今回は医療法人社団一仁会 日本橋インプラントセンター代表、玉木 仁氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 医療法人社団一仁会 日本橋インプラントセンター |
代表者 | 玉木 仁 |
設立 | 2001年 |
主な事業 | インプラント治療 |
社員数 | 13名(取材時) |
会社所在地 | 東京都中央区八重洲1-5-17 香川ビル9F |
会社HP | http://www.implant-tv.net/ |
事業内容を教えてください
医療法人社団一仁会 日本橋インプラントセンターはインプラント専門の歯科医院です。保険診療は一切せずにインプラントだけを取り扱っている日本では珍しい歯科医院となっております。
また、全ての患者様に対して院長が直接治療しているところが当院の大きな特徴だと考えております。インプラントは医師の技量で予後が良くも悪くもなりますが、まだ日本でインプラントが普及していなかった30年以上前から実績を積み重ね、多くの患者様に満足していただいてきました。
独自の切開方法で身体的負担が少ない手術を実現しており、なるべく痛くないように、腫れないように、切る量を少なくしております。そして、当院には技工所も併設されており、連携して作業をすることで独自の技工物を制作することが可能です。
「迷ったら安全を取る」を治療を行う上で一番大切にし、日々患者さんに誠実に向き合っています。
インプラントにご興味ある方は、ぜひこちらのHPをご覧ください!
URL:http://www.implant-tv.net/
学生時時代の思い出はありますか?
昔から理数系の教科が好きで、特に中学校の時、理科を担当する先生の授業が面白く、私もこんな教師になりたいと思い教師を目指していました。昔のドラマでも熱血先生が主役の作品が多く、こういう先生になりたいと憧れていました。そして、新潟大学 教育学部に進学しましたが、教育実習に行ったところ、教育現場や先生と馬が合わないことから、教師になるのを辞めました。
理想と現実は違うことを身を持って体験しましたね。
幼少期の夢を辞めて、次は何を目指されましたか?
歯科医師を目指すべく、新潟大学を再受験して歯学部に入り直し、1993年に卒業しました。
大学時代はバックパッカーに挑戦し危険な経験を通して、度胸が付きましたね。海外の学会や出張がある場合、普通の医師はツアーで旅行しますが、私は自己手配をしますので、バックパッカーとしての経験が役立っていると感じています。
どうして歯学部を志望されたのでしょうか?
歯医者は社会人として早く自立できるからです。弟が医学部を卒業して研修医として勤務していたのですが、医者が1人前になるまでには長い時間がかかることを知っていました。大学を再受験していることもあり、できる限り早く社会で活躍したいという想いから歯科医を志望しました。
そして、歯科医として働き始めてから1年半後に結婚し、義父の経営する歯科医院で働きはじめました。
なぜインプラント専門の歯科医院にしたのでしょうか?
ある時、先輩の歯科医から海外のインプラントの学会に誘われて行った際に、新しい骨結合型タイプのインプラントの技術を見て、こんなすごいものがあるんだと感動したことから、勉強を始めました。
しかし、30年前の日本では歯科医の間で「インプラントは悪魔の治療」と揶揄されており、いくら実績を出して研究を発表したとしても受け入れてもらえずに悔しい思いを沢山経験しました。
ですが、そのフラストレーションがエネルギーとなり、結果を出すことに全力投球することができました。
歯科医院を経営するなかで大変だったことはありますか?
自分だけ一生懸命だったのがキツかったです。仕事に対するモチベーションの差が埋まらないことが大変でした。
歯科医院はチーム医療と言われており、1人では完結できません。そのため、私とスタッフのモチベーションが異なると、日々の業務に支障が出てしまいます。
若かった当時は上手く歯車が回らずに退職者が出てしまうこともありました。
しかし、歯科医院では専門性のあるスタッフが必要なため、人材確保も一筋縄ではいきません。そのため、私の意識を変え、ワンマンで経営していくのではなく、常にチームを大切にしていきました。
特に歯科医院は女性が多いので、私が感情をむき出しにして怒るとそれが退職理由となってしまうこともあります。スタッフを怒って結果が良くなるのであれば私も怒りますが、反対に事態が悪化することを身を持って経験しているので、「経営者は怒ったら負け」ということを肝に銘じています。
加えて、長く働いてもらうためにもスタッフには好きに動いてもらえるように、口出しをあまりしないようになりました。
スタッフが働きやすい環境を整えたのですね
はい。歯科医院で働くスタッフは女性が多いので、福利厚生を整え、100%好きなときに有給休暇を取得できる体制を整えています。また、定時で帰れるようにしており、患者さんがいなければ、早く帰っても良いことにしています。
すると皆さんとてもテキパキと仕事を片付けてくれるようになり、生産性が良くなりました。
当院のスタッフの年齢層は幅広く、個性豊かなスタッフが多いです。歯科衛生士歴が17年の方もいらっしゃったり、親の介護で退職された方も戻ってきてくださったりと勤続年数が長い方も在籍しています。
インプラント専門で保険診療をやっていない、という部分が大きいかと思いますが、仕事をするうえで心に余裕を持ち、力を発揮しなければいけないときにしっかりと集中できる経営ができているからこそ、スタッフからも働きやすい職場だと思って貰えているのだと感じています。
今後の展望を教えてください
集客に力を入れていきたいと考えており、情報発信に注力しています。
インプラントの啓蒙においては、毎月1回の無料説明会を行っています。
安全性を伝えるのはもちろんのこと、風評被害を無くせるように努めています。
またブランディングが大切だと思っており、メディアにも積極的に出演しています。直近ではTEDに出演したり、週刊エコノミストにも掲載されたりしました。WSJ主催の式典The Future of Everything では Next Era Leaders AWARDセレモニーにてLeadership部門を受賞しました。
引き続きメディア露出を増やしていきたいです。
そして採用は引き続き頑張っていきたいです。
今後も出戻りしたいスタッフがいたら大歓迎ですので気軽に連絡をくれると嬉しいです。
他の経営者におすすめの本はありますか?
私が執筆した『1万本治療した名医が実証した長生きインプラント安心のインプラント治療―入れ歯でお困りの方へ』をおすすめします。一般の方に向けているので、分かりやすいと思います。歯の健康は人の寿命に関わってきます。歯を長生きさせるためにはどこを注意すべきか、インプラントする際の歯科医院の選択基準が書かれていますのでぜひご覧ください。
他にも専門医に向けた本『ティッシュレベルインプラント【ベーシック編&アドバンス編】』も執筆しています。
気になった書籍がありましたら、ぜひ一度読んでいただけると嬉しいです。
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投稿者プロフィール

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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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