今回は、株式会社スターガレージ代表、久保田 一氏にお話を聞いてきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
株式会社スターガレージ 会社概要
会社名称 | 株式会社スターガレージ |
代表者 | 久保田 一 |
設立 | 2012年12月27日 |
主な事業 | ・AppSEO、AppCROの提供 ・マーケティング、コンサルティング業務 |
社員数 | 20名(取材時、パート、アルバイト含む) |
会社所在地 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-23-4 桑野ビル2F |
会社HP | https://stargarage.jp/ |
聞き手:まずは御社の事業内容について教えてください。
久保田さん:弊社ではASOコンサルティング事業を行っております。
皆さんがよくご存じのSEOはインターネット検索エンジンの最適化のことですが、ASOとはアプリストア検索での検索エンジン最適化のことです。
アプリストア検索での表示順位を上昇させ、自然流入数を増やしながら、アプリのインストール率向上を図る施策で、これを行うには高度なテクニックやノウハウが必要です。
日本初のASOコンサルティング事業を始めた弊社には多くの実績があります。
国内で唯一の「ピュアASO」として、ストア施策のみで順位を上げ、コストのかかるツールの導入を行わず、また広告などとの抱き合わせも行っておりません。
ASOのみでCV率、アプリダウンロード数を大幅に伸ばすことができるのは国内で唯一、弊社のみだと自負しております。
聞き手:ASOで大事なことはなんですか?
久保田さん:どれだけ多くのユーザーに見つけてもらえるか、ということが重要になってきます。
検索の上位に来るだけでなく、アイコンやスクリーンショット、動画を駆使してアプリの存在に気づいてもらい、ユーザーのアプリへの興味をどれだけ惹きつけることができるかが勝負になります。
また、アプリはAmazonや食べログなどと一緒で、評価やレビューもユーザーにとってアプリをインストールするかの大事な判断材料になります。
ユーザーから好意的な評価を得ているアプリほど、さらに新しいユーザーを増やすことに繋がるので、もし評点が低く、レビュー数が少ないのであれば、一刻も早い対策が必要になります。
聞き手:改めて久保田さんのご経歴について教えてください。
久保田さん:元々エンジニアとして勤めていました。
起業としては、先に親会社である株式会社VERVEを創業しており、こちらはシステム開発をメインに行っている会社です。
スターガレージは元々創業者が別におりましたが、M&AでスターガレージをVERVEの子会社にし、そこからどちらの代表もしております。
聞き手:元々久保田さんはASO事業をされようと考えてM&Aをされたのですか?
久保田さん:いいえ。元々別の事業でM&Aを行おうとしていたのですが、仲介業者からスターガレージを紹介していただき、そこで初めてASOというものがあることを知りました。
2008年には国内でiPhoneが発売開始されてM&Aを行った頃には、ちょうどガラケーからスマホに代わる時期で、これからスマホ市場が拡大していけば、確実にニーズが生まれ、開発業務を行っている親会社のVERVEと組めば事業の拡大ができると考えました。
聞き手:創業当時何が大変でしたか?
久保田さん:やはりASOの認知度が低いことですね。
今でこそ競合もいますが、当時はASO事業を日本で弊社しか行っておらず、ご紹介で商談の場をいただいたとしても「聞いたことない、そんなことして意味あるの?」と言われたこともあります。
効果があると言っても、当時は私達以外に比べるものがないので、どうしてもお客様から懐疑的に見られてしまう場面も多くありました。
また、インターネットでサイトを作る場合、SEO対策が必要ということはよく知られ、逆に何もしていないと「ちゃんとSEO対策しなさい」と言われるような環境にはなっておりますが、ASOはまだそこまでに達しておらず、アプリの運営会社のほうでも、まだまだ知らない方がいるのが現状です。
創業当時に比べるとASOの知名度は上がってきたものの、まだまだ頑張らないといけないな、と思います。
聞き手:ASO事業で大変なことはなんですか?
久保田さん:認知度もそうですが、即戦力の人材がいないことです。
ASOについて知っていても、それに特化した人材がいないので、どうしても育成期間が必要になってきます。そのため、人員的拡充がしづらい面があります。
また、ASO事業に携わったことがある人も少ないので、基本的な知識から学んでもらう必要があります。
弊社でクリエイティブな業務を行うデザイナーや、動画担当者は、みんなASOに特化した人材です。コンサルや営業なども同様で、それぞれが専任で業務を行っております。
なぜ専任である必要があるかというと、例えば、本の表紙を作るのが上手な人が、アプリのアイコンのデザインが上手か、というと必ずしもそうではないからです。スマホの小さい画面での見やすさ、スクリーンショットをしたときなど、アプリならではの環境があるため、それに合わせたデザインが必要になり、それに特化したデザインを作れる人が必要となります。
聞き手:今後の展望についてお聞かせください。
久保田さん:スターガレージの認知度というよりも、ASOの認知度を上げていきたいです。
アプリの集客で困っている会社は多く、悩んでいない会社はないと思います。
弊社ではASOはジャンル、規模を問わずに対応可能なので、集客に困っている運営会社さんはお気軽にご相談いただけますと幸いです。
また、私自身仕事をする上では長期的なモチベーションが大事だと考えています。
社員とよく5年後、10年後どうなっていたいか、という話をします。本音を言えばずっとうちで働いていて欲しいですが、みんな目標がバラバラですし、そこを応援できるようなサポートをしていきたいと思います。代表は私ですが、現場で頑張ってくれているスタッフが実務を担っているので、いかに仕事がしやすくモチベーションを高く持てるか、仕事を続けていけるかを考え、社員達の目標を全力で応援したいと考えています。
久保田さんが経営者におすすめする本を教えていただきました!
『デッドライン」トム デマルコ (著) https://amzn.to/32yiMbz
ソフトウェア開発を成功させるためのプロジェクトマネジメントにおける101個の法則を、物語を展開させながらわかりやすく解説した1冊。 本書の著者は、生産性管理やプロジェクト管理、企業文化などに関する講演、執筆、コンサルティングなど幅広い活動を行っているトム・デマルコ。 ソフトウェア開発に関わるプロジェクトは何らかの問題を抱えてしまうものだ。その問題はいつも同じわけではなく、過去のプロジェクトでうまくいったところが問題となってしまう。それは、プロジェクトに関わるすべてのことが問題になりうるということを意味する。多くのプロジェクトのリーダーや管理者はそのことにいつも頭を悩まし続けていなければならない。 多くのツール、手法そして概念がその解決策として取り上げられているが、それだけでは解決しない。プロジェクトを形成するのは人であり、プロジェクトマネジメントに人が占める要因は決して小さくないからだ。本書は、その「人」についてフォーカスを当ててプロジェクトマネジメントを語っている。 |
投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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