今回は株式会社 LIFESYNC代表、平田辰徳氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社 LIFESYNC (ライフシンク) |
代表者 | 平田辰徳 |
設立 | 2007年10月1日 創業
2009年 6月5日 設立 |
資本金 | 1億円 |
主な事業 | システム/ソフトウェア企画・開発・運営
ネットワーク/サーバー企画・開発・運営 ITセキュリティ |
社員数 | 162名 ※2022年12月1日現在 |
会社所在地 | 〒108-0073
東京都港区三田3-1-17 Axior三田9F |
会社HP | https://lifesync.co.jp/ |
事業内容について教えてください
私の会社は一般的にシステムインテグレータと呼ばれる分野の事業を行っております。ITの技術で様々な企業や国、自治体などの課題を解決していくのが役割です。ソフトウェア開発やITセキュリティ、サーバー構築、ネットワークエンジニアリングといったITをサポートしています。
学生時代に打ち込んだことはありますか?
朝から晩までベッカーズというファストフード店や居酒屋でアルバイトをして過ごしていました。土曜日・日曜日は朝6時から働いていました。母子家庭で育ったので働かざる得ない状況でしたが、働く事がとても好きでしたね。
起業したきっかけを教えてください
小学校の卒業文集に「社長になる」と書いていたくらい、将来は社長になるんだと勝手に思い込んでいました。高校を卒業してから24歳まで起業資金を貯めるためにフリーターとして働いていました。そこから1年間はIT企業で勤務し、25歳の頃は起業準備をしていました。
そして、26歳で起業をしました。
最初からIT業界で起業することを決めていたのでしょうか?
恥ずかしい話ですが、20歳から24歳の時に様々な業種の企業の採用試験を受けましたが、ほとんど不合格でした。おそらく200社ぐらい採用試験に落ち、その中で採用されたのが3ヶ月無報酬の研修を乗り切ったら就職出来るというIT企業でした。研修終了後は契約社員として働きました。採用されたIT企業で長期的に働いていきたい思ったのですが、会社都合でやめざる得ない形での退職となってしまいました。退職後はどうしていくか考えて、独立の道を選びました。
独立後に大変だったことを教えてください
独立して最初のうちはとても順調でした。しかし1年後リーマンショックが来たことをきっかけに真剣に経営というものを考え始めました。なぜなら、ITでお金を生み出す事が難しく金銭的に大変だったからです。美容商材や育毛剤を仕入れて売ったり、インフルエンザが流行ったので空気清浄機を仕入れたりしていました。
他にも社員が90人程在籍している時に30人の社員が退職する事態が起きてしまいました。その後に30人を採用で補充できましたが自分の経営が良くないのかと考え直すきっかけになりました。
経営当初からビジョンはありましたか?
起業当初は経営のビジョンはなく、ただ経営者になりたいと思っていただけでした。私の母がスナックで働いていて、お客様として社長さんが来て和気藹々としている姿から漠然と社長に憧れを持っていました。しかし実際に社長になり知り合いの会社や飲食店が倒産したのを見て、強い思いや社会に貢献する企業でないと続いていかないと分かっていきました。
そこから社員に持ってほしい理念の25ヶ条を作り始めました。私からも頻繁に企業理念や経営理念を伝えていますし、社員も任意で社員理念の確認として毎月1回勉強会を開いています。
経営をしていると大変な事がありますね。困難なことがあった際はどのように考えるようにしていますか?
経営者として問題に何度も直面すると社長化するのか、問題解決に慣れていきますね。何か困難があっても「まあそういうもんだろうな」と考えるようになりました。
もちろん経営者として会社を運営しているうちに、考え方のマインドは前向きになり、最悪な状況にならないために事前に策を講じるようになっていきます。
経営をしていると様々なことがありますが、今は社員や顧客、周りの仲間も助けてくれ、もし問題が生じてもそれが自身の幸せに関わるかどうかは自分次第ですので、現状を受け止めて前向きに考えています。
今後の展望について教えてください
LIFESYNCがより良く発展していくことが一番の展望です。私が引退後も会社の文化が残って世の中に付加価値をもたらせたら良いと思っています。企業がずっと続くような会社の文化を作って次の世代に繋げたいです。
そのためにも、後継者をしっかり見極め育成していくことやIT事業が世界に通用するように日々技術を向上させていくことに力を入れています。私の役目は会社がずっと長く続くような土台を作ることだと考えています。
他の経営者におすすめの本はありますか?
森信三さん著書の『修身教授録 (致知選書)』です。人間学について書かれています。
自分を正すこともできますし、新入社員に教えていくのも良いですし、経営の本質的なものも見出せる本です。
感銘を受けた一つとして「教育は人を植えていく」という部分です。例えば私が社員に対して、本当に良い教育ができれば私が死んでも教育された社員が良い未来を作れる人になっていきます。そして未来につながって連鎖がしっかりしていくことによって社会がより良くなっていきます。この考え方は経営に通じるものがあると思います。
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投稿者プロフィール
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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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