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株式会社日本デザイン代表 大坪拓摩氏

  • 09/18/2024
  • 09/13/2024
  • 仕事
  • 95回

今回は株式会社日本デザイン代表、大坪拓摩氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

 

会社名称 株式会社日本デザイン
代表者 大坪拓摩
設立 2013年2月18日
主な事業 スクール事業

セミナー事業

クリエイティブ事業

マーケティング事業

社員数 22名(取材時)
会社所在地 東京都豊島区東池袋1-35-3 池袋センタービル2F
会社HP https://japan-design.jp/

 

 

事業内容を教えてください

株式会社日本デザインでは、「日本人の生き方・働き方をより幸せにし、日本をより良い国にする。」ことを理念に、4つの事業を展開しています。

企業向けにはクリエイティブ事業とマーケティング事業を、一般向けにはスクール事業とセミナー事業を行っております。

企業向けの事業では、WebマーケティングとWebプロモーションの受託代行を行なっており、ビジネスプランを一緒に作るところから、マーケティングコンサル、コピーライティング、デザイン制作、動画制作、広告運用、マーケティングオートメーション、構築代行など、ビジネスアイデアを構築する段階から実際の制作まで360度のサポートが可能です。

また、一般向けのサービスではデザインスクールをはじめ、今社会で必要とされている手に職を提供しています。私たちは教育を通じて、日本人の仕事の質を上げ、多様な働き方を選択できるようにし、誰もがそれぞれの理想とする働き方を実現することを目指して事業に取り組んでいます。

 

どうしてマーケティング全般の事業をされているのでしょうか?

13年前のビジネスシーンでは、1つの事業のスペシャリストになることが求められていました。しかし私は1つの事業に特化しているだけでは、時代の変化に対する経営的リスクが払拭されず、クライアントにも結果にコミットできていないのでは、と思うようになり、マーケティングからセールスの売れる瞬間までを網羅できる会社にしていきました。特定分野しか知らないと出来上がるイメージが付かず、完成品や会社のブランディングがバラバラになってしまうことがありますが、情報やスキルが多様になることで完成品のクオリティが上がり、パフォーマンスが高くなります。クライアントへの理解も深まりますので、より良い制作物をスピーディーに完成させることが可能です。

もちろん、お客様にとっても必要なことを一括で依頼できるほうが打ち合わせの回数や工程管理、トータルコストなどの負担が減るのでメリットが大きいと考えています。

Webマーケティング、Webプロモーションでお困りの際は、ぜひ下記までご連絡ください。

https://japan-design.jp/contact/

 

学生時代はどのように過ごしましたか?

小中学生の頃はゲームに熱中していました。高校生はアルバイトに明け暮れていたので、教科書は新品のままロッカーに入っていましたね。しかし高校3年生の試験直前に「大勢の人を喜ばせる、大きな仕事がしたい!」と思うようになり、都市計画を学ぶために武蔵野美術大学 建築学科に入学しました。大学生活では学祭を作るサークルに所属したり、20種以上のバイトをして稼いだお金で、一流のものに触れるようにしたりしていました。

 

学生時代から起業を考えていましたか?

全く考えていませんでした。起業を志したわけではなく、理想の上司がいなかったため、自ら会社を設立しました。社長のメリットは、意思決定ができることくらいで、統計学的に見ても社長が幸せな職業だとは思っていません。私は雇用される方がより幸せだと思っています。

 

どのようなキャリアを歩むのでしょうか?

大学で3年間学んだ後、学生のうちにやってみたかったことをやり切ったことで、早く社会に出たいと思い退学し、就職活動を始めました。その後、建築・設計事務所に入社しました。クリエイティブ業界ではよくある話ではあるのですが、低賃金で拘束時間が長い働き方だったので、とても大変でした。その一方「ものづくり」に携われる幸せや価値を感じていました。

しかし、3ヶ月ほど勤務すると、働いていた会社がお客様に提案するデザインはオシャレで素敵だけれど、実際に住むと不便そうだなと感じたり、建材に対する理解や工夫が行き届いていないと思うようになりました。その時、自分は設計や建築がしたいのではなく、人を幸せにしたかったので、この会社だけで修行を積んでも目的は達成できない、もっと構造的なこと、実務的なことを学びたいと思い、転職をしました。

建築建設部門立ち上げの直後に入社することができたので運が良かったです。

 

大手ゼネコンで働いて良かったことはありますか?

東京ミッドタウンなどの誰もが知っている、日本トップクラスのプロジェクトを担当できたことです。また月400~500時間働いた経験が、今振り返ると武器になっています。上司からは「大坪は何でもやる」と評価していただき、次々と仕事を頂きました。次第に、デベロッパーの役員と商談を決められたり、自分で案件を受発注まで動かせるようになり、21~22歳で40、50代がやるような仕事に挑戦できました。

 

どうして独立を考えたのでしょうか?

しばらく働いていると、大きな会社からヘッドハンティングの話が来ました。ですが、今から数年後に年収1000万を超えるとしても、同じ職場で同じ経験を5年以上も過ごすのは苦痛だと感じました。加えて、今の延長線だと、どこに行っても、会社の看板でしか仕事ができないことに気づいてしまいました。

 

私は建設についての知識を持ってはいますが、自分個人でビルを受注することはできません。それまで自分の可能性の限界を見たいと思って仕事をしていましたが、若いうちに極めたからこそ、未来が見えなくなってしまいました。まずは自分の名前で完結できる働き方にしようと決意し、業界から変えることにしました。そして見つけたのが、デザイナーという仕事です。

まずは仕事を受注し、案件に必要なスキルを身につけていき、独立から半年で月収150万円を達成しました。しかし、自分の幸せは自分のお金の量ではなく、周りの人たちの幸せの量だと気づき、この想いをカタチにするために2013年に会社を設立しました。

 

日本デザインスクールでは最も稼げるWebデザインに絞って教えているとのことですが、それは具体的にどのような内容なのでしょうか?

主にLP(ランディングページ)の制作を教えています。デザイン業務の中には、高単価なもの、低単価なものがあります。ただデザインを作れる、というよりも売れるデザインを理解している方が需要が多く、圧倒的に給与は高くなります。

仕事そのものに優劣はないと考えてはいますが、報酬の面では平等に評価されないというが資本主義の実態です。だからこそ、受講生には自分と同じ苦しみを味わうのでなく、報われる努力だけをして欲しいと思っています。

 

経営していく中で大変だったことを教えてください

経営者は会社のトップなので、育ててくれる人はいませんし、成長意欲がなくなればすぐに止まってしまいます。メンターなどを付けることはできますが、あくまでも参考材料なので、やはり1人で切り拓いていかないといけないのは大変です。社員により良い未来を見せるためにも、自ら先陣を切らなければいけないことが、普通に苦しいと感じますし、大変です。

 

どうやってインプットなどをしているのでしょうか?

常に耳で聞こえるもの、目で見えるものを意識して、その裏側まで理解から推察、検証するようにしています。ニュースで流れる情報ひとつを取っても、なぜこの情報が、なぜ今、なぜこの企業から流れるのか、資金の流れはどうか、など常時考えています。

 

仕事において意識していることはありますか?

仕事で大切にしていることはいくつかあります。まずはスピードです。小学生の頃から、買ったゲームは1日でクリアしたり、試験勉強は本番5分前だけで終わらせたりと、時間管理については意識している方です。

また当社のビジョンである「日本人の生き方・働き方をより幸せにし、日本をより良い国にする。」を常に意識しています。今の時代、今の日本に足りないのは、私たちが生きること、私たちが働くこと、それそのものを幸せにすることです。そのために必要なものを日本人全員に提供できるような事業を作っていきたいです。

また、社員教育では個性を殺さないことを徹底しています。プライベートとビジネスの両方が満たされること、それらを分けるのではなく相乗効果が出せるよう、人格教育に時間とお金をかけています。

 

今後の展望を教えてください

日本を変える会社にすることです。日本人の意識から生活全体を新時代に向けてアップデートできるよう、様々な事業を立ち上げて、幸せな人を増やしていきたいですね。生き方や働き方を変えられるスキルや機会を与えて、常に幸せだと思ってもらえる状況を作りたいです。

また、日本には歴史や神社仏閣、自然など様々な素晴らしい資源がありますが、日本人は日本自体をケアすることを怠っています。そういった、多くの人が見て見ぬふりをしている、日本の問題の本質を見極めて根本解決をしていきたいです。

 

経営者におすすめの本はありますか?

いくつか紹介したい本があります。

1冊目がコヴィー博士の『7つの習慣』です。本自体も素晴らしいので、月に2回ほど社内勉強会を開いていますし、この本を世界中に広めた世界一のコンサルと親しい仲なので広めるお手伝いの意味でも、推薦させてください。

2冊目がヘレンシャックマン『奇跡のコース 第1巻 テキスト―普及版』です。最近、生き方や自己啓発やスピリチュアルの本が多く出てきましたが、それら全てを足しても及ばないくらい、ザ・本質を学べる唯一の本だと思います。

また、私の書籍も役に立つと思うので紹介させてください。

20代で本を出すという自分の夢のひとつとして叶えた、得たい成果を通常の10倍速で叶えるための『時短術』、ビジネスの成果に特化してデザインを学べる『見るだけでデザインセンスが身につく本』です。

 

どれもオススメですので、ぜひご覧ください!

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!