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株式会社GWF代表 橋谷義仁氏

  • 09/12/2024
  • 09/13/2024
  • 仕事
  • 76回

今回は株式会社GWF代表、橋谷義仁氏にお話を伺ってきました。

「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

会社名称 株式会社GWF
代表者 橋谷 義仁
設立 2019年5月
主な事業 代理店事業、EC運営、商品開発、コンサルティング
社員数 15名(取材時)
会社所在地 大阪府大阪市東淀川区東中島2丁目8−6 新大阪駅前ビル7階
会社HP https://www.gwf.jp/

 

 事業内容を教えてください

株式会社GWFでは自社のEC事業「美と健康のマルシェitscoco -イツココ-」をはじめ、4つの事業を展開しております。

当初はミラブルというシャワーヘッドの一次販売代理店から始まり、正規販売店300社中売上げ1位を獲得しました。その後、お客様の美容や健康に関するお悩みを日々聞く中で、ECサイト「美と健康のマルシェitscoco -イツココ-」を立ち上げました。

イツココでは、化粧品・健康食品メーカーとの取引を続けてきましたが、多くのメーカーが「商品の売り方が分からず、売れない」という課題に直面していることが分かりました。これに対応するため、2024年6月に「顧客育成まるっとEC」をリリースしました。このサービスでは、良い商品を持つお客様の会社でEC部門の一員として、商品のブランド認知度を高め、売上の向上をサポートしています。

 

そして、「美と健康のマルシェitscoco -イツココ-」ではお客様の美容と健康のお悩みに寄り添うことをコンセプトとしており、化粧品や健康食品など暮らしをさらに豊かにする商品を取り扱っております。

ぜひ下記URLよりご覧ください!

https://itscoco.shop/

 

「顧客育成まるっとEC」ではどのような支援をしているのでしょうか?

顧客育成まるっとECでは、サイトのプラットフォームの作成、広告運用、制作物、商品の発送、購入いただいたお客様に対してフォローなど、ECを運営するうえで必要な業務を全て行っています。

私を含め、ミラブルの実績を元にマーケティング各担当者が専門知識と経験を活かし、効果的なプロモーション戦略を立案・実行し、売上や認知拡大の最大化を実現しています。

例えば、メーカーの方がEC部門を社内で立ち上げようとした場合、自分たちで0から始めると担当者に大きな負担がかかるほか、内製化するための費用が大きくのしかかります。当社がECサービスを全て請け負うことで、担当者の負担も無くなり、費用も抑えられるだけでなく、売上アップを実現させることが可能です。実際に、あるクライアント様とは契約が始まった6月19日から7月13日の間で、3.7倍の売り上げをつくることができました。

特に力を入れているのが、CRM(カスタマーリレーションシップ マネジメント)と呼ばれる「顧客関係管理」も当社で行うところです。顧客をファン化していく取り組みをしていくことで、商品や会社のファンを作っていき、お客様と長期的な関係を築くことを実現しています。

弊社が得意としているマーケティングで中小企業と共に「世界に誇れるものづくり日本」の復活を支えていけるよう、邁進しています。

 

顧客育成まるっとECではどのような分野のサポートをしているのでしょうか?

決まった業界は特にありませんが、研究・開発力が強い会社はマーケティングに苦手意識を感じていらっしゃることが多くありますので、そのような企業様にこそ当社がお役に立てると考えております。本気でお客様のことを考え、信頼関係を築き、チームの一員として尽力しています。

現在依頼いただいている多くは、美容や健康に関する商品です。世の中に商品が溢れすぎて何を使えば良いのか消費者も困っており、「みんなが使ってるから」「有名だから」という理由が商品を選ぶ際の基準となっています。だからこそ、お客様に安心して商品を購入いただけるよう、当社では実使用テストを行い、厳しい審査の元、本当に効果があったものだけを採用しています。

 

商品には自信があるがなかなか売れないとお悩みの企業様は、まずはご相談ください。

下記URLから担当 阪本までご連絡ください!

ご相談には橋谷も同席させていただきます。

URL:https://www.gwf.jp/inquiry/

 

学生時代に、将来社長になりたいという夢を持っていましたか?

はい。小学生の頃から社長になるのが夢でした。

小学校5年生の時、私の近所に建設会社の社長の大きな家があり、どうして自分の家とこんなにも違うのだろうと思っていました。そして、社長になれば大きな家が建てられるのではないか、と考えるようになったのが社長になりたいと思ったきっかけです。

ただ、どのような業種で独立したいか、という明確なビジョンはなく、ただ経営者になりたいという夢だけを持っていました。卒業した後も、社長になる夢を持ち続けており、20代は自分の可能性を見つけるために興味のある職種に挑戦しました。キャリアアップをしながら経験を積み、31歳で独立を果たしました。

 

20代の頃に経験をしたことで特に印象に残っている出来事はありますか?

実家が自己破産をしたことです。

父は電気屋を営んでいましたが、人が良すぎる部分があり、営業マンに新商品の仕入れを頼まれると売れるあてもないのに商品を仕入れて在庫が膨らみ常に自転車操業でした。

そして私が上京して3年ほど経った頃「自己破産するしかなくなった」と連絡が入ります。

その後すぐに都内のテレビ局で働いていた兄が訪ねてきて「実家のことは俺がなんとかするから、お前はこのまま東京で頑張って働け。実家のことは気にしなくていい」と言ってくれました。

私も実家の力になりたかったですが、今の私が田舎に戻っても稼げる仕事にすぐにありつけるとも思えず、兄の言葉に甘えて私は東京で稼げる仕事を見つけて仕送りをする決意をしました。当時は独立資金の為にトラックドライバーをしており、もっと稼げる仕事に転職しようと就職情報誌を見ていたら、理想的な歩合給の割合が大きい営業の仕事を見つけました。

何が何でも実家を助けるために稼ぎたい、そのためにどうすればいいのかを真剣に考えて、売れる方法を突き詰めてきたことで、今の私があるのだと思います。

 

どのようなキャリアを歩まれてきましたか?

20代前半の頃から営業会社でハウスクリーニングサービスを売っていました。アメリカでは経営者の8割が営業出身だったと聞いていたこともあり、社長になるための一歩目は営業だと考え、とにかく必死で働きました。

実際に営業として働いて感じたのは、売上げが上がらなければ必死で考えるのみ!ということです。仕組みづくりや言語化することでの再現性を考え抜き、コツコツ実行していきました。そして、営業では商品の付加価値も大切ですが、どこまでいっても「人」で見られるので、人間がどのような生き物かも勉強し、相手の気持ちに寄り添って商談していくことを大切にしていました。今でも営業時代と同様に、お客様に「本当に良い買い物をした」と思ってもらいたい気持ちを大切にしています。

 

会社員時代に仕事をするうえで意識されていたことを教えてください

会社員時代から経営マインドを持つようにしていました。営業時代には部下が1000人いたときもあり、何事も、経営者だったらどうするか?と判断をするようにしていました。給料をもらう立場ではありましたが、給与に依存した甘えた意識はなく、どうしたら売上や組織を拡大していけるか常に意識していました。実際に決裁権や人事権を与えられることがあったので、会社の利益を考えながらしっかりと仕事と向き合ってきました。

 

独立当初の状況を教えてください

独立当初はハウスクリーニング事業がメインでしたが、2018年にミラブルというシャワーヘッドが発売されたことが大きな転機となりました。ミラブルシャワーヘッドを付けただけで油性ペンで書いた落書きが消えるテレビCMを見て衝撃を受けました。油性ペンは油分で出来ています。つまり人間の皮脂油で汚れたお風呂もミラブルシャワーヘッドでキレイになるのでは!?とひらめきました。これをお客様に購入していただければ、お風呂掃除の回数が少なくなり負担が減るのでは。

当時、お風呂のハウスクリーニングは1回につき2万円ほどいただいていましたが、ミラブルシャワーヘッドがあることで、今までお風呂のハウスクリーニングにあてていた予算が浮き、キッチンなどの別の場所の清掃にあてられ家中をキレイにできるので、お客様にもっと喜んでいただけると思い、ミラブルの販売代理店を始めました。

 

なぜECサイトを始めたのでしょうか?

実は、ミラブルの販売にはノルマがあり、ハウスクリーニングのお客様への販売だけでは達成が難しい数でした。どうすればよいかと考えた結果、ECサイトを立ち上げて販売することにしました。しかし、私だけがECの知識を持っていたため、創業社長としての私が会社から独立し、新たに会社を設立することになったのです。

販売を開始して1ヵ月で、前の会社の年商を超える売上を達成しました。ミラブルは仕入れによる在庫を抱える必要があり、その仕入れ額は前会社の3か月分の売上に相当する金額でした。売れなくなったときには会社が立ち行かなくなるリスクが大きいと考え、従業員を路頭に迷わせることだけは避けたかったため、独立を決断しました。これが、私が独立に至った本当の理由です。

その後ECサイトのオープン1ヶ月目でメーカーの年間生産予定台数を超える反響があり、正規代理店300社中売上げ1位を成し遂げました。

 

経営者の仕事で大変だったことはありますか?

経営者になると良い意味でも悪い意味でも、周りに及ぼす影響が無限になると感じています。営業であれば目の前の取引先に限られますが、経営者になると社会的な影響と責任が生じます。その分、可能性も無限大に持つことができ、世の中を変えることも可能です。そういう意味では、世の中を変えるインパクトを残せる経営者に成れるのか?というプレッシャーと日々自問自答しています。それが苦労と言えば苦労ですかね。

本音をいえば、それも楽しんでいるので苦労とは感じていませんけど(笑)

 

今後の展望を教えてください

売上100億円を目標に掲げています。ECの世界は全世界がマーケット対象なので、夢の数字だとは思っていません。実現できるよう、社員一丸となって突き進みます。

 

経営者におすすめの本はありますか?

神田昌典さん著書の『成功者の告白』です。

実際に経営者が経験した成功者に起きる表からは見えない、成功するまでに高確率で起きる失敗や苦労を事実を元に克明に描いた本です。特に起業前や起業したての経営者は是非、読んでもらいたい一冊です。

また私の著書も紹介させていただきたいです。

マーケティングの本質を詰め込んだ『SALES&MARKETING ネットでもリアルでも圧倒的な結果を出すセールスの極意』。この本ではセールスとテクニックの裏にある想いや本質など私が大切にしている部分もしっかり書き起こしています。

また、ぜひご覧ください!

 

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投稿者プロフィール

『社長の履歴書』編集部
『社長の履歴書』編集部
新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!

就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。

代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!