今回は株式会社セレッテ代表、上木原 光一郎氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社セレッテ |
代表者 | 上木原光一郎 |
設立 | 2003年4月30日 |
主な事業 | システムエンジニアリングサービス
Webサイト制作 子育て支援サービス コンサルティング |
社員数 | 70名(グループ計)(取材時) |
会社所在地 | 東京都新宿区西新宿3丁目9番7号
フロンティア新宿タワーオフィス3階 |
会社HP | https://www.sarette.jp |
事業内容を教えてください
大手企業の情報システム部や開発部門に当社のシステムエンジニアが参画し、クライアントの開発プロジェクトやシステム運用をサポートしています。クライアントの課題を自分自身の課題として捉え、最善の解決策を共に創造し、双方が価値を高めあえるパートナーであり続けることをモット―としています。
弊社の特徴として子育て支援サービスを展開しています。認定こども園、認可保育園、民間学童の事業所をグループで運営しています。システムのことでお困りのことはもちろんのこと、子育て支援ビジネスでのタイアップが可能です。
現在は事業拡大のため採用活動を積極的に行っております。具体的にはシステム開発の経験や知識のあるシステムエンジニア、保育士・幼稚園教諭資格の有資格者、また資格保有見込みのある方を広く求めております。
子育て支援サービス事業もされているのですね!
子育て世代へのアプローチやマーケティングについてぜひ弊社の専門スタッフにご相談ください。国の少子高齢化を見据え私達が目指す運営は、グローバル人材の育成です。現在認定こども園と学童保育はすでに英語での保育に力を入れております。来期にはグループ全体がインターナショナルスクールになる予定です。
学生時代の思い出を教えてください
大学時代はラグビー部に所属していました。新設大学でしたので部員が主体となりラグビー部を共に作り上げる経験ができた事は私にとっての財産です。誰か一人が頑張るではなくメンバーのそれぞれの役割を果たさないと試合には勝てない。チームの誰一人かけることなく同じ目標に向かって挑戦しないとチームは成立しないのです。この経験は現在も会社運営上で、大事にしているマインドです。
卒業後はどちらに就職したのでしょうか?
大阪の西成に本社があるインフラ会社に入社しました。工事部門でガス管の工事などの施工管理をしていました。体を動かすことで人の役に立てる仕事であることが入社の決め手でした。仕事では自社のみではなくいろんな会社が集まり工事を進める為、様々な方々との交渉はもちろんのこと調整が必要不可欠でした。その中で地元の中小企業の社長と話す機会をたくさんいただいたことが今の自分の基礎になっています。これまでに経験しなかったカルチャーショックを含め、いろんな刺激を受けました。日々さまざまな体験をし、たくさん学ばせていただきました。
その後、転職をされたのでしょうか?
2000年前後、世間はITバブル全盛期でした。ベンチャー企業がどんどん立ち上がる時期でもあり、堀江貴文さんやサイバーエージェントの藤田さんがニュースで取り上げられていた頃です。「私も東京に行けば社長になれるかも!」と一念発起し退職。東京に片道切符で上京しコンサル会社に入社しました。そこから別のコンサル会社に転職し、社長のカバン持ちを2年しました。徐々に自分でビジネスをしてみたいという気持ちが強くなり、2003年に起業しました。当時は資本金1円で株式会社が作れる特例制度がスタートしたので、自分で事業をはじめました。
起業当初からIT事業だったのでしょうか?
設立当初の事業は営業代行をメインとして行っていました。
ITベンチャー企業と大手企業を連携する仕事からスタートしました。ITベンチャーは営業力が足りないので、弊社がベンチャー企業の営業としてサービスや商品を売り込むのです。
その後リーマンショックがあり景気が悪化。取引先のクライアント企業数社からシステムエンジニアが余剰になっていることを伺いました。当時弊社にはコンサルができる人材が在籍していたので、他企業と提携しパッケージ導入コンサルとシステム開発をスタートさせました。この巡り合わせが現在のセレッテの事業の柱になっています。今あらためて当時を思い返してみると最初からITをやりたかった訳ではないのですが、クライアントのお困り事を共に解決したいというスタンスは変わっていないと思います。
社員の採用はどのようにしていったのでしょうか?
当時は会社設立に、取締役が3人、監査1人が必ず必要だったのでコアメンバーとなる役員を採用しました。採用にはとても苦労しました。新卒を採用したいと思っていても、学生さんはメガベンチャーを志望しており、上場している会社と弊社を比較され、選ばれないといけない現実がありました。IT会社は「人」がとても大切です。採用には時に悪戦苦闘しながら、チャレンジし続けました。一例としては、東京で働きたい九州の学生を積極採用を掲げ、大学・専門学校を私自ら訪問し、採用活動を行っていました。当時iOSとAndroidのアプリ開発を自社アプリで作っていたこともあり、未経験からアプリ開発やゲーム開発ができる環境もありました。
新卒で働くメンバーには、将来セレッテ幹部となってほしいとの願いを込めて「将来の代表の右腕求む!」と会社説明会にも必ず自ら参加していました。
採用は大変ですね。他にも大変だったことはありますか?
私は設立時から海外進出を目標にしており、2010年までに海外進出をすると決めていました。念願が叶い、2009年に中国で法人を設立しました。現地のスタッフ、クライアントとの出会いはとても楽しく良い経験でしたが、為替を考えておらず失敗してしまいました。円高の時は良いのですが円安になると大変で5年で撤退。いろんな経験・体験こそ財産です。
子育て支援のサービスはなぜ始めたのでしょうか?
妻がガンで亡くなったことがきっかけです。彼女が運営していた認可外保育園を引き継ぎました。最初は何がなんだか分かりませんでしたが、少しずつ現場で学び現在に至ります。
大変なことが多いですが、とてもポジティブに向き合われているように感じます。上木原社長は生まれつきポジティブ思考なのでしょうか?
今までの経験からポジティブになっていきました。ラグビーの試合で絶対に勝てると思った試合で負けてしまった時に、人生はいつ何が起きるか分からないと学びました。新卒のインフラ会社の仕事では、更生施設出身の方なども多くいて、紆余曲折があり一生懸命生きてる人達にも出会いました。チャレンジして自分の思い通りに行くなんて絶対にないです。しかし絶対うまくいかないこともないのです。だからこそ1度きりの人生、何でも楽しんでやりたいことをやってみた方が良いと思っています。日本の社会は寛容で、命取られなければ何をしたって大丈夫ですから。
今後の展望を教えてください
色々な会社とも提携しながら、チャレンジしていきたいです。日本のみならずオーストラリアやマレーシアなど暖かい地域にまた進出もしたい。鹿児島出身なのもあり、暖かい地域が好きです。
他の経営者の方におすすめする書籍はありますか?
尾田栄一郎さん著書の漫画『ONE PIECE』が好きです。ONE PIECEは会社組織と同じで仲間を味方に付け活かし指針を示していきます。
事業で迷ってることがある時にはONE PIECEの世界を覗いてみるとなにかしらのヒントをもらえるかもしれません。
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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