離して考える必要があるのです。とはいえ、多くの社長は、セールスやマーケティング、人材育成や組織づくりには一生懸命、でも、財務はほったらかし…という会社が多いものです。

ですが、実際のところ、お金がなければ、すべての経営課題は解決していきません。何かの経営課題があっても、会社経営という観点でいえば、ほぼ100%お金が解決してくれます。社長が財務を扱わなければ、根本的な課題解決に認識のズレが生じてしまい、いつまでたっても問題は解決していかないのです。

多くの社長が「売上」に注目しがちですが、それよりもお金をどうやって会社に残していくかをしっかりと考えていくことが大事なのです。

 

 

だからこそ、社長のお金の悩みを解決して、サポートする存在が絶対に必要であると考え、創業することにしました。

 

経営者になって大変だったことを教えてください

私は、お客様ゼロの中で起業をしたため、最初はWebサイトを作り、セミナーでの集客を考えました。ところが、こういった分野のことは、まったく経験がなく、何をどの順番で進めていったらいいのかわからず、失敗ばかりでした。

また、これまでセールスらしいセールスをした経験がなかったので、交流会などに参加すると、逆に売り込まれて帰ってくるなど、1年目は、本当に大変でした。ですが、開業して半年ぐらいで1人目のお客様と巡り合うことができたことで、自信がつきました。

 

経営をするなかで大切にしていることは何ですか?

創業時に掲げた「同族社長のお金のお悩みを解決する」ことを忘れないようにしています。お金のせいで起きる悲劇をなくしたいです。社長が豊かになれば、スタッフが豊かになり、取引先や地域も良くなっていきます。だからこそ、社長の理想を叶える究極の財務を実現できるよう、日々精進しています。

 

今後の展望を教えてください

ユメリアコンサルティングという社名には、”夢をリアライズする”という意味が込められています。多くの経営者が抱える”お金の問題”が、夢や目標の実現を妨げる大きな要因となっているのが現実です。私たちの使命は、そんな経営者の支援を通じて、ダイヤモンド財務®メソッドを広めることです。これを実践することで、一人でも多くの社長が夢を現実にできるようにサポートしていきたいと思っています。

ありがたいことに、『舘野先生に出会えたおかげで、会社の未来が明るくなった』『あの時、先生にお世話になって本当に良かった』という言葉を多くの経営者からいただいております。お客様の笑顔が私のやりがいになっています。なので、日本一「ありがとう」を集められる会社にしたいです。

 

経営者の皆様におすすめの書籍はありますか?

スペンサー・ジョンソンさん著書の『チーズはどこへ消えた?』 や 『頂はどこにある?』 は経営者やビジネスパーソンにとってはとても読みやすく、深い哲学的な問いを投げかけてくれる作品です。

短いストーリーで、人生や仕事に対するアプローチの仕方を考えさせられるので、多忙な経営者にもピッタリだと思います。また、『プレゼント』 のような、過去、現在、未来に向き合う視点も大事です。課題解決の方法を哲学的に学べます。

そして、私の経営エッセンスブック『成功する2代目社長が知っている!社長と会社にお金が残る仕組みをつくる、同族会社のための「ダイヤモンド財務®」3つのポイント」もぜひ読んでいただきたいです。経理や会計の知識がなくても、30分程度で読めるよう本質だけをお伝えしています。

数字に対して苦手意識のある方や、初心者の方におすすめの本になっていますので、ぜひご一読ください。

【Amazon URL】

https://www.amazon.co.jp/dp/459403019X

【経営エッセンスブック】

https://www.yumerea.co.jp/books/7358.html

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!