注目キーワード
  1. 創業
  2. 二代目
  3. 社員
  4. 病気
  5. お金

株式会社Riparia代表取締役CEO 室田 雅貴氏

今回は大学院在籍中に起業した株式会社Riparia代表取締役CEO、室田 雅貴氏にお話を伺ってきました。学生で起業を考えている方には必見のインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

会社名称 株式会社 Riparia ( リペリア )
代表者 代表取締役CEO 室田 雅貴
設立 2019年 9月 3日
主な事業 アプリ・Webサービスの開発・運営
社員数 7名(取材時、インターン・アルバイトを含む)
会社所在地 新潟県新潟市中央区米山2丁目6-7 WorkWith 米山 4D
会社HP https://riparia.jp/

 

ビジョンの「ぼくらに迷う楽しさを」にはどんな意味が込められているんですか?

このビジョンは最近メンバーみんなの目指すべき視座を合わせるために、より伝わりやすい言葉に言語化し直したものです。それまでは「好きな人と好きな場所で好きな暮らしを」というものでした。なぜ言語化し直したかというと、迷ってしまうくらいの可能性を示すことによって、暮らしにおける選択肢を広げることができると思ったからです。

例えば、就職活動中の人が他の会社も見ている中で、株式会社Ripariaに興味を持ってくれたとします。

そのときに「他の会社に決めるつもりだったのに株式会社Ripariaがいるから迷っちゃったじゃん。色々見たけど株式会社Ripariaで働きたくなっちゃったよ」と思ってくれたら嬉しいですね。

私は良いチームを作って色々な仕事をしていきたいと考えています。世界観に共感してもらい、楽しく働ける人がいたらぜひ連絡して欲しいです。

 

大学院在学中に起業をされていますが、昔から起業をしようと考えていたんですか?

全くなかったです。バックグラウンドがエンジニアで、大学から大学院まで6年間プログラミングやサービス開発について学んでいました。その中でエンジニアとして様々な企業でアルバイトやインターンを経験しました。

 

起業しようと考えられたきっかけはなんだったんですか?

エンジニアとしての経験が増えていくなかで、自分で作れるものが増えていきました。

その中で自己満足ではなく、何か世の中の為になる、より多くの人に使ってもらえるようなものを作りたいと考えました。そして、せっかくやるなら法人化してやってみても面白いんじゃないかなと思い、起業しました。

 

起業をするときに迷いなどはなかったんですか?

とにかくやってしまおう! という気持ちが大きかったです。

色々とできることが増えていく中で起業しようかと考えているときに、NPO法人ETIC.のMakers Universityで学ぶ機会があり、同世代でこんなに熱を持って物事に取り組んでいる人がいるんだと刺激になりました。

また、当時は大学院で勉強していましたが、実は入社の1年半前にYahoo!から内定を頂いていたんです。院での研究もありましたが、入社までの間に何かもう1つできないかなと思い、起業してみようという気持ちになりました。

 

就職先をYahoo!に決めた理由はあるんですか?

内定はいくつか頂いてはいたんですが、大き目の会社で安定しているところに入ろうと考えていました。ベンチャーやスタートアップのマインドは自分で起業をするので学べますが、組織が大きくなった時の仕組みを学べるところがいいと思っていました。

実は東京で有名な大企業でも、地方では意外と知られていないことも多いんです。その中でもYahoo!なら幅広い世代の方が知っているものだと思ったので、入社を決めました。

 

 

Yahoo!でお仕事をされながら株式会社Ripariaの経営もされていましたが、何が大変でしたか?

頭の使い方ですかね。ベクトルが違うことを考える必要がありました。時間的にはこなせると思ったことでも、脳みその使い方が違うことをする必要があったのでそれが大変でした。

Yahoo!と株式会社Ripariaは純粋に規模も違えば考えなくてはいけないことも違います。ベンチャー2つならまだいけたかもしれませんが、大手とスタートアップはこんなにも仕事が違うのかと、いい勉強になりました。

 

会社を経営されている中で何が大変でしたか?

独立のタイミングは私1人だったのですが、収益も安定しない中、目先のお金を作りながらやりたいことをやるためのお金の確保が大変でした。

しかし、最近は社員を雇うことができるようになり、チームで戦っていける体制が出来始めたので、自分だけでどうにかしないと、と抱え込むことがなくなりました。

 

お金に関して気を付けていることはなんですか?

今は私が全体のキャッシュフローを見ていて、半年の売上予測はしっかりと立てています。

独立初期からお金周りは結構しっかりと考えてきました。

 

 

今後の展望について教えてください。

弊社のサービス「ともるい」は、実はまだあまり収益化出来ていない事業でして、私の強い想いからやっています。兼業、副業、複業を地方で増やすためにはやはり魅力的な地方企業を増やさないといけません。どうしても東京に一極集中してしまっているので、それが少しでも解消されることを目指しています。

採用のブランディングやPRのお手伝いをしており、副業、複業という選択肢で東京と地方を繋げる役割を果たしたいと思っています。

その為にももっといろんな切り口で事業を広げていきたいと考えています。興味を持ってくれた地方の企業さんにはぜひうちのサービスを使ってほしいです。

また、その為には僕らが幸せに働かなければいけないと思っています。地方の若い企業でちゃんと会社を継続できているところはまだまだ少なくて、やはりどこまでの規模でやりたいかをしっかりと考えないといけないと思います。

 

地方と東京を繋げる具体的な構想がありましたら教えてください

現在、都会の人が地方に関わるきっかけが少ないと感じています。

Iターン、Uターン、Jターン、移住、旅行、ふるさと納税くらいです。私は働くという切り口からしっかりと都会と地方を繋げていきたいと思っています。副業、複業をやればやるほど、地方が好きになる人が多いです。働くだけでなく、移住までもっていけたら面白いなと思っています。実際に人が動くところまでやりたいですね。働き方だけでなく、生活の部分まで道を作ることで、都会と地方をより繋げることができると思います。

 

起業を考えている学生にアドバイスをお願いします

私自身起業をして、助けてくれる人が多かったと思っています。早いうちからやると周りの大人が可愛がってくれるので、一番は「愛される力を身に着ける」ことが大事だと思います。

関わる大人が増えると色々とアドバイス、意見をもらうことがありますが、自分の中の大事な部分、芯は崩さなくてもいいと思います。ですが、義理を通す、お世話になった人にお礼をすることはとても大切なことです。

世の中には沢山大人がいますし、自分ができないところは抱え込まずに早めに頼ってヘルプを出したほうがいいと思います。

 

就職と起業で悩んでいる学生に対して助言をいただきたいです

両方やりたければ両方やっていいと思います。起業1本でやりたかったらやってみてもいいと思います。

ただ、学生起業の成功確度はそれほど高くはないので、個人的には社会人も起業も両方やってみてもいいと思います。あと、考えているなら早く起業するに超したことはありません。私自身も、もっと早く会社を起せば良かったと思っています。学生であればリスクは少ないですし、若いほうが目立てるのでぜひチャレンジしてほしいと思います。

 

経営者におすすめの本はありますか?

佐俣アンリさんの『僕は君の「熱」に投資しよう――ベンチャーキャピタリストが挑発する7日間の特別講義』です。

未だに結構影響を受けていています。読んでいるとちょっと悔しくなる本なのですが、それはやっぱり図星をつかれているからで、色々と刺激を受けています。今でも定期的に読んでいる本です。

国内最大のシードファンド(300億円)を運営する、36歳、若手NO.1ベンチャーキャピタリスト・佐俣アンリ、待望のデビュー著作!
生き方に迷う「若者たち」を圧倒的に肯定し、徹底的に挑発する、仕事論の新しいバイブルが誕生した。
この本から、新時代のSONY、次のメルカリ、そして、今は誰も想像すらできない「未来の会社」が生まれるかもしれない。
べつに起業じゃなくてもかまわない。スポーツでもアートでも、趣味でも社会活動でも、目の前の仕事でも、なんだっていい。
もし君に「熱」があるならば、それを何かに100%ぶつけて、人生をスタートさせよう。

Amazon URL

https://www.amazon.co.jp/dp/4478108706

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!