今回は株式会社グロードジャパン代表、花泉裕一郎氏にお話を伺ってきました。
「社長の履歴書」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社グロードジャパン |
代表者 | 花泉裕一郎 |
設立 | 2020年4月24日 |
主な事業 | 1. コワーキングスペース事業
・レンタルスペースの運営・管理 ・シェアオフィス・会議室の提供 ・イベントスペースの運営 2. 飲食事業 ・カフェ&バーの運営 ・フードイベントの企画・運営 ・カフェ伴走支援コンサルティング 3. 不動産事業 ・不動産売買・仲介 ・賃貸管理 ・物件活用コンサルティング 4. IT事業 ・システム開発 ・IT機器の販売・保守 ・デジタルソリューション提供 5. 保険事業 ・少額短期保険 6. 地域創生事業 ・地域活性化イベントの企画・運営 ・コミュニティ形成支援 ・地域連携プロジェクトの推進 |
社員数 | 妻とアルバイト2名(取材時) |
会社所在地 | 千葉県松戸市新松戸3-178-2 1階 |
会社HP | https://groadjapan.com/ |
事業内容のご紹介をお願いします
株式会社グロードジャパンは「人と地域をつなぎ、豊かな暮らしを創造するプラットフォーム」を企業理念として、Coworkingspace Flat Café&Barの運営を軸に事業を展開しています。
Flatは名前の通り、フラットな関係で過ごせる第三の居場所として、仕事や交流の場を提供するカフェ&コワーキングスペースです。集中して仕事や勉強をしたり、カフェでおしゃべりしたり、自分の好きなことや得意なことを披露したり、誰かの挑戦をサポートしたり、コーヒーやお酒を楽しんだり、あなたの家でもない、職場でもない気兼ねなく過ごせる新たな居場所を提供します。
また、カフェ開業コンサルティングも行っています。
カフェ開業に必要な立地選定、商圏分析から、店舗コンセプト、メニュー構成、運営ノウハウまで専門家が6ヶ月間伴走支援しています。
立地選定・商圏分析レポートや賃貸借契約のアドバイスと契約サポート、コンセプト設計、店舗空間デザイン方針策定、メニュー構成検討、オペレーション設計など、カフェ開業に必要な実務的な部分からオーナー様の夢の実現のために邁進しますので、カフェ開業でお困りの方はぜひ下記よりご連絡ください。
https://groadjapan.com/cafe-consulting/
ここからは花泉社長のことをお聞かせください。学生時代に熱中していたことはありますか?
学生時代は水泳、サッカー、卓球、硬式テニスと様々なスポーツを経験し、大学ではラクロス部に入部しました。特に印象に残っているのは大学生活です。4年間、部活動、授業、アルバイトに明け暮れたことで、体力だけは自信がつきました。
学生時代に起業したいと考えたきっかけについて教えてください
元々、とにかく自分で様々なことに挑戦してみたいという強い思いを抱いていました。また、既存の会社の歯車の一つとして働くよりも、自分で事業を創り上げていく方が性に合っていると感じていたことから、将来起業したいと考えるようになりました。
しかし、当時は具体的な事業のアイデアが浮かばず、ビジネス経験もなかったため、まずはパソコンスキルを身につけようと考え、ソフトウェア開発会社に就職しました。
社会人時代に経験したお仕事のなかで、今の仕事に活きていることはありますか?
都内の不動産ディベロッパーの法人営業の経験は今の事業に役立っています。
また、システムエンジニアやオフィスビルの施設管理も携わったことがあるので、店舗運営ではこれまでの経験が全て活かされております。例えば、HPのメンテナンスを自分で出来たり、設備機器の保守も勘所が分かりますし、営業経験は交渉事や契約関係でも役立っています。
起業の経緯を教えてください
私は学生の頃から起業をしたいと考えていましたが、具体的なビジョンを描けないまま社会人になりました。
転機が訪れたのはコロナ禍によるリモートワークの普及です。便利にはなりましたが、オンラインやSNS上でコミュニケーションができないわけではなくとも、どこか孤独感を感じた方が増えた時期だったと記憶しています。ご多分に漏れず、私も大きな戸惑いと物足りなさを実感しました。そして、リアルなコミュニケーションの機会が減ることで、人々が孤独感を覚え、ゆくゆくは社会問題となっていくのではないかと考えました。
このとき、これを解消できる場として家の近くにアットホームな雰囲気のコワーキングスペースを提供することができれば、年代問わず多くの方に喜んでいただけるのではと閃いたことで、具体的な事業プランを作り始めました。
その後、この計画を妻に相談したところ、妻も「自分のお店を持ちたい」という夢を持っていたことを知りました。JALの客室乗務員やレストランで培った経験、接客スキルを活かせる場所を作りたいとのことだったので、だったらカフェを併設したコワーキングスペースを作ろう! と夫婦で気持ちを一つに進めることにしました。
起業してからどのようなことが大変でしたか?
カフェはお客様に来ていただかない限り売上にならないので、集客には苦労しました。
開業した時はコロナ禍だったこともあり、とにかくお客様に来ていただくために様々な施策を実施しました。1つひとつの小さな努力を積み重ねたことで2年目でようやく軌道に乗り始め、3年目で安定した収益を上げられるようになり、4年目となる現在は経営も安定しています。
ちなみに、1、2年目は毎日その日の売上に一喜一憂し、休みなく働いていました。しかし段々と週単位、月単位と視野が広がったことで、今では年単位の視点で経営全体を俯瞰する余裕が出てきました。
カフェは開業後の廃業率が高い事業ですが、経営をするうえでどのようなことを大切にされていらっしゃいますか?
カフェだけで収益をたてないようにしています。なぜなら、カフェだけでなく何かもう1つの事業をかけあわせることで、経営は安定するからです。
現にFlatでは、カフェとコワーキングスペースを掛け合わせています。月額会員などサブスクリプションがあれば収益も安定しますし、人件費の節約もできます。また、チェーン店との差別化もできるのでおすすめです。登記(住所利用)や郵便受付(郵便ポスト利用)、貸しロッカー等の利用もできるように整えたことで、固定客も確保することができました。
また、Flatは地元の皆さんの交流の場です。イベントの開催や地域イベントへの出店・協賛など、必ず地域の皆さんに喜ばれることはなにかを考えて経営しています。
自分達のコンセプトに合った経営から軸をずらさないことが何よりも大切です。
今後の展望を教えてください
Flatはおかげ様で多くのお客様に喜んでいただける場所となりました。
だからこそ、今後はFlatのように、地域密着の人との交流ができるカフェを全国に増やしていきたいと考えています。そのためにも、積極的な情報発信や開業コンサルなど、私達が提供できる全てを使って、カフェ開業をしたい方のご支援に邁進していきます。
経営者におすすめの本を教えてください
著書『カフェだけじゃ生き残れない!~夫婦で作る、カフェ×コワーキングスペースの地域密着拠点』をおすすめします。カフェ経営を目指している方に向けた書籍ですが、地域との交流、サードプレイス作りについても細かくノウハウを記しました。
地元とどのように連携をとるのか、地域に根差したイベントの開催方法、コミュニティーオーナーとしての立ち居振る舞いなどについて知りたい方にはおすすめの1冊です。
ぜひご覧ください!
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投稿者プロフィール

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新入社員を含めたフレッシュなメンバーを中心に、出版サポートの傍らインタビューを行っております!
就活生に近い目線を持ちつつ様々な業種の方との交流を活かし、「社長に聞きたい」ポイントを深掘りしていきます。
代表者様のキャリアを通して、組織の魅力が伝わる記事を発信していけるよう、これからも一生懸命運営してまいります!
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