今回は株式会社ジェイクラブ代表、寺西 潤氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社ジェイクラブ |
代表者 | 寺西 潤 |
設立 | 創 業 平成12年11月
設 立 平成17年11月 |
主な事業 | カー用品企画 / 販売/小売/卸売り・レンタカー事業・新車 / 中古車販売
イベント用品企画 / 販売 |
社員数 | 15人(取材時) |
会社所在地 | 大阪府堺市南区野々井280-1 200号 |
会社HP | http://www.j-club.info/bizdomain/
LEGANCE : www.j-club.info Idea : www.idea.jp.net エルレンタカー : www.luxbox.jp |
事業内容を教えてください
株式会社ジェイクラブはハイエースに関する事業を展開しております。主力となっているのが、カスタムパーツの製造販売です。オリジナルブランドの「 LEGANCE (レガンス)」は国内外問わず多くのファンを獲得し、業界内でも有名なパーツブランドにまで成長しました。200系ハイエースを中心に、エアロパーツ、インテリア製品、アルミホイールと数多くの製品を取り扱っています。
その他、レンタカー事業やキャンピングカーの販売も行っております。
レンタカー事業について教えてください
レンタカー事業「エルレンタカー」では大人の遊びと快適な空間をコンセプトとし、ハイエース特別架装車“ファインテックツアラー”をベースに、レガンスが豪華に仕上げた車を気軽に楽しんでいただけるサービスです。最大10人が乗ることができるため、VIPゲストの送迎など、ビジネスシーンでご利用いただくことが多くなっております。
この事業は2019年に東京モーターショーにカスタムデモカーを出展した際、お客様から「こんな素敵な車に乗りたい!」というお声をいただいたことがきっかけで始まりました。ハイエースは所有するには車体が大きく、現実的に買うことが難しい方が多い車種です。そのためハイエースを貸し出すサービスを提供したら面白いのではと2020年の初旬に始めました。
最初は新型コロナウイルスの影響で誰も借り手がいませんでしたが、今後、レンタカーの需要はインバウンドによって増えていくというニュースを見て、少しずつ台数を増やしていきました。また、法改正も後押しし、個人のお客様ではなくツアー事業者に貸し出すことによって、少しずつ売り上げを作れるようになりました。
法人様向けには短期間だけでなく、マンスリー契約もご用意しております。大切なお客様の送迎や、特別な行事の際の移動手段にぜひご活用くださいませ。
ここからは寺西社長のことをお聞かせください。どのような学生時代でしたか?
10代後半~成人まではやんちゃしていましたね。良くも悪くも様々な経験をしたことで人生の勉強になりました。しかしこのままではいけないと感じ、
車関係の仕事をし始めました。
というのも、中学生の頃、将来は車屋の社長、ボクサー、ホストになりたいと思っていたからです。
20歳でホストを経験し、22歳のときにプロテストに落ちたことできっぱりとボクシングを辞めて、25歳ごろに車の業界にはいりました。
元々車がお好きだったんですね
自分でバイクや車を改造するのが好きでしたが、やんちゃをした後は「バニング」というハイエースの改造車に熱中しました。バイト先の人が乗っていたことがきっかけで興味を持ちましたね。
25歳でカスタム車専門の中古車販売店で働き、27歳で独立しました。
中古車販売店で働いていた時、印象に残っている経験はありますか?
社内で唯一のカスタムパーツ開発担当者として働けたことです。自分で改造した車に乗っていましたし、お店でもバニングを取り扱っていたことから、「こういうことやりたい」と伝えたらすぐにOKしてくれました。
若いうちから得意な仕事を任せてもらえる環境だったことは有難かったです。
なぜ独立したのでしょか?
以前大きなニュースにもなりましたが、中古車販売の業界には昔から色々と思うところがあり、嫌気がさしてパーツ専門でやっていきたいと考えたのが独立のきっかけです。
最初個人事業主として働き、その後法人化しましたが、当時はなにも考えていませんでした。
振り返ると、社長になることが目的になってしまっており、後からこれが良くなかったことに気が付きました。
独立後、実は売上で苦労はしませんでした。業界の人からは「感性がある」と評価いただいていますが、自分自身が車好きですし、だからこそお客様の求めるものも分かります。時代の波に上手く乗れていたことも関係していると思いますが、お金で大きな苦労をせずとも事業を続けることができました。
社長になってから苦労したことはありますか?
「人」に関しての苦労は多かったです。
そもそもこの業界はやんちゃしていた人やクセの強い人が多く、いわゆる真面目な人はあまり来ません。
売上もあり、知名度もあるのにも関わらず、社内には常に何かしらの問題があったことが大変でした。
しかし、あるとき「自分が正しい」と思って振る舞ってきたことが根本的な原因であることに気が付きました。
人が育たない、増えない理由は、社長の私に問題があったんです。しかし、どのように解決すれば良いのかもわかりませんでした。その時に他の経営者に相談したところ、勉強会や研修を教えてもらい、通い始めたところ、少しずつ変わっていくことができました。
どのような研修に行かれたのでしょうか?
経営者向けの自己啓発セミナーから始めました。2016年頃から行きはじめ、2018年に集中して参加してから変わり始めました。自分のダメなところに向き合えるようになったからこそ、人も増え、売上も右肩上がりになっていきましたね。
これまでは「自分が正しい」と思っていましたが、それは私の価値観を人に押し付けていただけでした。しかし、他の選択肢があることを知って、周りの声を聴くようになりました。また、社員を大切にすることがいかに経営にとって重要かも学びました。
経営する上で大切にしていることを教えてください
感謝です。まだまだ全然足りていませんが、周りの人に支えてもらっている感謝は返さないといけないと考えています。そして経営者として学び続けなければならないと思っています。人は根本的には変わらないので、気を抜いた瞬間にまた昔のようになってしまう可能性があります。だからこそ、研修に参加して経営者は何をするべきかを日々考えていきたいです。
また時代の変化についていくことも忘れないようにしています。少子化と車離れで車を改造する人が減りますし、近年、自動車メーカーが作った純正のパーツも販売されるようになってきました。だからこそ日本だけでなく、海外にも目を向けるようにしています。去年はマレーシアのカーショーに、タイの代理店と合同で出展したりと様々な取り組みを始めています。
今後の展望を教えてください
日本のものを海外に売っていくのは良いことだと思っています。車に拘らずに、日本の価値あるものを海外に売っていきたいと考えています。
物を売るのではなく、価値を売ることにフォーカスをあてていきたいです。
経営者におすすめの本はありますか?
経営誌『理念と経営』と、安藤広大さんの『リーダーの仮面―「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法』がおすすめです。
私は日総研と識学のハイブリッドで行きたいと思っています。今まで車のカスタムをしてきたように、自分の会社もどんどん良いものを取り入れて成長させていきたいです。
ぜひご覧ください!
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投稿者プロフィール

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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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